この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
イベントは終了していますが、一部ネタバレを含みますので、ご注意くださいね。
以上宜しくお願いします。

コンコン・・・
瑞姫:はい、どうぞー

トネリコ:もちろん今日限定の、特別な物資です。まぁ、言わなくても判ると思いますけど
瑞姫:あ・・・え?キミは・・・
トネリコ:トネリコですよ?あれ?聞いてませんでしたか?
瑞姫:いや・・・あの…今の貴女は私が知ってる人と雰囲気がよく似てて・・・
トネリコ:そうですか・・・そんな方がいるんですね
瑞姫:うん…ちょっと待ってね。姿、変えるから
トネリコ:え?・・・あ・・・
瑞姫?:貴女には、この姿で
トネリコ:あの・・・お名前は?たぶん、違います…よね?
瑞姫?:私の名前・・・ごめん。あるけど…名乗らないようにしてる。だって、原初の世界の名前は…もういらない
トネリコ:なぜ?それはよくわからないというか
瑞姫?:もう、あの世界にあの人はいない。あの名前はあの人を思い出すんだ。だから・・・ごめん
トネリコ:そうですか・・・でも、名無しさんというのもちょっと・・・貴女はきっと、その性質から名前がその都度違うはずですよね?
瑞姫?:なら、師匠でいいよ。この姿では、ここでそう呼ばれてたしさ。ミクトランの時の私は、今の私じゃないしね
トネリコ:ふむ・・・えっと、女の子だから別の名前ではなく、力の本質が違うから・・・そういうことでしょうか
師匠:うん、当たり
トネリコ:なら、あの女の子の時の名前も聞いてもいいですか?
師匠:うん、瑞姫・・・かな
トネリコ:・・・違いますよね?あの貴方の本当の名前はそれじゃないはずですよね?異世界の神
師匠:・・・・・・
トネリコ:なるほど、それも言えませんか
師匠:その名を知れば、災いが起こる。ある世界の言い伝え。だからね?みんな、あの私をこう呼ぶんだよ。竜女神って
トネリコ:竜女神・・・あ・・・変わった
(何か感情で変わる?・・・それが不安定…いや、それだけじゃない。足らないものがあるから)
瑞姫:私は・・・その呼ばれ方嫌いでさ。竜じゃないのに竜女神とか・・・
トネリコ:そうですね・・・貴女の今の力は妖精に近いです。妖精神・・・いぇ、ちょっと違うかな?
瑞姫:精霊神・・・それがこの姿。あ、言えないことだらけでごめんね?
トネリコ:いえ、それを聞けただけでも充分です。ではさっきの姿は・・・
瑞姫:え?・・・あー、あれが竜神だよ?
トネリコ:今が精霊神で…さっきのが竜神になるわけですか・・・
(竜神は男神で、精霊神は女神…性格も違う?異世界の神とは何とも不思議な存在ですね・・・)
あの・・・はい、これを。

瑞姫:あ、ありがとう・・・あーっ!女の子に戻ってたんだったぁー!
トネリコ:大丈夫ですよ?あれが竜・・・そして、それがカルデアで師匠と呼ばれた方で私たちの夫
瑞姫:あ、うん・・・
トネリコ:私たちなら、貴女たちの本質が解る。だから不安になったらいつでも頼ってくださいね
瑞姫:うん・・・ありがとう・・・
トネリコ:泣かないで?
瑞姫:別に泣いて…ないし・・・
トネリコ:他の私から聞いてるとは思いますが、バレンタインチョコは完成してません
瑞姫:あー・・・ぐすっ、何か…言ってたね
トネリコ:私が聞きたかったのは、さっきのと、もう一つあるんですよ?
瑞姫:もう一つ?
トネリコ:はい。私は救世主と呼ばれてました。でも上手くいかなかった。それは、貴方も同じですよね?そんな感じがします
瑞姫:・・・・・・
トネリコ:アナタの原初は竜・・・竜神。それから魔神になったが、名乗っただけ。アナタの本質は光の力でしょう?師匠と瑞姫、同じような力ですし
瑞姫:こわいなぁ…そこまで言い当てる?
トネリコ:そのアナタがナゼ、闇に落ちたのか…その苦悩は私にも判るつもりです。貴方は救いたかった。でもできなかった。その苦しみを…貴方はどれくらい繰り返したのです?
瑞姫:さぁ・・・覚えてないよね。何千年…何万年どれくらいの時が経ったのかすらも。私は護りたかったけど護れなかった。ある世界で守護に特化した神に出会った。彼はどんな厄災からも民を護った。私にはできなかったことを為した…スゴいよね
トネリコ:貴方もです
瑞姫:え?
トネリコ:貴方も同じです。その神にできなかったことを為したはず。私はそう思います
瑞姫:それは、キミも同じだよね?
トネリコ:え?
瑞姫:キミにしか為せなかったものがある。だから妖精國は成り立った。キミがいたから、次代の妖精が現れた。そういうものでしょ?歴史ってさ。ありがとう、少しだけ肩の荷が下りたよ
トネリコ:それは私も・・・あ、さっきの師匠さんになって貰えます?
師匠:え?これでいい?
カシャッ
師匠:???
あとがき
トネリコさんのストーリーはね・・・ホントに長くてね?どう構成しても2話〜3話(笑)
ならもう、1人ずつやっちゃえ!
で、3話構成に。
あぁ、どんどん増えるバレンタイン2024…
どうしてこうなった?
次回でトネリコさんは終了です。
瑞穂ちゃんとトネリコ(モルガン)の関係から取り上げたけど・・・うん、まぁ、謎が多い瑞穂ちゃんの掘り下げにはなったかな?
ありがとうございます、トネリコさん。
さて、ちょっと名前がややこしくなったので、補足しときます。というのも、実は当初、ここまで明かすつもりなかったので、ミクトランでの説明と矛盾が生じちゃってまして…ちゃんと説明しますね。
竜神・・・○○(師匠)
この○○は原初の名前ではなく、台与が付けた名前です。ただ、猫の世界の主神は竜神ではありません。破壊の力を封印されたことで竜神になったということだね。カルデアに現れた異世界の神はこの竜神です。放置の世界で瑞穂になってしばらくは竜神なんですよ?建御雷戦の途中までは・・・
破壊神・・・○○(猫の世界での名前)
(原初:魔神。猫の世界:破壊神、主神)
この破壊神が猫の世界の主神で桜雪、桜花の父親になります。台与が○○と名付けた青年。原初では呼ばれ方が違っていて、魔神■■■ミストです。
ミクトランと今回のチョコの川に現れたミストとは違うからね?ミストと■■■ミストは似て非なるものです。猫の世界の建御雷からは天之豊姫御子玉竜神(アメノトヨノヒメミコタマノリュウノカミ)とも呼ばれてますね。略して竜神(笑)
精霊神・・・不明(性別:女性)
この神になったのは原初の世界に戻った時。名前がなかったため、仮に名乗ったのが竜精霊トモエ。精霊神の時の名前はありません。原初の神話にも名前の記載はなく「竜の精霊で救世の神」。FGOで師匠くん(竜神)が巴御前を慕うのは、この名前に懐かしい感じがしたからかもしれないね。この時は記憶を失ってるので。
竜女神(原初:精霊神)・・・瑞姫(瑞穂)
この竜女神は精霊神です。ただ、ある世界では精霊神ではなく、こう呼ばれました。この竜女神の名前はあるけど伏せます。瑞穂ちゃんはこの時の名前を言いたがらないので(笑)
ただ、竜女神と呼ばれたくないことから、放置の世界で楽進ちゃんから新たな名前をもらってます。それが瑞姫。瑞穂と天之豊姫御子玉竜(比売)神から一字ずつもらって瑞姫です。
ちなみに、建御雷戦の途中から、この竜女神になってるんだよ?なぜ竜神ではなく、竜女神になったのかだけどね?
最初は竜女神の力は失われてるから女の子になっても竜神。力を取り戻したら、瑞穂ちゃんの性別から竜女神(精霊神)となったわけですね。だから竜神とか竜女神と呼ばれてめっちゃイヤがってるよね(笑)
以上、今話せる瑞穂ちゃんの名前の補足でした(笑)
長くなってごめんなさい!
次回3月9日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪