この物語はゲーム本編を基に構成された、我がカルデアのifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
皆さんのカルデアには、皆さんのカルデア物語があると思います。これは、それとは別の世界線と思ってくださいね。
また、このイベントはすでに終了しているため、攻略情報は一切ありません。以上宜しくお願いします。

バカタレ:なるほど、あなたがソドムズビースト…
ドラコー:ほぅ、あの時、強い力を感じた…それはカルデアのマスターかと思ったが、やはりお前か…猫よ
バカタレ:・・・その言い方、私のような猫を知っているようですねぇ。誰と比べたのか・・・もし、それが桜花様なら不敬・・・
ドラコー:ふむ、気を悪くしたか?ならば許せ。

バカタレ:で?私たち…いえ、カルデアのマスターをここに導いた理由を聞きましょうか・・・
ドラコー:そう身構えずともよい。カルデアに現れた、

ドラコー:・・・つい先ほどまではな・・・だがどうやら、余の悪運も尽きてはおらぬようだ
ぐだ子:え?何を言って・・・
おおおぉぉ!
ぐだ子:な、なに!?
バカタレ:歓声というより、鬨の声のようですね

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・

バカタレ:あれは・・・何か次々とサーヴァントらしきものが現れてますねぇ
ぐだ子:あれは・・・まるで、時間神殿での戦いと同じ光景・・・
バカタレ:時間神殿?なるほど・・・この世界をカルデアのマスターは知らぬ…ということは別の世界線での戦いで、あれに貴方は敗北した・・・そういうことでしょう?ソドムズビースト
ぐだ子:ということは・・・カルデアに敗れた?

バカタレ:戦闘準備です…ぐだ子さん
ぐだ子:え?だって、私たちはこれからビーストを倒すんだから…
バカタレ:悠長に構えているとね?手遅れになりますよぉ?そうやって油断するのが、貴女の悪い癖。ヤミキングに言われませんでしたか?
ぐだ子:う・・・
バカタレ:少し時間があるようです。ちょっと聞いておきましょうか。こういう戦場で大将の質はかなり重要なんですよ・・・
ぐだ子:大将の質・・・
バカタレ:マスターとは総大将でしょう?
ぐだ子:あ、そう…だね・・・
バカタレ:その将の質で大勢が決まるのが戦場なのです。常にありとあらゆる事象に対し臨機応変に対処できる、一流。状況を考えてるがギリギリまで判断できない、二流。指示に従うだけで自ら動くことをしない三流・・・そして・・・戦場で何も考えずに感情に従って戦い続けるバーサーカーは場を乱すだけの…愚か者・・・
ぐだ子:・・・・・・
バカタレ:二流は判断の遅れが玉に瑕。三流は指示がないと動けなくなる。愚か者はさっさと消えてくださいませ…いるだけで害悪でしかない…で?貴女はどちらです?
ぐだ子:今は二流かな?・・・一流になれるようにがんばるよ
バカタレ:そうですか・・・(何か愚か者気質もありそうなのですが…まぁ、いいでしょう)なら、私が指示を出しましょう。桜月ほどではないですが、ね。では戦闘準備ですよ?
ぐだ子:え?でも・・・
バカタレ:二流、三流は黙って従っときなさい
ぐだ子:わ、わかった!
ドラコー:さすが強き猫よな。状況がよく解っておるわ…だが・・・どう動くつもりだ?かなりの戦力差だぞ?
ぐだ子:バカタレ?
バカタレ:いいですから、今は私を信じなさい
ぐだ子:う、うん・・・じゃあ、バカタレも
バカタレ:戦いは貴女の専門。私は神官です。その役割分担をお願いしますね?
ぐだ子:・・・あ、うん・・・


マリー?:嬉しいわ、まさかご挨拶できるなんて!
バカタレ(獣のマスター?貴方たち?・・・何故そんな呼び方を…もしかして・・・)

ぐだ子:すごい殺気・・・囲まれた…やるしかないか!
バカタレ:やれやれ・・・
陽の光剣、陰の闇剣・・・天の者は天へ、地の者は地へ、今を生きぬ者は今いるべき場所に戻れ。陰陽交わったその地が貴様ら死者の今の墓標である!
破邪結界、陰陽十字!
サーヴァントたち:!?
マリー?:どうして・・・猫が・・・
ジャンヌ?:私たちの邪魔を・・・
バカタレ:猫が邪魔をする?・・・ですか。そんなに意外なことなのですかねぇ・・・ふむ
ぐだ子:バカタレって・・・強いんだね。サーヴァントたちが一瞬でいなくなった・・・
バカタレ:あれは破邪の魔法。今を生きていないサーヴァントには効果的なんですよ?それを面白がって剣の技にしたのが、主神です
ぐだ子:じゃあ、瑞穂・・・いや、瑞姫も使えるってこと?
バカタレ:・・・違います。あの方がありえない技にしたんですよ
ぐだ子:は?
バカタレ:さっきも言いましたが、あれは破邪の結界魔法。死者を天界、魔界に送り返すもの。サーヴァントは生ける者ではない。だから効果的。瑞姫様はそれを剣の技にした。破壊神ならではの発想。我々神官はあれを見て、いつもため息をついたものです
ぐだ子:あはは・・・なるほど
(破壊神か・・・瑞姫、いや師匠か・・・今はどこにいるのかな…)
The end
出演
ドラコー
ぐだ子
あとがき
ナウイ・ミクトランでミストと瑞穂ちゃんが繰り出した陰陽十字。覚えてます?あれのオリジナルがバカタレが使った破邪魔法の陰陽十字になります。
それを瑞穂ちゃんが面白がって、剣の技にしちゃったんですね。光と闇の力を持つ瑞穂ちゃんだからできたことなんですよ(笑)
私にもやらせて?と言った瑞穂ちゃんは、二刀流で光と闇の斬撃魔法を繰り出しました。光の斬撃と闇の斬撃は交わり、山を十字に破壊したんですね。
瑞穂ちゃんは成功して大喜び。それを見ていたバカタレ以下の神官が呆然としたというエピソードが『こぼらーず神話』にあります。
当時最高位神官だったミズホが
「この神聖なる神官魔法を攻撃魔法に変えるなんて…おバカの発想ですが、それを一度で完成させるとは、さすが主神ですね・・・」
と皮肉がこもった感想を言いました。
瑞穂ちゃんは笑いながら「発想の転換は重要」と言いましたが、「私は嫌いです!」と言って去っていきました。
それからしばらく口を聞いてもらえず、困っちゃった瑞穂ちゃんはあの手この手でご機嫌取りをするんですが、まったく効果なく・・・台与に仲直りの方法を聞きます。
台与はミズホから事情を聞いて、瑞穂ちゃんがしたことに呆れてましたから、これにはさすがの台与も「自業自得。機嫌が直るまで待ったら?」と言うしかなかったという。
さらに困っちゃった瑞穂ちゃんは太陽神殿に籠もるようになり、桜に毎日なぐさめてもらってましたね(笑)
桜付の神官はそれを見て、「ミズホに嫌われて落ち込む主神ってなに・・・さらに神殿から家出して太陽神殿にいる?もっとありえない…」と呆れてます。
この桜付の神官が後の黄泉音子です(笑)
ミズホが太陽神殿に何度迎えに来ても自分の神殿に帰らなかったので、ミズホは瑞穂ちゃんを無理矢理引きずっていきましたね。
実はこのエピソードがきっかけで、瑞穂ちゃんと桜がくっついちゃうんですよ。瑞穂ちゃんが頻繁に太陽神殿に現れるようになったのも、この時期から。
桜は元々瑞穂ちゃん大好き猫。精霊だった時からそうなんです。その人が困ってるから助けてあげる。瑞穂ちゃんは桜に愚痴を言う。そしてその関係が後のナナ、桜雪、桜花誕生に繋がっていく流れになるわけですね。
あ、ここでの瑞穂ちゃんは男で、名前は〇〇(笑)
今は〇〇や師匠くんよりは瑞穂とした方が説明しやすいので。悪しからず・・・
次回8月31日公開予定
ではでは~(๑•﹏•)♪