メランコリア~僕らの幸せの方程式  ★★★☆

 

 

キャスト

 

イム・スジョン

イ・ドヒョン

チン・ギヨン

チェ・デフン

ウ・ダビ

 

 

 

 

 

2017年

数学を愛する数学教師のチ・ユンス(イム・スジョン)

列車で青年とカバンを取り違える

後日、カバンを交換するが青年は

ユンスの赴任先アソン高校に通う数学の天才

ペク・スンユ(イ・ドヒョン)だった

 

 

 

ある日、ユンスは高校で

数学サークル“カルキュラス”を作るための

選抜問題を出題し

誰一人解けなかった難題を

簡単に解いたスンユと再会した

 

 

 

数学オリンピック中高生大会の開催で

娘ソン・イェリン(ウ・ダビ)を

アソン高校の代表にしたいソン・ミンジュン(チャン・ヒョソン)

教務部長ノ・ジョンア(チン・ギヨン)は国会議員であるミンジュンに

便宜を図らせ、アソン高校を英才学校に認定させようとしていた

 

スンユはある出来事から8年間

閉じ込めてきた数学への思いを

ユンスと出会ったことで取り戻し始める

 

 

コンクールで満点を取ったスンユとイェリンは

大会への出場が決定する

ユンスは2人に数学のスピーチを準備させるが

テーマが決まらないスンユを

療養所にいる数学者だった父(オ・グァンノク)と会わせる

 

大会はイェリンを優勝させる為のものだったと知り

ユンスは愕然とする

ユンスは大会に備え、スンユと済州島の展示会へいく

同じく母親(ピョン・ジョンス)と済州島に来ていたイェリンは

空港で親密そうな2人を目撃し写真を撮る

 

 

 

2人の姿を見ていたユンスの婚約者リュ・ソンジェ(チェ・テフン)は

スンユのユンスへの思いに嫉妬心を抱く

大会で大統領賞を受賞したイェリンは

審査員の力が働いた疑いで報道されてしまう

 

 

ユンスへの思いが溢れるスンユだが

ユンスの結婚式の日取りが決まり・・・

ところが結婚式当日

式場のスクリーンにユンスとスンユの写真が映され・・・

 

 

生徒との関係を非難され

ユンスはアソン高校を追われる

 

2021年

スンユは数学界のノーベル賞であるルシファー賞を受賞

数学者になりサンム塾で働くユンスと再会

ある日 スンユはアソン数学芸術英才学校の

校長に就任したジョンアに呼び出され

アソンの数学教師として働き始める

 

 

ユンスは頑なにスンユを拒否

ユンスはジョンアが裏で行っている不祥事を暴露すべく奮闘していたが

アソン英才学校の不正入試疑惑が報道される

スンユの内部告発だと気付いたユンス

 

 

数学教師のハン・ミョンジン(アン・サンウ)を

収賄容疑で懲戒処分したジョンアは

スンユとユンスがアソンの不正を暴いていると感づく

 

 

 

スンユは4年前のスキャンダルの真相を証明すると公言

一方のユンスはジョンアをアソン財団から引きずり下ろすための

有力な情報をヨヌに渡す

そしてスンユはアソン高校の不正を告発し

ユンスの潔白を証明しようとするが録音データのため困難に・・・

 

スンユは懲戒委員会に出席した後

頭から血を流しながら美術室に倒れているシアンを発見し病院に連れて行く

目撃者の証言からジョンアの娘ジナ(キム・ジヨン)が関係していると知り・・・

 

 

ジョンアに関する数々の不正が明るみに出る中

中間試験の問題が流出していた事実が発覚する

スンユは教育庁の前に集まったマスコミに対してアソン高校の不正を告発

ついに2人の潔白が世間に証明される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想は・・・

 

 

 

 

 

 

もうすぐ死にます」でイ・ドヒョンを見たばかり

 

 

ホヤホヤの状態で今度は数学の天才

数学オリンピックとかいう大会

韓国では何度か耳にしましたが

雪の女王」を思い出しました

ヒョンビンは友達の自殺でボクシングのほうへ・・・

 

 

高校生のイ・ドヒョンが焦がれるのが数学教師イム・スジョン

彼女この時42歳、見えないね~😅

 

イム・スジョンといえばウンチェ

ごめん、愛してる

 

 

あれから20年

チョン・ギョンホは変わりましたが

イム・スジョンは変わらないような

 

 

数学を通じて生徒と教師の切ない恋かと思いきや

いつものことですが権力者の子どもを優遇する不正

政治家を利用してエリート学校へ向かう名誉欲

チン・ギヨン熱演で

学校の不正を暴くシーンが大きかった😅

 

暴く目的は

濡れ衣でユンスを非難し学校を追いやった復讐?

 

 

真が偽になることも

偽が真になることもある

 

数学の問題を解いているとき

黒板やボードに訳のわからない公式を

ずら~っと書いたりするシーンもきれいなOSTも

チン・ギヨンに押されて印象が薄くなったと言う感じ😅

 

 

この問題に恋しないで

数学者は問題が解けても幸せにならないし

解けなくても不幸にもならない

じゃあなぜ数学者は解き続ける?

問題を解くときのときめきや興奮、不安

解けたかどうかより

没頭するあの瞬間を感じるためでは?

 

”証明”は中学で初めて出会うんでしたっけ・・・

苦手だわあ

スラスラ解けたら気持ちいいんだろうな

数学を専攻している人は日々証明に向き合っているのか・・・

美しい証明とかあるのでしょうね

 

 

日本の江戸時代の算術・和算では

証明と呼ばれる考え方がなかったから

高度に発展していたにもかかわらず

近代的な数学(ヨーロッパ数学)に

引き継がれた部分が少なかったらしいです

 

 

ユンスを一生懸命守ろうとする

スンユの姿は良かったけど!

にしても

スンユとユンス

お互いを逆さまから読んだ名前にしてあるのは

数学の方程式と関係あるのかしら?

 

日本の映画で「博士が愛した数式」

数字には意味があって

それを見てから

ふと目にした数字

デジタル時計なら5:55とか1:23とか

数字がそろっていると

何かいいことが起こりそうで少し嬉しくなる😅

 

 

 

数学を背景にOSTもよく

良い雰囲気だったのですが

とにかくチン・ギヨンの活躍が印象に残りすぎた😅

 

親の欲、本人にもありますが

親の見栄や虚栄でそういう風にするしかない子どもたちが

正しい方向へ戻そうとする姿も痛かった