たまにいろいろな方々からご質問のメッセージをいただきます。
今日はその一つを紹介しますね。
先日いただいたメッセージは、長年やってきたポジションを変えられたのですが、悲しむ娘にどんなアドバイスをしたら良いですか?ということでした。
バレーボールを長年教えていると、セッターで育てようとしてきたが、セッターのセンスがないことに気がついたり、リーダーシップがなかったり、パス力がつかなかったりして、ポジションを変えたりすることがあります。
アタッカーで育てようと思ったら意外とジャンプ力が伸びなかったり、身長が意外と伸びなかったり、肩が弱かったりするので、セッターに変えたり、レシーバーに変えたりするのは、どんな指導者にも経験があるでしょうし、競争力が働くチームでは、それは日常茶飯事でしょう。
そんな時に、当事者である選手はどんな気持ちになるでしょうか。
もちろん悲しむ選手、戸惑う選手、新しいことにチャレンジできると前向きに考える選手とさまざまだと思います。
強いチームになればなるほど、選手一人ひとりの気持ちに寄り添ってポジションを決めるのではなく、チーム力を上げるために選手個々の能力に応じて適正配置をしていることでしょう。
選手一人ひとりの気持ちに寄り添ってポジションを決めるべきというのはもちろん多少は考えるでしょうが、強いチームになればなるほど、チーム力を優先しますので、なかなか考えられないのではないでしょうか。
個人競技ではありませんから、それは仕方のないことだと思うしかありません。
チームとして他と勝負をするわけですから、勝つためにいろいろと工夫を凝らしていると割り切るしかありません。
また、ポジション変更ならいいのですが、下手すると先発メンバーから外れたり、逆にいきなり先発に抜擢される場合もあります。
チームが強く、メンバーが多ければ多いほど、『私はレギュラー』の保証は全くないのです。
外された選手がいたら、明日は我が身かと思って頑張るしかないですね。
小学生チームの中で非常にメンバーが少ない場合は意外とポジションもレギュラーも固定される場合が多いというか、固定せざるを得ないというか。
それは仕方のないパターンですね。
さて、話は長くなりましたが、では子どもがポジションを変えられた時や、先発から外れた時は、保護者としてどんなアドバイスをしてあげればいいのでしょうか?
『あなたの方が上手いのにね。監督、見る目がないんだよ、ダメ監督!もうやめたら?』と言いますか?なんか言ってる保護者も多いような気がしますが、まず子どもがバレーボールを辞めたくなるパターンです。
あなたはいかがですか?
『あんたが下手だからだよ!ばっかねえ、もっとがんばんな』
これは傷口に塩を塗るタイプですね。子どものやる気を削ぎます。ダメです。
『そっかあ、そりゃあ頑張るしかないね、ファイト~いっば~つ』
そんな突き放しでは、子どもは保護者に相談しなくなります。ダメです。
では、どんな言葉がけをすれば子どもがやる気になり、指導者と子どもの関係も維持されるのでしょうか?
正解はないと思いますが、私はベターな回答があると思ってますよ。
もし子どもから、愚痴だったり、そんな悩みを打ち明けられたら。
そのベターな回答は?
さあ、皆さんご存知ですよね。
だから確認になりますが、それは次回です。