これは第二部第7章のネタバレを含んでいます。
公開からかなり日が経っているため、大半の方はクリアされていると思いますが、まだクリアしてないよ！って方は、まずゲーム本編をクリアしてからにしてください。
ブログストーリーは基本的に本編に沿って構成されてはいますが、うちの猫たちが登場する関係でストーリーがifモードになっています。
FGOをプレイしていない方や、それでも気にしないって方はいいのですが、私としてはできれば本編を見てからこのブログストーリーを見ていただきたいなぁと思ってますね。
以上、宜しくお願い致します。
トラロック:・・・・・・
ぐだ子:トラロック！？
(全身傷だらけ・・・あれはカマソッソの爪？)
イスカリ:トラロック神！ご無事だったのですね！
テスカトリポカ:カマソッソに血を吸われて中身はボロボロだが、ここでなら傷は癒えただろう。
テスカトリポカ:いいかげん正体を明かしてやれよ、ハチドリ。特にあの猫もそうだが、名前を隠したままで勝てる相手じゃないぜ？サボりぐせの神々の仕事なんざ放り投げろ。
イスカリ:・・・人間のため？神は人を支配するための存在・・・トラロック神が人間のために戦うなど…
トラロック:・・・テスカトリポカ！
テスカトリポカ:おっと、兄様呼びはおしまいか。名残り惜しいが、口を滑らせたのはオレだ。自業自得だな。ヤツらを殺せ。オレはイスカリを連れて棺に向かう・・・
(棺・・・墓場・・・言ってようやく曖昧だった部分を理解できたな。冥界猫の力があまり落ちない理由が)
テスカトリポカ:行くぞイスカリ
イスカリ:はい
トラロック:樹海で一度、メヒコシティで二度、チチェン・イツァーで三度・・・その何れもアナタたちは勝てなかった。外的要因で死から逃れただけ。それは今度も変わらない
ヤミキング:それは、おもしれぇな・・・今でもそう思うのか？
トラロック:・・・へぇ、あの時とは段違いです、ね。猫モドキ
ヤミキング:そろそろ、その猫モドキってやめねーか？
トラロック:なぜ？アナタは猫じゃない。猫の姿をした何か・・・間違ってないと思うけど？創り物なのにさぁ、なぜ猫なの？
ヤミキング:創り物・・・か。まぁ、間違ってはないな。オレはこぼらと違って、一から創り出されたからな。オレの世界の冥界神の器として・・・
トラロック:！？冥界神の器？！
ヤミキング:オレはそいつら全てを食って冥界王になった。オレの世界だったら、ここにいた冥界の番人どもなぞオレの相手にもならん・・・もちろん、テスカトリポカだろうが、なんだろうがな。ここがオレの冥界じゃなくて良かったなぁ～・・・トラロック・・・暴いたからには覚悟は…いいな？
トラロック:・・・・・・
マシュ:こ、これは・・・ヤミキングさんの魔力がケタ外れに上がってます！
こぼら:あにゃー・・・完全にブチ切れたにゃねぇ。ヤミキングたちに創り物は禁句にゃのに…あれは収まりつかにゃいにゃよ？
ダ・ヴィンチ:ヤバいね・・・トラロックもヤバいがヤミキングちゃんはもっとだ！巻き込まれないように迂回するか・・・
ニトクリス:さらに、あの猫はそれを考慮に入れず暴れまわるのでは？
ダ・ヴィンチ:・・・確かに・・・
ニトクリス:後のことはお願いします、ダ・ヴィンチ。先に役目を終えて申し訳ありません、マシュ。そしてぐだ子には正しい評価を
ぐだ子:え？
ニトクリス:あの場で、あの行動を咎めず、何も言わず容認してくれた。貴方は一人前の召喚者です
ぐだ子:・・・ニトクリス？
トラロック:私と猫モドキの戦いに水をさすのは誰かと思えば・・・貴重な艦を二度に渡り守れなかった女王ですか・・・貴女との戦いには飽きました。あの猫モドキの方がまだマシです、ね
ニトクリス:何がマシですか。根っからの独裁者で、欲張りで、湿っぽいクセに。ストーム・ボーダーを破壊しようとしたのも、ただのライバル心から。
ニトクリス:従わないもの、自分より上のものは徹底して責め立て、格付けする・・・ヤミキングに対する態度は、まさにそれ！
トラロック:・・・・・・
トラロック:・・・自称神の化身は大きな口を叩くんです、ね
ヤミキング:そりゃ、オマエもだ、な。神を語るニセモノめ
トラロック:口調、マネしないで・・・猫モドキにそれをやられると、腹が立ちます・・・それに神を語るニセモノってなに？悪口？
ニトクリス:・・・貴女が神霊でないことは明らかでしょう？
ニトクリス:それとも私に暴かれたい？暴かれたいのですね。先程、あなたがヤミキングにそうしたように。それにその強情さでは、自分からは明かせないでしょうから
トラロック:そもそも、そこの猫モドキはともかく、貴女風情に神を裁ける力があるの？そんなに消えたいなら、一撃で仕留めて・・・
ニトクリス:すみませんが、ヤミキング・・・貴方の相手はこの者じゃない・・・譲っていただきます
ヤミキング:ふん、勝手にしな・・・
ニトクリス:ありがとう、ヤミキング。
神を裁けるのは神のみ。それが偽神であるのなら尚のこと。化身で貴女を倒せないのなら、今一度この心臓を捧げるまで！
ニトクリス:汝、重神に非ず！神の掟でもなく、人理のためでもなく、都市に住まう民のために血を流すのであれば！その真名は明らかである！汝の名はメストリアパン(月の湖)！
ニトクリス:二柱の神を祀った、中南米で最も栄えた水上都市！
ヤミキング:・・・中南米？
(汎人類史の中南米・・・確か、この世界はオレらの世界と地形が同じだったな)
おい、こぼら！！汎人類史の地図出せ！
こぼら:にょ？判ったにゃ！
テノチティトラン:こっのロクデナシ！当てずっぽうで英霊の真名言うとか、あり！？
ニトクリス:大不敬。この黄金瞳に見抜けぬものはない。私の冥界において、一か八かは法律で禁じられている・・・
テノチティトラン:たかだか異霊になったくらいで偉そうに・・・いいでしょう、挑発に乗ってあげる！
テノチティトラン:砂漠の神などアステカには不要！さらに、あの猫モドキとの戦いすら奪ったヤツ…ここで塵に還るがいい！
ヤミキング:・・・なぁ、チ・ヴィンチ・・・テノチティトランって都市の名前だろ？、この地図のどこにあんだ？
ダ・ヴィンチ:え？えっとね・・・あ、これ白紙化される前の地図だね。テノチティトランはね、ここだよ？それがどうかしたかい？
ヤミキング:・・・・・・
(なるほどな・・・あそことまったく同じ位置にありやがる…そしてアイツはその都市のサーヴァント…どうりで召喚されるわけだ・・・まさか…揃うはずのない鍵が揃いやがるとは・・・あのサーヴァントはこっちの世界でのあの娘ってことか…)
The end
出演
ニトクリス
トラロック/テノチティトラン
レオナルド・ダ・ヴィンチ
マシュ
ぐだ子
テスカトリポカ
イスカリ
次回11月16日公開予定