KCM-ODのこのルックス、カッコいいですよね。まさしくケンタウルス。
ゲインとアウトプットの位置が逆ですが、ケンタウルスをひと回り小さくした
日本製のオーバードライブです。スタジオデイドリームはJRM-ODという
JanRayオーバードライブのコピーを持っています。
これはケンタウルスのコピーですが、細かい調整もできる優れもの。
本物のケンタウルスは私が試奏した時は26万円位なのが、今は50万円超え!
最も高価なオーバードライブと言われ、コピーエフェクターがたくさん発売されています。
ムック本を持っているんですが、この手のオーバードライブはメインの歪み音でも
使用できますが、クリーンブースト的に使用するのがベスト、他の歪み音の補助的が
効果を発揮するそうなので、繋ぐ位置を色々変えながら、1番の好みの音になった組み合わせは
KCM-OD→ヴェムラムファズ→ボスJB-2。
ファズをONにしてKCM-ODのゲインを0、アウトプットとトレブルを調整すると、なんと音に厚みが加わりぐっと前に出ます。ファズをOFFにしてJB-2(ブルースドライバーモード)でONにすると
これまた違った、いい感じのジャリジャリ感がでます。(この音で今回の「春だったね'97」の動画を録りました)
3個全部ONにすると艶とコシとハリがある音で、気持ち良くソロが弾けます。KCM-ODがないと全然違いました。
その状態からギターのボリュームを絞ると、鈴鳴りクリーントーンが。
これはヴェムラムファズのいい所で、ブルースドライバーとの相性もいいです。
JB-2にはJHSのオーバードライブも入ってますので最強です。
3個の組み合わせで、クリーン、クランチ、ソロができますし、全部ONにしても
ノイズも少なく、ギターのボリュームでクリーン、クランチ、ソロもできるという
まさしく理想な音に近づきました。
ヴェムラムファズをメインに上段下段に2個の歪みを繋げるのは、YOASOBIのサポートギタリスト、
AssH氏のセッテイングを参考にしました。
「(マルチではなく)コンパクトエフェクターを使用してライン1発録りの音作り」をずっと自分なりに
研究していましたが、やっとここまで来れました。
ライン録りにはZOOMのマルチストンプはやはり必要ですが、使用しているのはチューナー、アンプヘッドと
ノイズリダクションだけですから、ヘッドホンから聴こえる音とマルチストンプを使用しなくてもアンプから出てくる音があまり変わらないのも安心しました。
ジャズマスター、SSHストラト、レスポールでも鳴らしましたが、かなりリアルな音になってます。
まだまだ細かい変更はあるかと思いますが、気持ちはスッキリしましたね。ずいぶん時間がかかりましたが。
まあ本当は1個のコンパクトエフェクターで音作りができればいいんですが、やはりそれは無理かな?