この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
また、このイベントはすでに終了しているため、攻略情報は一切ありません。以上宜しくお願いします。
ぐだ子:ここは・・・みんなは?

ぐだ子:あの・・・みんなはどこに?それに、この茶は・・・
利休:ここは魂の還る地、ニライカナイ。光と闇が解け合う全ての終り。貴方様には、ここからお帰りいただきます
ぐだ子:え・・・帰る?どういうこと?

ぐだ子:苦行・・・?
利休:元々、私は貴方様を待っておりました…それがいざ蓋を開けてみると・・・師匠様が・・・あの方がカルデアのマスター様かと思えば違うという…少々混乱いたしました
ぐだ子:私…を?なんで?

利休:そのような在り様を許す世…であればこそ、貴方様は解き放たれてしかるべきにございます。そして貴方様のような虐げられし弱き者を生み出さぬために、私は黒けき世を目指したのです
ぐだ子:私のような人のために?
利休:左様でございます。さぁ、お飲みください。私の茶を・・・これまでやって来られたことは、師匠様や猫様たちに任せておけばよろしい。

ぐだ子:確かに不満に思うことはあるよ?何で私だけ?とか、何で師匠は特異点に行かないの?とか、猫たちのこととかさ・・・
でもね・・・それはいいんだ
利休:・・・いい…とは?
ぐだ子:師匠も猫たちも皆、私より強い!それは間違いない…でも私は私だから
利休:ほう・・・
ぐだ子:師匠はどうか知らないけど、私は今、楽しいもん。聞きたいのは、その黒けき世って楽しいの?
利休:・・・・・・っ!
楽しいのか・・・ですと?
ぐだ子:うん。私は楽しいのが大好きだから
利休:・・・・・・

ぐだ子:でも私は途中から・・・師匠の間違いじゃないの?
駒姫:あの方は、貴方のような方ではありませんでした。そう、特異点を修正することしか考えていないような方・・・でも、貴方は違いました。利休様の怒りを払いのけず、思いやり、心づくしの言葉を投げてくださった・・・

ぐだ子:駒姫・・・
利休:拙い・・・斯様に年を重ねた私が、年端もいかぬ子供らに諭されるとは・・・
・・・まずい、なんとまずい茶か・・・
ぐだ子:そんなことないと思う。私はまだ利休さんのお茶を飲んだことないけど、絶対に美味しいと私は思ってる

利休:それこそが茶であるとわかっていたはずなのに、どこで私は狂うてしまったのか・・・駒姫様、この身体はお返しいたします。それに鶴松様も・・・

駒姫:行かれるのですか?
利休:はい、せめてこの地の彷徨える魂たちを、かの光の地、ニライカナイへと導きましょう

利休:茶々様、石田様にもお詫びのしようもございませんが、利休が侘びていたとお伝えくださいませ
ぐだ子:うん、絶対に伝えるね。あの利休さん…
利休:なんでございましょう
ぐだ子:師匠・・・
利休:ございませぬ
ぐだ子・・・には何かって回答早っ!
利休:そうですなぁ・・・あの方が来ていなくとも、この結末は変わらないのでしょうなぁ・・・歴史を変えずに解決でございますか・・・
ぐだ子:うん、ちょっとすごいよね。師匠って…
利休:ならば、この利休がこう言っていたとお伝えくださいませ。貴方様がここにいる以上、既に歴史は変わっておりまする。何か微弱な変化はございませぬか?あれば既に変わっておりまするな。お気を付けくださいませ。歴史は必ず元に戻ろうと収束致しますると…
ぐだ子:う、うん!必ず伝えるね!ねぇ利休さん…
利休:なんでございましょう?
ぐだ子:いつか、美味しいお茶を点ててください。私まだ飲んだことないし、飲んだことある皆が羨ましいから・・・ダメ…かな・・・
利休:はい、いつかきっと・・・
ぐだ子:大丈夫!全部判ってるから、ね
駒姫:・・・ありがとうございます
・
・
・
その後、皆がここにやって来た。

The end
出演
千利休
駒姫
ぐだ子
おまけ
・ ・・・懸念
師匠:そうか、利休がね・・・
ぐだ子:うん…これはちゃんと伝えないといけないと思ってさ
師匠:利休の言う通りかもしれないね
ぐだ子:え?
師匠:気付かないか?まだあのハロウィンが来ていないことに・・・
ぐだ子:Σ( ̄ヘ ̄;)た、確かに…
師匠:まぁ、冗談はそれくらいにして、利休が言ったように、ここはもう本来の歴史じゃないと思う。私たちは介入しすぎた。まったく・・・何の目的があるのやら・・・
ぐだ子:え?師匠?
師匠:それに関してはねぇ、私に聞かず、歴史を変えようとした張本人に聞いてみな
ぐだ子:それって・・・カルデアに・・・
師匠:いるさ。間違いなくね。さぁ、自分で考えよ〜まぁ、裏切り者ではないと思うから、誰かは教えないからね?
ぐだ子:あ・・・師匠!行っちゃった・・・本来の歴史を変えようとした者…ってことか・・・何かカルデアの者みたいなの増えたね・・・
おまけ出演
ぐだ子
あとがき
前回は師匠くんと利休、今回はぐだ子と利休というテーマで構成しました。
対応の違いが鮮明になってたらいいなぁと思っています。
今回はくっそ真面目に書きました。利休の科白は所々ブログストーリーに合わせて変えた感じですね。ぐだ子を全面に出すのはあまりやったことないので、緊張しました。
私のぐだ子像はこんな感じですね。
あまり面白くないかもしれません。でも、私はここはちゃんと書かないといけないと思いました。なぜなら利休の想い、駒姫の想いが解る部分だから。
ただ、駒姫に関しては私自身よく解っていません。極度に恨んでいないことが今回判りました。でも、利休に身体を貸している。共に過ごすにつれ、それが解消したと捉えられなくもないです。
もしそうだとしても、そうじゃないにしても、もう少し駒姫を出したら判り易かったかもしれませんね。
最後の部分は超特急です。あそこを1話にしても、要約にしかなりませんしね。
茶々、三成ファンの方、申し訳ありません。
代わりにおまけをプレゼントです(笑)
実はこのおまけ・・・第二部第7章のブログストーリーの導入でもあるんですな〜ですから、ちょっとだけ覚えておいてくださいね。
これ、最終回っぽいですが、まだ続くんですよ?
ですから、もう少しお付き合いくださいませ。
次回1月28日公開予定
ではでは~(๑•﹏•)♪