この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
イベントは終了していますが、一部ネタバレを含みますので、ご注意くださいね。
以上宜しくお願いします。


コロンブス:そんなに平和が好きか?
アンドロメダ:大好き!平和じゃなきゃ何も楽しめないじゃん。神様とか怒らなくて、怪物も来なくて、叔父さんと結婚とかさせられない系の平和をあたしは常に求めてるよ
ミスト:それがキミの英雄として求める平和か
アンドロメダ:え?言っちゃダメだった?
ミスト:乱世にあっては、その平和を勝ち取るのが英雄だ。ずいぶんと楽に勝ち取れる平和だな…と思っただけ。まぁ、気にするな
アンドロメダ:楽に勝ち取れる??それ、どういう意味なの?
ミスト:神は怒らせなきゃいい。怪物は退治せずとも追払えばいい。神と交渉してやっつけてもらえば問題ない。叔父さんとの結婚がイヤなら消せばいい。それがオマエの求める平和なら、難易度は低い方だ。厄介なのは怪物くらいだろう
アンドロメダ:そういう平和を求めちゃいけない?
ミスト:悪くはないさ。だが、その平和を求める時点でその世界は平和なんだ。外敵は怪物だけだろう?平和の中から英雄が生まれるか?小さなトラブルから生まれる英雄は一応偉業を為した英雄と呼ばれるかもしれんが・・・大英雄と呼ばれる者と扱い方がどう違うかくらいは解るよな?
ミスト:英雄の条件は様々だ。まず一般人に為せないことを為す。記録に残る。認められる。強さ知らしめ何かを為す。知を知らしめ敵を蹂躙する、もしくは秩序を作るなど…これらに共通するのは、他者に知られているということ。他者に為したことを知られていることが一番の条件と言えるだろう
アンドロメダ:他者に為したことを知られていること…か・・・
マシュ:あ…はい、そうですね
ミスト:何だ?意外か?
マシュ:いえ・・・ミストさんは個の強さこそが英雄と言われると思ってて…すみません
ミスト:オレがそうだからな・・・
マシュ:え?ミストさんが?
ミスト:猫の娘どもはオレのことをミストとは呼ばんしお父様とも呼ばん。影、幻影、お父様じゃない別人。知られていない者が英雄になど、なれるはずがない。例え名前を知らなくても為したことだけが知られていれば、名もなき英雄として残るだろう?英雄の条件なんてそんなもんさ

マシュ:でも、私たちはミストさんを英雄だと思ってますよ?
ぐだ子:うん・・・だって、オルト・シバルバーからストーム・ボーダーを護れたのは、ミストが来てくれたからでもあるし・・・
ミスト:それは違うな。オレが来なくとも、ヒロこぼらたちがいた。クルクルカンもいた。オレはただ、歴史を変えてそこにいた者にすぎん。改変者は改変者。英雄は英雄…改変者が英雄になることはない。例え人々にそう思われていても。だが、ありがとう。その評価だけは受け取っておこう
ぐだ子:ミスト・・・
アンドロメダ(ミストは英雄になれるのに、なろうとしない…ペルセウスとどう違うんだろ。たぶんそんなに違わないような…あたしが求める英雄像はどんなものだったっけ・・・)
ペルセウスはめっちゃ強かった・・・
ぐだ子:アンドロメダ?

アンドロメダ:最初に見たときはもう…目にも留まらぬ速さってのは、こういうことかってカンジで…

マシュ:大丈夫かと!噂に聞くペルセウスさんの戦闘法…わたしも興味があります!
ぐだ子(目にも留まらぬ速さ・・・か。ミストもそうだった。イスカリの時の戦い方は私も今でもよく覚えてる。あのスゴさは・・・そっかアンドロメダは今の私なんだ)
ミスト:・・・おい
ぐだ子:な、なに?
ミスト:油断はするな。こういう時は話しながらも常に周りを警戒しとけ?オマエはマスターだ。身を護るのもマシュ頼りなのがオマエの悪いクセだ。確かにマシュは攻撃向きじゃない。だが、オマエの初動次第でマシュの初動も変わる。言ってる意味判るか?
ぐだ子:あ・・・うん!
アンドロメダ(へぇ〜あの2人、やっぱり…)
マシュ:アンドロメダさん?
アンドロメダ:何でもないよ?
マシュ:???
ぐだ子:来たっ!マシュ!
マシュ:はいっ!戦闘準備に移行します!
ぐだ子:簡易召喚準備完了!さぁ、来い!
マシュ(先輩・・・いつもよりも反応が…あ、ミストさんが・・・ありがとうございます)
ミスト(それでいい・・・それがオマエが身を護れる唯一無二の手段だ)
The end
出演
アンドロメダ
ぐだ子
マシュ
コロンブス
あとがき
今回は英雄論ってヤツかな?
意外と省けないというか・・・
アンドロメダのペルセウスに関することはカットしました。あれはゲーム本編と同じで入れても同じにしかならないからね。
最後のぐだ子とミストのやり取りの時にそれが話されてると思ってね?
次回3月13日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪