自分とのアイデア合戦。
以前は、、(何年か前までは)
若い頃の自分とアイデア合戦をしたら、
負ける気がしたり、
今の自分を否定されるような気がしたりして、
嫌だったのだが、
今は、
高校生の時の自分。
大学生の時の自分。
社会人1年目の自分。
らと、アイデア合戦をしても、
負ける気がしなくなった。
もちろん、単純に「不発」も込みの「数勝負」をしたら、
負けるだろうが、その「アイデア合戦」には、
意味がないと、今なら、若い自分に、言って、やれるだろう。
「アタリを出す」という位置に立てば、
「歳をとる」ということは、プラスに働く。
なぜなら、
経験が増せば、増すほどに、
組み合わせ可能な、もとネタが増えるから。
だから、
「アイデア」で、若い自分に、負ける気がしない。
進化は、増設、増設、増設。
遺伝子に内包されている情報は、
ものすごく大量で、
その、ほとんどは、使われないもの、ばかり。
その内の、ごく一部が、発現して、
その生体を、成す。
なんで?
と、ずっと、思ってたのだけど、
要するに、有史以来、生命35億年。
増設、増設、で、
やってきた、から、なのだろう。
と、今朝、ふと、思った。
原核生物の、増設の果てが、
哺乳類であり、
ヒト属だと、いうことか。
どう、違うことをやってやろうか。
企画者なのだから、
どう、違うことをやってやろうか、とか。
どう、他をだし抜いてやろうか、とか。
どう、裏をかいてやろうか、とか。
そういう、ところに、心血を注ぐべき、だろう。
イージーで、新しい組み合わせのない、単なる「なぞり」は、
意地でも、避けるべきだし、
恥じるべき、だと、思う。
撮影、編集、大好き。
大規模でも、小規模でも、
撮影というものは、面白い。
撮影すると、
「現実」が、編集可能な「素材」、として
取り込めるように、なるから面白い。
撮影、即編集というのも、 面白い。
編集は、カットをつなぎ換えるたびに、
意味が変わって見える、から、面白い。
「素材」の編集を変えると、
「概念」が、変わって見えるのだから、
これは、
たまらなく面白い。
待ったら、負け。
待つのは、純然たる時間の無駄。
待つと、判断も鈍る。
どんな仕事も、「待ったら、負け。」
いかに、待たないように、工夫するか。
と、いいつつ、人を待たせてしまうのは、
しょっちゅう、なのですが。