多面体地球儀回転パズル14種を考案した。その1として正多面体5種を紹介する。
1. 正多面体
1.1 正四面体
このモデルは例外として市販のパズルの改造ではない。4つの部品で構成され、回転の仕方によっては形状が正四面体ではなくなる。
揃えた状態
回転の様子
崩した状態
1.2 正六面体 (立方体)
辺を中心に回転させる立方体パズルであるクロミウム•パズル (Cube4You、中国)、別名リトルチョップより改造し、回転面のうち半分を固定した。12の辺のうち6つの辺を中心に立体の半分が回転する。
揃えた状態
回転の様子
崩した状態
元となったクロミウム•パズル
1.3 正八面体
2層のルービックキューブ(YJ、中国)を改造したもの。または正四面体パズルであるピラモルフィクス(ShengShou、中国)2個の部品を入れ替えても作成可能である。8個全ての頂点を中心に立体の半分が回転する。
揃えた状態
回転の様子
崩した状態
元となった2層のルービックキューブ
元となるピラモルフィクス
1.4 正十二面体
2層の正十二面体パズル(LanLan、中国)のステッカーを貼り替えたのみのもの。挙動は2層の十二面体と同一である。回転の仕方によっては形状が正十二面体ではなくなる。30ある辺のうち6つの辺を中心に立体の半分が回転する。
揃えた状態
回転の様子
崩した状態
元となった2層の十二面体パズル
1.5 正二十面体
面を中心に回転できる2層の正十二面体パズルであるキロミンクス(ShengShou、中国)を改造したもの。コーナーオンリー・メガミンクス (VeryPuzzle、中国)からも作成可能である。12箇所全ての頂点を中心として回転する。ほどよく球に近いながら地球儀の柄がよく判別できて美しく仕上がっている。
揃えた状態
回転の様子
崩した状態
元となったキロミンクス
コーナーオンリー・メガミンクス