極楽寺(ごくらくじ)は用明天皇二年(587年)に聖徳太子によって建立したと伝えられている。当初は、常楽寺と称しこの地域の守り神の牛頭天王社(飽波神社)と共に聖徳太子により建てられた。太子没後、常楽寺の勢いは衰えたが、慶長十八年(1613年)の「常楽寺縁起」によると、寛弘三年(1006年)に恵心僧都が夢のお告げによって堂宇を再建した。そして、恵心僧都は、寺の復興は阿弥陀様のおかげであると信じ、寺の名を紫雲山 極楽寺と改めたと伝えられている。

その後、戦国時代や明治初めの廃仏毀釈により、寺は荒れ果てていた。昭和六十二年(1987年)より現在までお堂の修復や建て替えなどを行い、現在に至っている。

 

   御本尊 : 阿弥陀如来

   宗 派 : 真言宗

   所在地 : 奈良県生駒郡安堵町東安堵1453

 

 

本堂

平安時代に造られたとされる阿弥陀如来坐像を安置している。

 

 

 

 

大仏殿

広島大仏(阿弥陀如来坐像)を安置している。

戦後、広島県のお寺で原爆犠牲者を弔う仏様として祀られていたもの。