銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ | 星導夜

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何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います


「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」は
SF小説家大原まり子さんの作品です。

前回の更新の時に
「くじらのうたごえ」と言う絵本をご紹介しましたので
クジラ🐳さん繋がりで、今回はこの短編をご紹介したいと思います。

この短編集には他に
「地球の森の精」
「愛しのレジナ」
「高橋家、翔ぶ」
「有楽町のカフェーで」
「薄幸の町で」が収められていますが、今回は
代表作の
「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」についてお話しましょう。

舞台となっているのは
辺境に有る農園惑星のフルフトバールです。
そこに4年ぶりにガードゥスという男の率いるサーカス団がやってきました。

興行最大の呼び物が
地球に生まれて言葉を喋るクジラ🐳だったわけです。

多感な少年ジョシュアは、リガルデという少女に出会い、またクジラと会って交流するうちに、少年時代に別れを告げる事になるのです。
クジラはクジラで、過去の遠い祖先達がザトウクジラと呼ばれていて、歌を歌った事を思い出したり、宇宙で歌を歌ううちに雌のクジラに出会い、あとを追って行きます。


これはCDアルバムになっているようですね。

大原まり子さんご自身もこのCDアルバムの中では作曲やキーボード演奏なさっているとのことなんですよ。