ブログストーリーは、うちの猫らが登場している関係で、内容の違う部分が多々存在しています。その点はご了承くださいね。
最後に、このお話は、画像を使わせてもらっている都合上、ネタバレ要素を含みます。まだ未クリアの方はクリアしてから、こちらを読むことを推奨致します。
以上、よろしくお願い致します。

ぐだ子:挑発だよ?リップ・・・ふざけんな、コヤンスカヤでもぶっ飛ばすぞ!?

コヤンスカヤ:・・・と言いたいところですが、私も今やムーン・ドバイの顔役。さらに、今は、かの異世界の神をお招きした接待の真最中・・・猫の世界では人類は滅亡している!謂わば、この世界における異世界の新人類の英雄なのです!
ぐだ子:・・・で?猫を味方に付けたいわけ?
コヤンスカヤ:違います。私を支持してもらうためですよ?味方?支持率の高い私には支持してくれる方々が味方です。どこぞの誰かのように、猫を味方にして攻撃をしかける?それは支持率の低い者のすることです・・・丁度いい。

コヤンスカヤ:異世界の神への説明も兼ねさせていただきましょう
ぐだ子:・・・わかった。プレゼンを聞いてみよう

コヤンスカヤ:では、お聞きください。あ、途中で反論があればどうぞ。そのため、これは公開討論形式も取らせていただきますわ♡
ぐだ子:わかった・・・そうしよう
ピンポンパンポーン
全ムーン・ドバイ市民の皆様、こんにちは。
こちらはコヤンスカヤ様を支持する会でございます。
これより、エリアEムーンキャンサー コヤンスカヤ様の演説が始まります。皆様、ご清聴ください。
また、この度は、旧人類も会場にいるため、演説途中の旧人類との公開討論も認められております。コヤンスカヤ様の滅亡案が皆様を幸福にさせます。これを聞いて支持率はさらに上がることでしょう。
まだ支持を表明されておられない方は、是非ともお聞きくださり、清き一票を投じていただけたらと思います。
それでは、コヤンスカヤ様、よろしくお願い致します・・・
The end
出演
コヤンスカヤ
ぐだ子
おまけ
・コヤンスカヤの演説会

この世界の人類は、西暦2000年の時点でAI技術を新時代の象徴として掲げ、AIは人間たちが想定した何十倍ものスピードで進化しました。その結果、2070年には人類から争いはなくなりました。
猫の世界では、戦いで人類は圧倒的に負け、霊長の座を奪われた時点で人類は滅亡したも同じ。なぜなら人類保護区などという、動物と同じ扱いを受けていたからです!
ぐだ子:人類保護区・・・
徒桜:あったのは事実だ。無論、我々の統治時代にはすでになかったがな
そう、その時にはすでに霊長としての人類は滅亡していたわけです。では、猫の世界で、人類はなぜそうなったのか、それは争い・・・では、

簡単です。人間である事が欠点だった。どれほど文明が発達しても人間である限り、平等は訪れない。
ぐだ子:人間にだって、優しい人はいる!
そうですねぇ。確かにその通りです。なら、なぜ猫の世界では霊長戦争が起こったのでしょうか?かの戦いの直後、創生猫なる新たな種が生まれ、人間は霊長ですからなくなったのですよ?
ぐだ子:それは・・・
異世界だから関係ないとでも言われるおつもりでしょうか?ここも同じ・・・そして異聞帯も同じはずでしょう?種としての尊厳を保てないが故に、また認められないが故に霊長戦争は起こった。異聞帯の人類は淘汰されるべき存在?いいえ、違います。それぞれが霊長の争いに負けたから起こったこと。起こるべくして起こったのです。つまり、それも人間であるが故のこと。

仕事、家計、人生、国家・・・全てうまくいかないならAIに任せよう。それに反対しても、人間もミスするじゃないか!・・・そう、反論できないのです!ミスは人間の特権だからです。

ミスをした理由が明確に判るAIの方が管理する側として適していました。国家運営を任されたAIが平等な社会。より優れた芸術性に富んだ社会を形成するのに、そう年月はかからないでしょう。あとはただ、幸福を与えられるだけの歴史です。
では、猫の世界の事例は?これは不幸なものでした。AIがなかったのです!その時代にAIが発達していれば合理的かつ平等に世界分割ができ、人類は滅亡しなかったと考えられます。
ぐだ子:そ、それは推測だっ!AIがなかった時代を引き合いに出すべきじゃない!
・・・認めましょう。ですが、人類は合理的な判断ができなかったから滅んだ・・・これは事実です。力の差は歴然。人類神ですら、猫の神に勝てなかったのですから。このような争いが絶えないからこそ、幸福を与えられなければならないのです。
ぐだ子:あ・・・う・・・

何不自由のない世界は人間を家畜にする、のではないのです。人間を家畜にするためには、何不自由のない世界が必要だった。AIによる人類への奉仕愛は揺るぎのないもの。人類は愛玩されるだけのペットになった。ですが・・・その愛玩にも終わりがある。

それが私の考える終末・・・私が行う滅亡!猫の世界とは違う戦争ではない、皆が幸福な滅亡が、アナタがたを待っています!

心の底からありえない、と言える方のみ、私に石をお投げください。もちろん、異世界の方々も同じです。私はアナタがたが行なった人類滅亡を否定したのですから
エターナル:別に・・・私は特にないよ?当事者でもないし?人類ってのが愚かだったから、滅亡したんでしょ?コヤンスカヤが提唱する、そんな幸福な滅びがあるのもいいんじゃないかな
徒桜:そういう結末があってもいいだろう。常に滅びの美学が良いとは限らないしな
桜月:否定しようと、事実は事実だし?私たちの世界のことは覆らないし?この世界はこういう結末でいいんじゃないかな?
市民:おお・・・あの異世界の方々がコヤンスカヤ様を支持された!さすがコヤンスカヤ様だっ!

マシュ:エターナルさんたちも支持を表明するなんて…
おまけ出演
コヤンスカヤ
マシュ
ぐだ子
以上でコヤンスカヤ様を支持する会によります、コヤンスカヤ様演説会及び旧人類との公開討論の中継を終わります。
皆様、ご清聴、誠にありがとうございました。
皆様の清き一票をコヤンスカヤ様に投じられます様、よろしくお願い申し上げます。
なお、これは1回限りのゲリラ放送。再放送はございませんので、ご了承ください。
次回5月1日公開予定