セイちゃん:な、何かグラスちゃん走り方変わった?
グラス:はぁ、はぁ・・・ちょっと試してみたい走り方がありまして〜瑞穂さんの走り方見てたら、ちょっと思いついちゃいました
セイちゃん:あー、あのスタミナ回復させながら走るってヤツ?あれはなかなかマネできないよ?
グラス:あの走りを実現させたいんです。瑞穂さんと一緒に・・・そして…勝ちます・・・
セイちゃん:ホント、グラスちゃんって瑞穂ちゃんラブだよね~いつも一緒だし?
グラス:いつも一緒・・・それ…最近はトプロさんですよ?あ、瑞穂さん、今の如何ですか?
・・・あら?瑞穂・・・さん?
セイちゃん:瑞穂ちゃん・・・どこ行ったんだろ…あれ?人が・・・倒れてる?
グラス:え?・・・あれは・・・
瑞穂さん!
セイちゃん:ヤバっ、倒れてる!
・
・
美穂寮
ヒシアマゾン:グラスにセイウンスカイ!?どうしたんだ!?
グラス:瑞穂さんが急に倒れて・・・保健室には夜で誰もいないので…ここに・・・
ヒシアマ:救急車は?呼んだのかい!?
セイちゃん:呼ぼうとしたんですけどね?
グラス:私の部屋で様子を見たいと思います。冬桜さんには連絡しましたので、大丈夫かと
(病院に行くといろいろ問題ありそうですし…と冬桜さんに言われた…とは言えませんね)
ヒシアマ:よし特例で許可する。でも、何かあったらすぐに言うんだよ!
グラス:はい、ありがとうございます
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・
エル:落ち着いてきましたね
セイちゃん:いやぁ、あせったよ~まさか倒れるなんてさ
グラス:いろいろ・・・あるんですよ。そこにトレーナー試験とかが重なって・・・
エル:グラス、何か知ってそうですね
グラス:ちょっとだけですけど・・・
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グラス:白昼夢…ですか?
瑞穂:うん・・・最近、寝たら過去の夢を見る。それでだんだん眠れなくなったら・・・白昼夢が…私が忘れてた過去の記憶をね…何千年分か見せられてる感じなんだぁ。それがキツくて・・・だって、滅びの記憶しかないんだから・・・
グラス:滅びの・・・記憶・・・しかない…
瑞穂:大丈夫だよ?忘れるなぁ!ってことだろうし、心配しないでね?
・
・
グラス(この小さな肩にどれだけの重荷を背負っているのですか?私では…頼りになりませんか?)
瑞穂:あ、あれ?・・・ここどこ・・・何か隣に誰か・・・は?何でグラスが一緒に寝てるの?
エル:あ、お目覚めデスカ?ビックリしましたよ〜?グラスが瑞穂さんをお姫様抱っこして帰って来たので
瑞穂:そっか・・・あの後倒れたのかぁ・・・ありがとう、グラス・・・ってお姫様抱っこ!?
エル:瑞穂さんの王子様でしたね~!
グラス:エ〜ル〜?
エル:あ・・・起きましたぁ!ではっ!
グラス:も〜、エルったら・・・あぁやってすぐにからかうんですよ?あ、お元気そうで安心しました。心配したんですよ?
瑞穂:ごめんなさい…心配かけて・・・
グラス:私はいいのですが、冬桜さんにも大丈夫なことお伝えくださいね?とても心配されてましたよ?
瑞穂:うん・・・グラスってさエルと仲がいいよね
グラス:瑞穂さんと冬桜さんには負けますよ?
瑞穂:・・・・・・
グラス:瑞穂さん?
瑞穂:私と冬桜・・・そう見えるんだ…
グラス:えぇ。冬桜さんからいろいろ聞いてますから
瑞穂:え?
グラス:何があったのかも、だいたいは・・・
瑞穂:そっか、あの子はグラスにいろいろ話してるんだね
グラス:そうですね〜一人で考えないでください。まずは聞かせてくださいね?トレーナーさんのこと。それが判れば、冬桜さんとの仲直り…お手伝いできますから
瑞穂:ありがとう・・・ホントに君は私にとって、特別なウマ娘だよ・・・じゃあ、話すね・・・
全ての始まりと神話の終わり・・・
全ては人に対する絶望から始まったこと。でも、人の可能性を捨てきれず、様々な世界に呼ばれ人類の守護神、時に守護者として戦い続けたこと・・・その全ての世界は人同士の争いによって滅亡した。
絶望の末に全ての記憶をなくし、ある世界に辿り着き猫の世界を作り出した。そして…その世界の神話の終わりと家族との別離・・・
どうしてそうしたのかも、瑞穂さんは全てではないけれど上手くまとめて話してくれた…
信じられないことばかり・・・
でも、これだけは言わないと・・・
グラス:その小さな肩にそれだけのものを背負っていたんですね・・・安心してくださいね?私は…私たちは瑞穂さんとずっと一緒にいますから
彼女は笑った。
その笑顔を冬桜さんにも…届けてあげたいです。
The end
出演
グラスワンダー
エルコンドルパサー
セイウンスカイ
ヒシアマゾン
おまけ1
・夕べはお楽しみでしたね?(笑)
スペ:グラスちゃん、グラスちゃん!夕べは王子様で瑞穂ちゃんとお楽しみだったんだって?
瑞穂:は!?お楽しみって何!?
グラス:あのー・・・スペちゃん?誰からそれを?
スペ:セイちゃん!何かね?朝起きて様子を見に行ったら、グラスちゃんと瑞穂ちゃんが一緒のベッドに・・・って聞いたよ?
グラス:あー・・・最初はエルのベッドにいたはずなんですけど・・・不思議ですよねぇ
エル:あー、それなら、私でーす!
全員:はい!?
エル:何かですね~トイレに行こうとしたら、グラスがベッドから落っこちててぇ〜瑞穂さんの隣に移動させたんですよ~朝起きたら面白くなるかなぁ~って!
全員:・・・・・・
瑞穂:ややこしいことしないでぇ!すっごくビックリしたんだからね!心臓止まるかと思ったし!
エル:あはは〜ごめんなさ〜い!
グラス:エル、瑞穂さん、ちょっと座ってください
2人:は、はいっ!
グラス:エ〜ル〜?こういうイタズラはやめてくださいねぇ?あと瑞穂さん?心臓止まるかと?そんなにお嫌でしたか?
2人:ご、ごめんなさい!
スペ:あはは・・・満面笑顔ブチギレグラスちゃんだ
キング:まったく・・・何やってるんだか…
セイちゃん:やっぱり、グラスちゃんは怒らせたらいけない・・・
キング:急に現れたわね…アナタ・・・
おまけ出演
グラスワンダー
エルコンドルパサー
スペシャルウィーク
キングヘイロー
セイウンスカイ
おまけ2
ようやくいい感じに育成できました。
スタミナは判りませんね(笑)
というかね、スタミナ軽視と言われても、スタミナカードなしにしました。今回はそのテストという感じになります。
私の場合、スタミナ1200以上目指すとスピードが凹むんです(笑)で、逆にスピード重視すると、スタミナが凹むという悪循環〜
ここまでくると見事ですね~気持ちいいくらいの傾向ですわ♡素晴らしいです。さて、今できる最善が今の環境にどこまで通用するか確かめるLoHにしたいと思います。
あとがき
あのグラスは当初育成する予定なかったんです。
何かスタミナヤバい、スピードない娘ばかりで…何とかしないとなぁとなってました。
で、白羽の矢が立ったのがヒーラーグラスです。それでも長距離シューズ使うなら無理でしたが、余りに余ってる中距離だったので、じゃあ使おうかぁ~となりました(笑)
で、凱旋門賞・・・勝てない!
失敗続きでしたね(笑)2連覇諦めたら何とかなった感じです。やっぱり、クラシックの凱旋門賞はキツいですわ・・・
ストーリーはグラスと瑞穂ちゃんのお話です。
この2人、スゴく書きやすいんですよね〜
おまけのタイトル「夕べはお楽しみでしたね」の元ネタ解る方いますか?ドラクエⅠで、勇者とローラ姫が宿屋に泊まった翌朝の宿屋の主人のセリフです(笑)
何かメインだけだと暗いなぁ〜となり、瑞穂ちゃんをお姫様抱っこして寮に戻る?何かどこかで聞いた話だなぁと…
あー、ドラクエかぁ〜となりました。なら朝のセリフもパロディにしちゃえ!・・・で、あんな感じに…
瑞穂ちゃんは今、女の子です(笑)あと、同室にエルがいますし、間違いが起こるはずありませんから、そこは安心してくださいね?(笑)
ではでは~(๑•﹏•)♪