新しいサービスを世に出すということ | うさぎのきもち

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日常の中での気付きや感動を綴ります。

私はマーケティングの専門家でもなんでもないのですが、
仕事で、新しいサービスを作ろうというときに、
そのターゲットがどんな人なのか、を明確にすることは、とても大事なことで。

つい、多数派のユーザ向けのサービスにしたくなってしまうし、
世の中で、今メジャーだとされている考え方に支持されるようなサービスにしたくなってしまうけど、
でも、本当に自分が価値があると信じているものを作ろうと思ったら、
それは、今の多数派の考えに対して、
「それはちょっと変だな」とか、「本当はこうなったらいいのに」とか思うからこそ
作りたい、作る価値があると思うわけで。

だから、ターゲットは、
今見えている多数派の人たちではなく、
これが欲しいと言ってくれるだろう少数派の人たち。
そして、できることなら、その少数派がもっと増えていくといい。
そう願ってサービスを世に放つ。

既存の多数派におもねらない。好かれようとしない。
たくさん売ることが目的ではない。(ケースバイケースですが、今の私の置かれている状況だと)
価値あるものを提供したい。
そして、「本当はこうしたかったんだ」と思ってくれる人が増えていくことを目指す。
それは、誰もが感じるような明らかな不満ではなく、
「あんまり言わないけど、世の中で言語化されていないけど、思っている人は心の中で思っている」
そういう人に響くようなサービスを作りたい。
そういう人がターゲット。

ターゲットをぶらしてはいけない。

マスマーケティングではなく、
最近聞く、「N1マーケティング」というのは、
こういうことなんじゃないかと思う。
「アーリーアダプター」というほど、メジャーで一般的なニーズじゃないけれど、
「そう思っている人は思っている」
そういうレベルの、共感、同志を募るような思いで、
新しいサービスを世に出すのだと思っています。