

小野篁:私はおまえの付属物。おまえがそうであるように、私もまた人理の投げかける影に過ぎない
桜雪:だから・・・何だと言うのです?
小野篁:・・・私は真実の父ではないのだ。

小野篁:贈り物をされる謂れはない。想いは不要…二度と斯様なことで喚び出すな。判ったな?小町
小野小町:・・・・・・お父、さま・・・
桜雪:・・・付属物だから受け取らない?ふざけてます…ね・・・貴方・・・彼女がどんな想いでそれを作ったのか…知っています、か?私の真実のお父様はもういません・・・いるのは、猫の世界に辿り着く前のお父様です。異世界の神にして、三神一体の神・・・それが今の私のお父様です。そのお父様でも私のプレゼントは受け取るでしょう・・・お前の父はもういないから、お前のプレゼントは受け取らないとは言いません・・・
小野小町:桜雪さま・・・
桜雪:付属物だから受け取らない?そういうの、私は嫌いなんです・・・私たちに負けたら…その想いをちゃんと受け取りなさい・・・いいです…ね!
小野篁:!?(速いっ!)
桜雪:良い反応です・・・さすがはサーヴァントといったところでしょうか?
小野篁:なるほど・・・余程の手練と見たが
桜雪:えぇ、猫の世界の六神将とは、軍神…そして私は太陽神と破壊神の間に産まれた神の子・・・
小野篁:太陽と破壊・・・そうか、生まれながらの神という者か
桜雪:私を本気で怒らせたのは・・・姉のナナ以来…二人目です・・・お覚悟はよろしいですね?小野篁・・・行きますよ?私と共に戦うのです…覚悟を見せなさい!
小野小町:は、はいっ!
小野篁:・・・・・・
・管制室
ムニエル:!?戦闘が開始されましたっ!
ダ・ヴィンチ:な、なんてことだっ!ぐだ子ちゃんはいないし、こぼらちゃんもいない・・・ヒロこぼらちゃん…ヒロこぼらちゃんはいる!?
ムニエル:先程までは・・・ですが、今はいないようです!
ゴルドルフ:誰かいないのかねぇ!?サーヴァントはどうだ?
ダ・ヴィンチ:マスターがいない時のサーヴァントは魔力供給の都合で一部を除き出払ってる…六神将桜雪に勝てる者は常駐してない・・・というか、仮にサーヴァントがいたとしても、今のカルデアのサーヴァントの中に彼女に勝てる者はいないね・・・
ゴルドルフ:!?
ダ・ヴィンチ:いるのは猫の組織のサーヴァントのみ・・・こぼらちゃんやヒロこぼらちゃんがいないとなると…
ゴルドルフ:そ、それなら出動要請してはどうかね!?猫がいない時のためにサーヴァントの秘書がいるはずだ!
ムニエル:だ、ダメです!梁山泊の闇のコヤンスカヤ、アヴェレンジャーのBBはいません!光のコヤンスカヤはポホヨラから行方不明です!
ゴルドルフ:な、何だとぉ!?
ダ・ヴィンチ(・・・三勢力の秘書までもがいないのかっ!どうする・・・)
ムニエル:!?いました!今、カルデアに桜花がいます!
ダ・ヴィンチ:桜花ちゃん!?ドバイに行ったはずだよね!?
ムニエル:判りませんが・・・この反応は間違いありません!
ゴルドルフ:渡りに舟とはこのことだ!ベーコンをやるから協力しろと伝えろぉ!
ダ・ヴィンチ:桜花ちゃん・・・ってことは…あの最強集団にカルデアの窮地を伝えるのか…
ゴルドルフ:仕方あるまい!艦が破壊、またはあのアヴェレンジャーが暴れまくるよりは遥かに理性的でマシだ!
ダ・ヴィンチ:確かにその通りだ。仕方ない、ムニエルくん、急いで桜花ちゃんと連絡取って!
ムニエル:了解!
The end
出演
小野小町
小野篁
次回3月11日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪