鍼灸・セラピー いやしろ タオのつぶやき ーうつ病からの脱出ー -25ページ目

鍼灸・セラピー いやしろ タオのつぶやき ーうつ病からの脱出ー

うつ病から脱出するにはどうすべきかをテーマにしています。

今回は同テーマの第3弾です。

著書『なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病』から下記抜粋します。

大人も子どももキレやすい理由

このようなはたらきをするため、アドレナリンは「闘争か逃走か(Fight or Flight)」のホルモンと呼ばれています。

低血糖症では、血糖値を上げるために、これらの攻撃ホルモンが本人の意志とは関係なくとつぜん大量に分必ざれてしまいます。いうなれば低血糖症は、「つねに戦闘モードに入っている状態」なのです。

低血糖症ではさまざまな症状が起こりますが、共通してみられることが多いものとして、イライラしやすい、怒りっぽい、攻撃的である、キレやすいなどの症状があげられます。これはアドレナリンによって起こる感情の変化と同じです。

たとえば、ついさっきまでふつうだったのに、空腹になると人が変わったように怒り出し、暴れたり暴力をふるったりしたにもかかわらず、なにかを食べると(とくにあまいお菓子やジュースなど)、けろっとおさまってしまうという人は結構いらっしゃいます。

月経の前にイライラして攻撃的になったり、逆に憂うつになったりしてしまう月経前症候群(PMS)も、アドレナリンの影響が強いために起こるのです。

最近増加している、青少年による攻撃的な犯罪や非行などの問題にも、これらのホルモンが深く関係していると考えられます。

このように攻撃ホルモンの存在は、人の感情や行動にとても大きな影響をあたえます。人格さえも変えてしまうことがあるのです。

 

「不安」を引き起こすホルモン

また、アドレナリンは攻撃性を高めますがノルアドレナリンはその道で、不安な気持ちやネガティブな感情を引き起こしてしまいます。

パニック障害の人などが、人混みなどに行くと緊張して動悸がしたり、不安な気持ちになったり、恐怖感に襲われたりしてしまう原因のひとつは、このようなホルモンが分泌されることであるといわれています。

また、うつやパニック障害の人で、死にたいという気持ちが強くなり、リストカットなどをして自分を傷つけてしまうのも、これらのホルモンの影響が強いためなのです。

 

あまいものがやめられない理由

低血糖が食欲を引き起こすことは先ほど書きましたが、ここでさらに問題になるのは、血糖値が下がったときに「なにを食べたくなるか」ということです。血糖値が下がりすぎてしまったときに「どうしても野菜や魚やお肉が食べたい!」と思うことはあまりありません。むしょうに「あまいものが食べたくなってしまう」のです。

血糖値が下がった状態というのは、とても不安定な状態です。このような状態から脱出するためには、血糖値を素早く上げなくてはなりません。

血糖値を手っとり早く上げるために、一番適した食べ物はいったいなんでしょうか? ……そう、精製された糖分です。

糖のかたちが単純であればあるほど、吸収が速く血糖値がすぐに上昇するので、低血糖状態から抜け出すには好都合です。

つまり、あまいものなどの精製された糖分を食べることによって、血糖値が下がってしまい、今度はその下がった血糖値を上げるために、また糖分が欲しくなるのです。

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低血糖状態におちいり、脳のエネルギーが低下して頭がまわらなくなっていたり、カテコールアミンの分泌によりイライラして暴力的になっていたり、または落ち込んで憂うつな気分になっているところに、あまいものを飲んだり食べたりすると、下がった血糖値が上昇するので、体は一瞬ホッとします。

血糖値がある一定のレベルにもどってくると、脳が血糖という工ネルギーを安定して得られるようになり、攻撃ホルモンの分泌もおさまるので、肉体的にも精神的にも安定するのです。

糖分をとることで、「脳内麻薬」といわれるエンドルフィンが分泌されることもわかっています。

低血糖時に精製された糖質をとると、血糖値が低下して落ち込んだ不安定な状態、いうなれば「戦闘モード」から、一気に、安定した「安心モード」または「元気モード」に入ります。アメリカには「シュガー・ハイ」という言葉があるそうですが、この言葉のとおり、そのギャップが極端に大きい場合、テンションが上がって「ナチュラル・ハイ」状態に感じるくらいです。

しかし残念ながら、あまいものを食べて血糖値が上がって、ハッピーになって、めでたし、めでたし……。で、話はおわりません。下がった血糖値を上げようとふたたびとった糖質は、また新たなインスリンの分泌を引き起こします。やっと上がった血糖値がまた下がって、結果的に再び低血糖状態になってしまうのです。そしてまたあまいものが食べたくなって、またカテコールアミンが分泌されて……、という悪循環をくりかえすことになります。

つまり、血糖値が下がったからといってそこでまた単純な糖質をとることが、インスリン分泌→低血糖→ホルモンの異常な分泌、という悪循環につながるのです。

体は、低血糖状態から回復したときの「快感」を覚えています。このギャップはいうなれば、麻薬のようなものです。血糖値が下がったら糖分をとればよくなる、と体が覚えたら(本人が自覚しているとはかぎりません)、体は糖分を求めるようになります。

 

以上、抜粋終わり

問題は糖分がまた欲しくなるという、

中毒症状のようになってしまうところが、

糖離れが難しいところです。

普通はこれが中毒症状とは知らないのですから、

すぐに補給してしまいます。

するとまた悪循環が始まります。

ですので、

この悪循環から離脱するには、

正しい知識が必要となります。

そのために今回のテーマの低血糖症を、

参考にしてもらいたいのです。




引用元:うつ病からの脱出ー低血糖症の成り立ち 3ー
今回は同テーマの第2弾です。

著書『なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病』から下記抜粋します。

低血糖は「脳のエネルギー不足」をまねく

血糖値が上がりやすい食べものを多く食べた結果、低血糖症になってしまうと、困ったことが起きてしまいます。

脳は基本的にグルコースしかエネルギーとして利用できない、ということは先ほど書きました。ということは、血糖値が下がると、どうなるのでしょうか?

そう、脳がエネルギー不足になってしまうのです。

脳は40秒でグルコースをつかいきってしまいますから、血糖値が短時間で急激に下がってしまうと脳にエネルギーが十分に供給されないことになってしまいます。

このような血糖値の急降下は脳のエネルギー不足をまねきます。その結果、以下のようないろいろな症状が起こります。

 

うつ症状

やる気がわかない

集中力低下

記憶力低下

頭の回転が鈍い

だるい

疲れやすい

眠い

ぼーっとする

etc・・・

 

このように、精神的な症状の原因となるばかりか、脳細胞がダメージを受けるため、高齢者の認知症の原因になることもあります。

血糖値が低い状態は、とても不安定な状態です。もし血糖値が極端に下がりすぎてしまったら、眠いとかぼーっとするをとおりこして、意識がなくなり、こん睡状態におちいります。脳細胞にエネルギーが供給されないのですから、強い低血糖状態が長く続いたら、脳が障害を受けてしまうこともあります。最悪の場合、死ぬ危険があるのです。

そのくらい、極度の低血糖は人体にとって危険な状態なのです。

 

食べすぎてしまうわけ

もちろん、ちょっとやそっと血糖値が下がったからといってすぐに生命が危険な状態になるほど、人間の体はヤワではありません。ふつうは、血糖値が下がってしまったら、それに反応して血糖値を上げようとするしくみが作動します。

私たち人類には数百万年もの長い間、飢えと戦ってきたという歴史があります。このため、血糖値を下げるしくみはインスリンしかないのに対し、血糖を上げるしくみは私たちの体内にたくさんそなわっているのです。

そのひとつが、「お腹がすく」ということです。

血糖値が下がると、下がった血糖値を上げるために、「なにか食べろ!」という命令が脳から発せられます。これが食欲であり、「お腹がすいた」という感覚なのです。

もちろん低血糖症ではない健康な人でも、お腹はすきます。しかし、血糖値が限度を超えて下がってしまうと、ふつうのお腹のすき方ではなくて、尋常ではないお腹のすき方になってしまうのです。

たとえば、

いくら食べても満足できない

目の前にある食べ物をせんぶ食べきらないと気がすまない

家にある食べものだけでは足りなくて、夜中にコンビニへ走り、大量に買ってきてはぜんぶ食べてしまう

人によっては、太りたくないのでそこまでして食べたものを全部吐いてしまう

という状態になってしまうことがあるのです。

つまり、低血糖は「過剰な食欲」を引き起こし、「過食」を起こす原因になるのです。

とくに過食症の人は、「お腹がすいた!」というスイッチが入ったら最後、目の色が変わってしまい、食べることしか考えられなくなってしまいます。低血糖から脳を守るために、「食べろ!」という命令がかなり強力に発せられるからです。それにくわえて、あとに述べるホルモンの影響もあり、食べる量や内容を自分でコントロールすることができなくなってしまうのです。

 

血糖値を上げる攻撃ホルモン

低血糖状態にさらされたとき、体が持っている血糖値を上げるためのしくみは、「お腹がすく」ということ以外にも、まだまだあります。

「血糖調節のしくみ」の部分でご説明したように、血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありませんが、血糖値を上げるホルモンはたくさんあります。低血糖症では、下がった血糖値を上げようとして、これらのホルモンが分泌されることになります。

この中でとくにいろいろな症状を起こす原因となるホルモンが、アドレナリンとノルアドレナリンです。アドレナリンとノルアドレナリン、およびドーパミンを総称して、カテコールアミンと呼ぶこともあります。

これらのホルモン(おもにアドレナリン)は「攻撃ホルモン」と呼ばれ、おもに副腎髄質というところから、通常、強いストレスにさらされたときに分泌されます。

たとえば、シマウマなどの野生動物が草原を歩いているときに、腹をすかせたライオンにばったり出くわして、目があったとしましょう。その瞬間、シマウマは生命の危険を察知し、アドレナリン・ノルアドレナリンが大量に分泌されます。その結果、瞳孔がひらき、全身の筋肉は緊張し、血管が収縮して心拍数と血圧が上昇します。いうなればその瞬間、シマウマは「戦闘モード」に入るのです。そして、一目散にダッシュして逃げるか、または全神経を集中して戦うのです。

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このように、アドレナリン・ノルアドレナリンは本来、生命の危険にさらされたとき、とっさの瞬発力を発揮して、危険から身をまもるために分泌されるホルモンといえます。

 

以上、抜粋終わり

どうでしょうか?

上記の表の中のような症状が出ることはないでしょうか?

もしあるようでしたら、

低血糖症の問題が隠れている可能性があります。

よく日頃の状態を振り返ってみてくださいね。




引用元:うつ病からの脱出ー低血糖症の成り立ち 2ー
今回のテーマは低血糖症の成り立ちというテーマでお伝えします。

著書『なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病』から下記抜粋します。

血糖値を不要定にさせる食生活

たとえば、あなたはこんなものが好きだったり、よく食べたりしていませんか?

ケーキやチョコレートやクッキー、和菓子などのお菓子類

ジュースやスポーツドリンクなどの清涼飲料水(野菜ジュースも含む)

プリンやゼリーやアイスクリームなどのデザート類

缶コーヒー(無糖のもの以外)

菓子パンや調理パンやドーナツなど

食パンなどのふわふわした白いパン

カップめんなどのインスタント食品

ポテトチップスなどのスナック菓子

砂糖やブドウ糖果糖液糖が入った加工食品

どんぶりめし(白米)に少量のおかず

おにぎりにお茶

サンドイッチにコーヒー

これらはすべて低血糖症を起こしやすい食品であり、食事の内容です。

(食べる頻度や量、体質や生活習慣などが関係しますので、これらのものを食べたからといって必ず低血糖症になるわけではありません)

これらのあまい食べものや飲みもの、スナック菓子やサンドイッチや菓子パン、白米、白パンなどは、おもに糖分(炭水化物)でできています。

これらの食品に共通しているのは精製されていること、つまり、口に入る前からすでにかなり分解された細かい状態になっているということです。ということは、消化に時間がかからないので、糖分が吸収されるのがとても速いのです。このような単純な糖質でできている食べものを多く食べることが、低血糖症になる大きな原因のひとつなのです。米や小麦などの糖分は複合糖質(でんぷん)であり、単糖類(ブドウ糖など)や二糖類(ショ糖など)にくらべれば分子が大きいので吸収がゆっくりなのですが、白米や精製小麦粉のように精製した場合、低血糖症の原因となります。

……と、ここで疑問を感じた人がいらっしゃるかもしれません。

低血糖症とは、血糖値が下がることによって起きてしまう病気であるということは、先ほどご説明したとおりです。ふつうは、「糖分が足りないから、血糖値が下がってしまうのでは?」と考える人が多いと思います。そして逆に、「糖分が多すぎたら血糖値が上がってしまう」と考えてしまいがちだと思います。つまり、単純に「糖分が不足→低血糖」「糖分が過剰→高血糖」と、考えるのが普通ですよね。鉄が足りないから血液中の鉄の濃度が下がるとか、あるビタミンが足りないからそのビタミンの濃度が下がる、というふうに、糖分をたくさん食べると血糖値が上がり、少なすぎると血糖値が下がる、と考えるのがわかりやすいと思います。

しかし、人間の体はそんなに単純なものではありません。

じつはここが、低血糖症を理解するための重要なポイントなのです。

 

血糖値が不安定になる理由

たしかに、飢餓状態などでほんとうに長い間飲んだり食べたりできないときには、体に糖分が補給されないことによって、血糖値が下がります。しかし、現代人を苦しめている低血糖症は、むしろその逆の理由で起きているのです。

砂糖やお菓子や清涼飲料水などの精製された糖分は、すでに分解されてかなり細かくなった状態のため、とてもすばやく吸収されてしまい、血糖値が急速に上昇してしまいます。血糖値が高い状態が長く続くと糖尿病になるくらいですから、血糖値が上がりすぎるのは人体にとって当然よくありません。

ですので、血糖値が上がると、今度は当然、血糖値を下げようとする反応が起こります。つまり、インスリンが分泌されるのです。血糖値を上げるホルモンは数あれど、血糖値を下げるためにはたらくものは体の中でインスリンしかないということを思い出してください。

インスリンは、血糖値の上昇の虔合いによって、その分泌のされ方が変わります。つまり、血糖値の上昇の速度が速ければ速いほど、または血糖値が高くなればなるほど、それを下げようとするために、インスリンがたくさん分泌されることになるのです。

過剰に分泌されたインスリンは、血糖値の急降下を招きます。つまり、精製された糖分を飲んだり食べたりすることが、血糖値の急上昇をまねき、インスリンが出すぎてしまうために、結果的に低血糖になってしまうのです。

簡単に書くと、こうなります。

 

精製された糖分の大量・または頻繁な摂取



血糖値の急激な上昇



インスリンの過剰な分泌



低血糖

 

もちろん、「血糖値が下がること=低血糖症」、というわけではありません。血糖値が下がること自体は健康な人でも起こりうることです。しかし、このような状態が頻繁に起こることにより、ホメオスターシスによって厳密におこなわれるべき血糖のコントロールが、だんだんうまくおこなわれなくなってしまいます。

そしてこの「血糖値のコントロールの乱れ」が原因でいろいろな症状が起きている場合を、「機能性低血糖症」というのです。

 

以上、抜粋終わり

簡単に言うと、

長期間に渡って、

血糖値の乱高下を繰り返していると、

コントロール機能が狂って、

低血糖症になってしまうということです。




引用元:うつ病からの脱出ー低血糖症の成り立ち 1ー