
これはカルデアが猫の伝承と休戦協定締結…JOKER、アークがドバイへ向かった後の物語である。
ダ・ヴィンチ:ふぅ・・・休戦協定を結べて良かったよ…君らと争ってる余裕・・・ないからね
桜雪:・・・・・・(じーっ)
ダ・ヴィンチ:・・・ん?
ゴルドルフ:な、なにかな?もしかして、ニヒルな私に一目惚れ…とか・・・
徒桜:ないな(即答)
桜月:ないない(即答)
桜雪:あの・・・
ゴルドルフ:コホン・・・な、なにかな?
桜雪:休戦協定の条件、1つ追加します。
ゴルドルフ:は?な、なんだとぅ!?
ダ・ヴィンチ:ちなみに何を?極秘扱いのレイシフト先を教えたんだ。対等な条件だと思うけど…
桜雪:実利がないので・・・
ダ・ヴィンチ:実利?
桜雪:この方が所持している・・・
ゴルドルフ:わ、私ぃ!?聖杯とでも言うつもりか!
ダ・ヴィンチ(やはり、目をつけてきたか)
ゴルドルフ:あれはダメだ!割に合わなさすぎる!
桜雪:聖杯?そんなの私たちにはガラクタ…私たちの世界の聖杯ならともかく・・・異世界の願望器に興味はこれっぽっちもありません
ダ・ヴィンチ:では、なにを・・・
桜雪:ベーコンを所望します!今直ぐ!ここに持って来てください!
全員:!?
エターナル:ベーコン?あはは!いいね〜桜雪ちゃん、ずっと、ベーコン、ベーコン言ってたもんね〜
ゴルドルフ:あ、あれはぁ・・・
ダ・ヴィンチ:ゴルドルフくん・・・ベーコン、譲渡だ
ゴルドルフ:秘蔵のベーコン・・・が・・・
ダ・ヴィンチ:それで安全が買えるんだ…命とベーコンどっちが大切かな?
ゴルドルフ:すぐに持ってくる・・・待っているように
エターナル:良かったね〜
桜雪:やっと・・・やっと食べられます♡
ムニエル:!?オッサン!・・・あ、技術顧問しかいないのか…
ダ・ヴィンチ:ゴルドルフくんは、休戦協定用のベーコンを取りに行ってる。代わりに私が聞こう。どうしたんだい?
ムニエル:今、カルデアにいるサンタサーヴァントが消えたんだ!あと、かなり弱い反応だが、特異点を見つけた!
ダ・ヴィンチ:な、なんだって!?ぐだ子ちゃんいないんだけど!?カドックしか・・・
(どうする・・・)
桜月:・・・ねー、秘蔵のワインで手を打とう…どうかなぁ?サンタって、サンタクロースとかいう、この世界の伝承の存在?みたいなものでしょ?是非とも会ってみたいなぁ〜
ダ・ヴィンチ:待ってくれ・・・君らが行くってことかい?
桜月:ふふふ…猫の手、借りたくない?これはこちらからの提案。異世界の濫用には当たらない…ただし、これはワイン事前譲渡が条件。ベーコンあっても、ワインがないんじゃね〜
ゴルドルフ:これだけで勘弁してほしい
ダ・ヴィンチ:ゴルドルフくん、追加でワインだ…
ゴルドルフ:な・・・どんどんエスカレートしているではないかぁ!
ダ・ヴィンチ:いや、そうじゃない…何故か今、いつもの冬の特異点が現れたんだ・・・
ゴルドルフ:ちょっと待て・・・いつもの冬の特異点?ってことはクリスマス特異点ってことか!?今は夏のバカンスとか言ってなかったか?それでドバイだったはずだ!ち、違ったかねぇ!?
ダ・ヴィンチ:うん・・・そうなんだけどね?何かさぁ…夏とクリスマスが一度に来ちゃった…
ゴルドルフ:夏休みを楽しんでいたら冬休みになって…クリスマスプレゼントをもらえる!何て子どもに優しい特異点なんだ!
ダ・ヴィンチ:まったくだね・・・でだ・・・桜月たちが行ってくれるらしい・・・その行く条件がワインの事前譲渡なんだよ…こちらとしても、できればカドックを送り込みたくないし・・・猫の手を借りてみない?もちろん向こうからの提案だから、異世界の濫用には該当しない
ゴルドルフ:・・・ええぃ!待ってろ!ワインだったな!人数分だから4本持って来てやる!まったくどうなっておるのだ!
桜月:よし、ワインゲットぉ〜
・・・ん?

?:あら?
桜月:妙な子どもが現れた・・・
?:私はアビゲイル!わぁ!猫さん!猫さんがいっぱいいらっしゃるわ!あなたが飼い主さん?
エターナル:・・・不敬よ?人間
アビゲイル:え?
ダ・ヴィンチ(あれは・・・今年のサンタはアビゲイルか・・・だけど・・・いきなりピンチだ)
エターナル:この子たちは、猫の神。従う者はいても飼い主さんなんていないのよ?
アビゲイル:あ・・・ごめんなさい!失礼を言っちゃったわ
エターナル:・・・へぇ・・・カルデア、この子を借りるわ。あと・・・もう1人・・・
?:なら・・・私が行く・・・
ダ・ヴィンチ:シトナイか・・・いいだろう。どうかな?エターナル
エターナル:それでいいわ
シトナイ:よろしく、エターナル
エターナル:こちらこそ。ワインが届いたら行きましょうか・・・そこの座標を教えて
ムニエル:あぁ・・・ここだ
徒桜:・・・行けるか?桜雪
桜雪:もちろんです・・・ワインが届き次第出発しますね
桜雪たちはワインをもらい出発した。
その特異点に行ったのは、伝承神エターナル、六神将桜雪、徒桜、桜月。カルデアから送り込んだサーヴァントはシトナイとサンタになったアビゲイル…
初めて最初から最後まで異世界に頼ることになる微小特異点・・・となったのだった。
ダ・ヴィンチ:全員転送・・・レイシフトを使わず、年月日と座標さえ解ればどこにでも行ける、か…便利とは思うが・・・危ない魔法だね…
ゴルドルフ:それが異世界だ・・・異世界の脅威というやつだ・・・大丈夫かねぇ!?
ダ・ヴィンチ:・・・さっきまでのクールさはどこに行ったのかな?
(でも・・・なんだろう・・・本当に行かせて良かったのか…自信が持てない・・・やはりカドックに行かせるべきだった?・・・)
The end
出演
アビゲイル・ウィリアムズ
シトナイ
レオナルド・ダ・ヴィンチ
ゴルドルフ
あとがき
これがカルデアに現れたエターナルがムーン・ドバイに辿り着く間の物語になります。
実は・・・最初から最後までぐだ子がいない特異点ってないんですよ。水怪、新邪馬台国も最後の方でぐだ子が駆け付けてます。
他も何らかの形で関わってるはずです。
今回はそれもない・・・カドックとエターナル…というのも考えたんですが・・・そう言えば、カドック単独で行った特異点ってないよね・・・
何か問題があるの?
うーん・・・
ちょっと使えないね・・・となりました。
そのため、かなり違うので(笑)
文句は言わないでね〜
じゃ、セレブのスピンオフ・・・
クリスマス(笑)の始まり、始まり〜
夏のお話なのに、クリスマス〜!
スゴい状況ですよね(笑)
次回12月26日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪