ブログストーリーは、うちの猫らが登場している関係で、内容の違う部分が多々存在しています。その点はご了承くださいね。
最後に、このお話は、画像を使わせてもらっている都合上、ネタバレ要素を含みます。まだ未クリアの方はクリアしてから、こちらを読むことを推奨致します。
以上、よろしくお願い致します。

全員:・・・・・・
ぐだ子:・・・はじめから知っていたんですね。アプラ世界。この世界が滅亡した原因を

白野:不老不死を実現した人類が次に直面する課題が「霊長の継承」だ。俺たちの世界でも問題になったからね。人理定礎の異常と聞いて予感はあった。

白野:この世界の人類は霊長の継承に失敗した。いや、反抗した。アーキタイプが現れないまま滅びるならいい。剪定はされない。けど、アーキタイプがありながら継承をしないのは何よりも罪深い。価値がないどころか悪しき前例だ。

ぐだ子:じゃあ、師匠との契約って?いつしたんですか?
白野:オールド・ドバイに行く前かな?あの神も予感はあったんだろう。中には入れてくれなかったけど、会ってはくれた。あの滅亡案の意味と、どこまで理解してるのかを聞きたくなったんだ
ぐだ子:それで?回答は・・・
白野:ドバイフレームにいたんだ。当然、ある程度は理解していたよ。だから、俺たちのことを話した…その代わりに神はその目的を明かしてくれた。そして、もしそこまでぐだ子さんが辿り着いたなら、俺たちにこの滅亡案を託すとね。自分はその過程が見れたらいいからと。またこうも言ってた。あれは滅亡案ではなく、この世界が直面した滅亡だからってね。キミ…あの異世界の神にずいぶん気に入られてるね。本当にキミと戦うつもりなかったよ
ぐだ子:そうなんだ・・・師匠・・・本当に私と戦うつもりなかったんだね・・・あ、白野さんの世界ではどうなったんですか?

白野:西暦3000年。その年に俺たちの世界ではアーキタイプをソラに送る準備をしていた。その直前の朝に俺たちはムーン・ドバイに召喚された。やっと役目が終わるその日の朝に、だ。

白野:そう。あ、桜花さん、キミの世界のアーキタイプは地球猫でいいのかな?
桜花:え?あー・・・こっちの世界で宇宙猫がソラに打ち上げたアーキタイプになるなら、そうなるかな…違うなら、私が生まれる前。創生猫か創生猫が創り出した別の種族がアーキタイプになると思うよ?そこまでは異世界が主導の世界。お父様が関わらなくなった、お姉さまの時代からが猫の時代になるです。異世界からの独立って感じかな。猫独自の神が生まれ出したのもこの頃
ぐだ子:オウカ・レティアもそうなんだよね?
桜花:・・・誰から聞いた?
ぐだ子:テノチティトランと師匠
桜花:あー、話したのか。レッちゃんはもっと後。桜花が神都を造った時に現れた水神だから。お父様、それ言わなかった?
ぐだ子:あ、そういえば、言ってた気がする
白野:そっか。キミたちの世界は霊長の継承はスムーズだったわけだ
桜花:スムーズ・・・それはどうかな。霊長の継承というより、霊長の剥奪に近いと思うよ?
ぐだ子:霊長の剥奪・・・
桜花:実際、いつ人間が滅亡したかもわからないですからね。ホント、世界七不思議の1つ。お父様が知ってるっぽいけど、いえ、絶対に知ってるけど教えない。お母様も桜お母様もエレフィナ様も…知らないの一点張りだし?きっと何かあったんだと思う。お姉さまが人類神の残滓を狩りに行って帰還した時、そのことを聞いても話してくれなかったので
全員:・・・・・・
白野:つまり、君たちの世界では、猫と人間の戦争があったと?
桜花:あったよ?間違いなく、一度は。それが第一次聖戦ってヤツ。第二次聖戦は人類神の残滓排除戦とも言われてるから、冥界大戦と一緒にする場合があるし
白野:それが真実なら、それは霊長戦争ってやつかもね・・・
ぐだ子:壮絶な世界だ・・・
マシュ:はい・・・

白野:長く先延ばしにした、人類卒業の時だ
The end
出演
マシュ
ぐだ子
岸波白野
あとがき
ここで、猫の世界の人類について。
猫の世界の人類は台与の時代にほとんど死滅しました。ただ、その後はわからないのです。これは何度も言ったかもね。
桜花の時代の猫の神官により、様々な説が挙げられましたが、証拠がない。つまり、滅亡の痕跡が見つからないため確定されていないのです。
そこで神官たちは、人間はすでに滅亡していると結論付けました。
真相は闇の中。
当事者が何も語らないということは、何かがあったのかもしれませんね。
猫の世界は猫のことだけ話すとスムーズなのですが、そこに人間が入った途端、とても複雑でわけの解らない歴史になります。
私もとても混乱します(笑)
なので、猫の歴史は人間を完全に除外した歴史になっているってこと。
様々な矛盾点が出てくるから、人間はすでに滅亡していたことにした方が都合がいいということですね。
次回11月15日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪