みなさまおはようございます。

昨夜は児童文学を読んでいました。
この本の作者ケネス・グレアムはスコットランド生まれの児童文学者です。自分の息子のために書いた本で1908年に発表されました。
「楽しい川辺」
「ヒキガエルの冒険」というタイトルでも知られています。
ネットで調べたところによりますと
日本ではかつては1993年にテレビ東京系列で
「楽しいウィロータウン」というタイトルでアニメ放送されていたそうですよ。
また1966年には日本テレビの
「木馬座アワー」という番組の中では、この物語に登場するヒキガエルは
「ケロヨン」という名前だったそうです。
木馬座は影絵作家の藤城清治が中心の日本の子供向けの着ぐるみ人形劇団とのことです。
(Wikipediaで調べました。)
個性的な4匹の小動物
モグラ
川ネズミ
アナグマ
ヒキガエルが登場します。
ヒキガエルは新しもの好きでうぬぼれが強く、最初はとても嫌なキャラとして書かれています。
スピード狂で他人の自動車盗んで逮捕されて牢屋に入れられてしまったヒキガエル。
苦労して脱獄して自分の家ヒキガエル屋敷に戻ってみたら、なんと屋敷はイタチ軍団に乗っ取られていました。
アナグマが先代のヒキガエルから聞いていた秘密の抜け穴を通って屋敷に侵入して、見事屋敷を取り戻すのです。
散々苦労したヒキガエルは、前はとても嫌なキャラでしたが、性格がすっかり変わり落ち着いた控えめな紳士に変わるのでハッピーエンドです。
物語はほとんどがヒキガエルの逮捕から脱獄のエピソードですが、他の小動物たちのエピソードもありますよ。
私が個人的に好きなのが、迷子になったカワウソの子供が、森と小動物の守護神パーンに保護されているシーンでした。
パーンの笛の音が本当に聞こえるような気がしました。
イギリスの田園風景が目に浮かぶような気がしました。
読んでみると、やなぎの木が茂る川辺での静かな午後
爽やかな風に吹かれているような気持ちになれると思います。