子供は本来新しいことを覚えるのが好き | うさぎのきもち

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日常の中での気付きや感動を綴ります。

中学受験に向けて勉強中の小4息子は、
理科社会の成績がいまいちです。
本は好き、ロジカルに考えるのは好き、だから、算数国語はまあまあですが、
理科社会に興味が薄い。
今日の明日でテストがあるときは、短期記憶勝負でまだいけても、
記憶が定着していっていないので、実力テスト的な広範囲になると全然だめ。

理由はうすうす分かっていて、
一緒に勉強している私自身が、
「思考力を問う算数国語に比べて、理科社会は暗記ものだからなー」とか、
「ただ暗記するのはつまらないなー」とか、
「知識詰込み教育はかわいそう」とか、
どこかで思っているからだと思う。
息子には言わないけれど、
そういう態度が、一緒に勉強する中で、きっと伝わってしまっている。
そして、面白くないけど覚えなきゃいけない、という不安感で私自身が焦っていて、
「覚えさせなきゃ!!」というプレッシャーになって息子に伝わってしまっている。
だから、息子がいやいや勉強しているんだと思う。

でも、本来子供は、新しい知識を取り入れるのが好きなはずだと思うんです。
息子だって、小さいころから、大人がびっくりするぐらい、
トーマスやポケモンの何百もあるキャラクターを覚えていた。
それは子供の本能行動なんだと思う。
新しい知識を入れることを億劫になって、面白がれていないのは、大人である私の方なんだ。

だから、私が邪魔しちゃいけない。
私の大人思考に、息子を巻き込んではいけない。
息子に悪影響を与えてはいけない。

一緒に勉強するなら、私自身も面白がって。
社会の地理だったら、
「この山地はどうしてこんな名前なんだろう」とか、
「どうしてこういう地形になってるんだろう」とか、
「どうしてここにはこの工業が発達してるんだろう」とか、
面白いと思うところを、息子に伝えていけばいいんだと思う。
そうしたら、きっと息子も興味を持って、自律的に学んでいくサイクルに乗れるんじゃないか。

そもそも、
「効率的に学びたい」とか、
「これは学ぶ意味があるか」とかいった発想が、大人的でよくない。
効率的に学ばせたい、とか思っちゃうから、
早くやらないと、と焦って、中身に興味を持って学ぶことにのめり込めない。
子供にそんな理屈はない。
ただ、新しいことを覚えることが楽しくて好きなはず。
本能的な知識欲があるはず。
大人の都合で、その子供の持てる力をねじまげてはいけないんだ!!!

ほんとに、これは私が肝に銘じておかなくちゃ。
息子をつまらない大人にしたくない。
いつまでもキッズマインドを持ち続けて、まっすぐ伸びていく子になってほしい。