ミンバのロドビフ記録

ミンバのロドビフ記録

ロッドビルド+フィッシング⇒ロドビフの記録です。
時々、自転車も出てきます。

昨日から作成開始したスクリュー一体型のリールフード。
一晩固めてまだ完全に固化してない状態でまずはバラします。素手じゃびくともしなくて、滑り止め用ゴム手袋を両手につけて思いっきり捻るとスクリューが周り、リールフードと分離。リールシートに残ったままのフードもガンガンと作業台に軽く叩きつけるとぼろっと外れました。



マスキングがちょっと不十分だったのか、色んなとこにエポキシが漏れて固着しかけてました。。、早めに作業して正解。


シールテープを剥がすとリールシートは無傷なので再利用可能。リールフードのスクリューとの接合部に残ったシールテープは逆さこびりついて綺麗に剥がれなさそう。


カッターを使えば綺麗になりそうですが、まだ完全に固化してないのでまだやらない方が良さそう。




一応、スクリューとの結合できることは確認。だけど固定力が貧弱すぎ。そこで完全に固化する前に少しクセをつけるために曲線用マスキングテープで締め上げて固定。



これで完全固化してうまいことハマりが良くなれば良いな。


今日から1週間、オーストラリア、ニュージーランドに出張。結果は帰ってきてからLet’s seeです。


今回からリールシートの作成に入ります。

ベースとするのはDPSリールシート。一番安くてシンプルなリールシート。

 

まずはバラします。特に工具を使うことなく力任せでどうにか外します。

 

さらにここからリールフードのアルミを外します。この作業、正直苦手です。。。

いつもはドライヤーを使って加熱しまくって、Fujiマークのところにマイナスドライバーを押し込んで無理やり外していましたが、どうしても外したプラスチックの部分が変形してしまうので、今日は単に押し出してみようと考えました。

たまたま作業しようと思った時に、家族がお風呂に入りドライヤーを使用中。使い終わるのを待つのが億劫になり、作業台の上にあったアルコールランプで炙れば良いんじゃね?と思い、試しにやってみました。が、全然駄目。ランプで炙ってから熱々の状態になったところで、ちょうどいい太さのカーボンパイプを差し込んで、プラスチック部分をアルミから押し出そうとしましたがびくともしない。

 

結局、ペンチで無理やり引っ張り出しました。出っ張り部分は削るつもりだったけども、ちょっと汚くなりすぎた。。。上手い外し方をご存じの方教えてほしいです。。。

 

さてアルミパーツを外してから、改めてリールシートにはめ直して、試しに自作グリップに今一度挿してみるとこんな感じに。

 

もう狙って作ったかのようにミラクルフィット。本当はアルミを外したところにカーボンロービングを巻いて補強するつもりでいましたが、グリップ側のリールフードはもうこのままエポキシで接着しちゃおうと考えました。

 

まずはリールシートを切断。過去にパーツどりしたリールシートの余りを使用しました。

リールフードのギリギリの位置で切断。

そしてアルミパーツを外す時にペンチで掴んでぼろぼろになった部分をミニ旋盤を使って削り落としました。

削った後に改めてグリップにはめてみるとこんな感じ。虫食いのように隙間こそあれど、ほんとピッタリ。

 

続いて接着。接着はエポキシ接着剤にカーボンパウダーを混ぜ込んだものを使用しました。

リールシートとフード部分も完全には固定されていないので、隙間を開けたところに接着剤を塗り完全に固定。

たっぷり接着剤を塗り、上面の虫食いの穴にも充填。カーボンパウダーを混ぜ込んだのは、ここで色を黒くするため。

 

次はスクリュー側のリールフードの加工。

アルミパーツを外す際に傷をつけた部分を削り落としてから、カーボンロービングを巻き巻き。

カーボンロービングの固定は瞬間接着剤で巻始めと巻終わりならびに要所要所で固定(固定しすぎるとエポキシコーティングがかからないので程々で)。

 

あとはエポキシコーティングすれば良いだけですが、どうせならナットと一体式にしようと考えました。そこで、リールシートを治具として利用。まずはフードを通して、次にナットを入るところまでねじ込みます。

 

その状態でフードをナットに押し付けてマスキングテープをフードの逆側にぐるぐると巻いて、フードの固定位置を決めます。

その後、一旦ナットを緩めて、隙間からエポキシが漏れてもリールシートが駄目にならないようにマスキングテープを1巻して、さらにナットにシリコンスプレーを吹いておきます。

 

ここから再度ナットを締め付けて、フードと密着、固定してからシールテープでナットをぐるぐる巻きに。

ナットの金属部分から飛び出ているフードを固定するための出っ張り部分は、1枚だけでできるだけ薄くでも確実に覆えるように気をつけてシールテープを巻きます。

 

この状態でロッドドライヤーにセットして、まずはカーボンロービングをエポキシコーティング。

全体に十分にエポキシを染み込ませたら、余ったエポキシ液にカーボンパウダーを混ぜ込んで黒色に着色してから、

とろ~りとぶ厚めにスクリューとフードの固定用の突起部分をコーティング。

スクリューの金属部位は覆わないように注意しながらコーティング。どうしてもフードの上にもエポキシ液が乗ってしまうので結局、全体をフード全体を覆う形になりました。

 

この状態でとりあえず一晩固化。明日の朝、ちゃんと外れるかな。。。。

グリップ作成で3つ目の記事です。

前回までで一旦削ってガタを大雑把になくしたところに、カーボンパウダーとカーボンロービングを混ぜ込んだエポキシコーティングを厚めに塗りたくったところまでやりました。

 

 

 

 

硬化後に再度、180番の紙やすりとダイヤモンドヤスリで成形。

 

そこそこ見れる形になってきたのだけど、末端の強度が明らかに足りない。一番最初のカーボンブレードホースを固めた時にエポキシの染み込みが悪かった端っこ部分は、指で抑えるだけで変形するほど柔らかい。予定ではそれを見越して長めに作り、弱い部分は切り落とすつもりだったのだけど、今の段階で長さを測ったところ、端っこギリギリまで使ってようやく18cmほど。174mmのグリップを作ることを目指していたので、端っこの強度を上げる必要があります。加えて削っている最中に、中央のくびれ部分が薄くなりすぎて爪で押さえるとペコペコするようになったので、ここも補強が必要。

 

そこでカーボンロービングの出番。端っこと真中部分を重点的に巻き巻き。巻始めは瞬間接着剤で固定。時折スポットで瞬間接着剤で固定しながら巻ました。本当は全面を巻こうかとおもったけども、高価なカーボンロービングを無駄遣いしたくなかったので、既に十分な強度があるところは省略。

 

 

この上にエポキシコーティング剤を塗り、曲線用マスキングビニールテープで締め上げる。ここもマスキングテープの節約のため、カーボンロービングを巻かなかったところは斜めに巻いて省略。

 

 

その結果できあがったのがこれ。

テープを巻いたところは綺麗に密着してますが、そうでないところは浮いてしまっています。テープをケチらず全面に密着して巻いたほうが良かったかなぁとちょっと後悔。だけどもどうせ削るし良いかなと。。。

目的としていた補強の点は完璧。端っこも真ん中もちょっと押したぐらいじゃへこまない程度に強度を出すことができました。

あとはここからきれいに整えるだけ。

まずは芯棒を抜いて、端面の処理。油粘土が詰まっていますが、そんなのお構い無しで削って、端で飛び出ているカーボンファイバーを平らに。さらに全体的に紙やすりをかけて、カーボンロービングを巻いて凸凹になった表面をならします。

カーボンロービングと、ブレードホースの模様が不規則に見えて、まぁ見方によってはこれはこれで味がある感じに(笑)

 

そして次に中身の油粘土の除去。

芯棒として使っていたブランクの切れっ端で油粘土を掻き出します。上からも下からもやってこそげるだけこそぎ落としました。

 

内壁にたくさんついた油粘土は、食器用洗剤を入れたお湯の中でジャバジャバ濯ぎまくることでほぼほぼ綺麗に除去することができました。

ずっと気になっていた油粘土の表面をコーティングしたUVレジンは行方不明。。。もしかしたらぺりぺりって剥がれたりするかも?と内心期待していましたが、グリップの一部になってしまったのか、油粘土の中に紛れ込んだのか、どこにもそれらしいものは見当たりませんでした。

 

そんなこんなで現状はこんな感じ。写真で見ると凸凹ひどいですが、後1,2回はコーティングするのでそこで多少は気にならなくなるかなと考えています。

 

ただ寸法は酷いもので(笑)、どこも想定通りのサイズにはなっておらず、グリップの断面も真円からは程遠い。

でもまぁ、超ポジティブに捉えればオリジナリティの高い有機的なグリップが出来たと考えられるかなと思ってます。

 

パクリから始まったオリジナルグリップということで(笑)

 

試しにリールシートと合わせてみたら、想定していた組み合わせ方ではないけども、リールフードとミラクルフィット。

良い感じにリールフードと一体構造にできそう。

 

中央がくびれている関係で、ブランクとの固定方法・順番が悩みどころですが、何とか使えそうなグリップができました。

ゴミ箱にポイーってならないで本当に良かった(笑)

 

次はいつものリールフードのカーボンロービングによる巻き巻き補強工程へ。