この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
また、このイベントはまだ開催中ですが、開幕から一定の時間が経過しているため、公開致します。
一部ネタバレを含みますので、ご注意くださいね。以上宜しくお願いします。

そこには別の船がいて、それに乗っていたのは…
ラーマだった・・・
でも、本物のラーマではなく、その会いたいを形にしたチョコサーヴァントらしい。
コロンブスは言った。
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こっちの流れが勝った・・・
例えチョコサーヴァントだとしても、その想いだけは本物だった。

勇敢に戦ったアンドロメダにも、それは解ったのだろう。ちょっと表情が曇ってたね・・・
ミスト:想いを叶えるなら、それなりの犠牲は付き物だろう?全ての願いを叶えることは神でも不可能なんだからな
アンドロメダ:うん・・・それは解ってるんだけど
ミスト:さっきの通信でラーマ自身も気にするなと言っていただろう?気にするな
アンドロメダ:ねぇ、さっきの全ての願いの話は、ミストが神だから?
ミスト:・・・オレは神じゃない。神と呼ばれた者の別側面のようなもの。そいつの経験談のようなものだな。Aが叶えたい夢。Bが叶えたい夢。それにAの夢が邪魔なら?どっちを優先させる?
アンドロメダ:あ・・・
ミスト:そういうことだ。万人の願いは叶えられん。だからこそ、神は人を見守るが助けはしない。助けようとする神がいれば、それは自分の周りにいる者や護りたいものを救っているだけ。万人を救ってるわけじゃない
アンドロメダ:そっかぁ・・・そういうことか
ミスト:だからこそ、自分自身で願いを叶えるために努力する。神への願いはその決意表明みたいなものだろうさ。まぁ、たまに願いを叶えてくれなかったと文句を言うやつもいるが…そんなん知るか
アンドロメダ:あはは・・・
ミスト:そこでぶつかるから争いが生まれる。人とはそういう生き物なんだろうな。だから気にすることはないさ。君は君の願いのために進めばいい
アンドロメダ:うん…そうするべきなんだろうね
マシュ:先輩、ミストさんのあの言葉は・・・
ぐだ子:うん・・・師匠のかつての苦悩なのかもね
ダ・ヴィンチ:猫ちゃんの歴史の始まりが、台与を救うことからだからね。かつて、いろんなことがあったのかもしれない。さぁ、先に進もう
ぐだ子:うん
The end
出演
アンドロメダ
ぐだ子
マシュ
レオナルド・ダ・ヴィンチ
コロンブス
あとがき
アンドロメダはラーマの想いを知って道を譲ろうとしました。彼女が優しいからなんだろうね。
でも、それをすると特異点解消は難しい。だからアンドロメダは戦う決意をした。まぁ、簡単に言うとそんな感じかな?
全ての「会いたい」が叶うわけではない。
それはラーマの想いを打ち砕いたことからも解ることなんだよね。なら進むしかないわけで。
優しい人には酷な道ですよね。
その例え話で、こぼらーず神話の内容を入れたんだけど、瑞穂ちゃんが台与を救うには国を滅ぼすしか方法はなかったんです。だって、国は台与を不要の存在にしてしまったから。
台与を人として護ると最初に誓った瑞穂ちゃんは、その決断をするしかなかったわけ。それが猫の世界に繋がっていきます。
猫の神になったのはその後なので、矛盾はないってことかな。異世界の神ではなく、人として…当時記憶を失ってなかったら、どんな決断をしてたのか…
その当時の台与の願いは、巫女として国に尽くすのではなく、瑞穂ちゃんと幸せになること。国の願いは台与を亡き者にし神託政治を止めること。
Aを叶えれば、Bの願いの目的は叶う。でもそれを利用する輩がいるから、亡き者にするのが願い。だからBの願いは叶わない。だって妥協した願いは本当の意味で叶ったわけじゃないしね。
Bの願いを叶えれば、Aの願いは叶わない。
万人の願いは叶えられないというのは、何となくでも判るよね?
次回3月7日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪