この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
イベントは終了していますが、一部ネタバレを含みますので、ご注意くださいね。
以上宜しくお願いします。
ミスト:殺戮の女神、聞きたいことがある
ドゥルガー？:・・・？
ミスト:本来の歴史はよく知らんが、オマエがこのカルデアの前に現れるのは、まだ先のはずだ。誰がオマエをこの特異点に召喚した？
ドゥルガー？:・・・それを聞いて、どうする？聞いても意味のない、ことだ。こと今回に関して、これだけは、言えるな。
ミスト:・・・・・・そうか
(アレじゃなけりゃいいが・・・)
ドゥルガー？:そこの海の、匂いがする、娘よ
アンドロメダ:あ、あたし！？
ドゥルガー？:女神を倒したならば、汝は、勇者で、戦士である！胸を晴れ！
アンドロメダ:は、はいっ！でもあたしは、戦士ってガラじゃ・・・
ドゥルガー？:否、今ではない。魂の色の話を、している。汝は、戦う者、だろう。戦ってきた、のだろう？たとえ弱かろうと、戦うべきときに、戦わない理由には、ならぬ。それを知るのであれば、汝は、戦士だ
アンドロメダ:あ・・・そういう意味なら…そうかも、ね
ドゥルガー？:ならば、それを思い出し、胸を張れ。それだけで、よい。戦士の勝利を讃え、祝福と加護を与えてやろう。さて、そこの戦士よ
ぐだ子:私？
ドゥルガー？:汝は、気をつけよ
ぐだ子:・・・え？
ドゥルガー？:女神をここに喚んだのは、異世界
ぐだ子:！？
ミスト(やはりか・・・)
ドゥルガー？:かの者は、そこにいる。そして、汝の評価は、かの者が下す・・・我が川は敗れた…が、女神を喚び、共に旅をしたあの異世界が汝の価値を試す・・・
ぐだ子:え？評価？価値？そこ…！？
ドゥルガー？:ぎはははは！汝が、どこまで耐えられるか、見ておるぞ？
アンドロメダ:あれは・・・女の子？空に浮かんでるんだけど・・・
ダ・ヴィンチ:あれは・・・誰？
ミスト:・・・・・・
？:こんにちは、きみ、カルデアだっけ？
ぐだ子:き、きみは・・・
？:私？私はね～うーんと・・・何て名乗ったらいいかなぁ・・・んー・・・私は異世界っ子でいーよ？今は名乗るつもりないし
ぐだ子:異世界っ子？
異世界っ子:さて・・・なんだ、まだいたの？ミスト…いや、原初の魔神の残滓
マシュ:え？ミストさんは師匠さんの影・・・
異世界っ子:あはは♪違う、違う。みんな知らないから、そう言ってるだけだよ？まぁ、それはいいや。どーせ、この特異点までだし？さて、カルデアちゃん、貴女にはこれまでのツケを払ってもらわないとね？
ぐだ子:これまでの・・・ツケ？
異世界っ子:そう♪異世界を頼った？利用した？そのツケだよ？
ぐだ子:！？
異世界っ子:さぁ・・・夢の始まりだよ？
マシュ:せ、先輩？先輩！聞こえないんですか！？
ミスト:よせ、ムダだ。そのまま寝かしとけ
アンドロメダ:なんで？これ、どう考えてもおかしいよ！
ミスト:今、ぐだ子の意識は夢の中だ
マシュ:夢の・・・中？
アンドロメダ:あの異世界っ子に夢を見させられてるってこと！？
ミスト:異世界っ子？違う・・・あれは異世界の神だ
全員:！？
ミスト:どういうつもりだ！貴様！せっかく…
異世界っ子:アンタが独り立ちさせようとしてたのにって言いたい？あはは♪そんな甘ったるいやり方はね～そこのチョコレートで充分。お腹いっぱいなの。いつ目覚めるかは、その子次第。早く目覚めるといいね
アンドロメダ:あっ！飛んでった！ミスト！なんで攻撃しなかったわけ？！
ミスト:勝てるはずがない
マシュ:え・・・今なんと？
ミスト:あれは永遠の恐怖の女神・・・猫の夢の世界のだ。１つの世界の危機を滅亡寸前で救い、その元凶となった神々を倒し、民を幸福と恐怖で支配した絶対神。猫の世界の伝承の神の一柱…慈愛と残虐、2つの顔を持つ神。その不完全体。ずいぶんとお早いお出ましだな。予定が狂ったじゃねぇか…クソ
ダ・ヴィンチ:まさかキミがここに来た理由は
(絶対神・・・なるほどね。なら、あれが今の師匠くんってことかな？)
ミスト:あの神が現れる前に、本来のアイツに戻すことだ。じゃないと、この世界の異聞は終わる運命だった…本来、それを何とかするのは桜花で、その神の降臨はまだ先の話だったが、どうやら、また歴史が変わったな。あの神が現れる前に、猫の夢の永遠の恐怖の女神が現れるとは・・・
ダ・ヴィンチ:じゃあ、ぐだ子ちゃんは・・・
ミスト:今頃は何度も死んでるはずだ
全員:！？
マシュ:え・・・え？
ミスト:夢の中でな・・・
マシュ:夢の・・・中で・・・何度も？
ミスト:夢に誘われた時点で、オレたちにはどうすることもできん。例え、ヤツを倒せたとしてもだ
マシュ:そ、そんな・・・先輩・・・
コロンブス(ちっ・・・何か妙なことになって来やがったぜ…あんなのが出て来やがるとはよぉ)
The end
出演
アンドロメダ
ぐだ子
マシュ
レオナルド・ダ・ヴィンチ
あとがき
これがFGOブログの新章の始まりの物語。
「まずはチョコレートの川が先。次に月夜、螺旋。それらで真に恐ろしい者と邂逅する」
これはラスプーチンがナウイ・ミクトランの最後の方で言ってたことです。これまでそのような兆しはなかったけど、それがここで登場しました。
永遠の恐怖の女神。
たぶん、あたしのオリジナルでは最強かも。
この永遠の恐怖の女神と呼ばれる存在はミストが言ったように、複数存在します。
今回現れたのは猫の夢に出てくる永遠の恐怖の女神。ある猫は夢の中で何度も命を絶たれ、トラウマになったほどです。死にはしないのが特徴かな？
今、ぐだ子が経験してる夢は、猫の子供が最低ニ度は経験する夢です。
一度目はちゃんといい子にしてるか確かめるため。
二度目は独り立ちの前。これを乗り切ることで一人前になれる。そして特性が付与されます。
猫の世界では、成人までの通過儀礼ってやつ。
それ以外は対話かな？
絶対悪の神ではないです。猫をより良い方向に導く神とも言えますね。
乗り切れない猫はいるのか・・・
当然います。確か6、7割は乗り切れてない…
その猫は乗り切った猫の下に付いて、適材適所で彼らを支えることになります。
乗り切った猫は選ばれし猫。その猫たちは王になったり、事業を始めたり、神官になったりと様々な分野で活躍してます。
今回は敵役だけどね(笑)
もちろん、夢の中で最強ってことは？
通常戦闘もできるということ。
猫の世界の一種のラスボス系でもあるので、強いのは当たり前ね？
次回3月17日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪