将来なりたいもの | うさぎのきもち

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日常の中での気付きや感動を綴ります。

小4の息子と、「将来何になりたい?」という話をしていて、
息子曰く、
「漫画描くのは好きだけど、漫画家にはなりたくない。大変だから。
何回も描き直したり、アイデアが沸かなかったり、
3日寝ないで描かなきゃいけなかったりするんだって。
スクリーントーンとか面倒くさいし。」

それに対して私は、
「お金稼ごうと思うから大変なんじゃないの?
ただ好きに描いて、ネットで公開すればいいんじゃない?」
と、反射的に言ってしまってから考えた。

どうなんだろう。
将来なりたいもの=お金稼ぐ仕事
でなくても、必ずしもいいのかもしれない。
「マンガ描く人」なら、今でもなれるよ。
今、すでに君はやっているよ。

好きなことと仕事が一致したら、
それはそれで幸せなことだけれど、
でもそうじゃない選択肢も、今の時代はある気がする。
好きなことをやりながら、生活のために仕事もする、
そういう生き方もあるかもしれない。

「将来、何になりたい」と明確に思い描けないほど、
きっと今とは状況も変化していく。

だから、
「将来何になりたい?」と聞いてしまったけど、
今はただ、やりたいことをちゃんとやってほしい。
うだうだ時間をやり過ごさず、常にやりたいことをちゃんとやってほしい。
その力があれば、仕事をするタイミングになったときに、
きっと何かやれると思うし、自分が得意なことも見えていると思う。

かつての私も、
子供の頃から日記や文章を書くのが好きで、
高3の卒業文集には、「記者になりたい」と書いて、
結局、全然違う職業に就いたけれど、
でもその仕事の中で、言語化する力は生きていて、
今でもこうして好きで文章を書いている。

好きなこと、得意なことをやって、
自分の持っているエネルギーを存分に使って生きてほしい。
「仕事」は活動の一形態でしかない。
「仕事」が人生のすべてではない。