戦艦ワルキューレの航海日誌⑪ | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います


Dr.アレクサンダー・チャレンジャーからのメッセージ

みらあじゅ、愛しい我が娘よ。

私はお前の本当の父親だ。

宇宙人で、地球人の女性と愛し合い、生まれたのがお前だ。

私の言語は地球人には発音不可能だから、地球人に倣ってアレクサンダー・チャレンジャーと名乗っているが。

広い宇宙には、私たちのように地球よりも遥かに進んだ文明を持ち地球には好意的な宇宙人がいる反面、まだまだ好戦的で野蛮な宇宙人もたくさんいるのだ。

みらあじゅ、我が娘よ、お前は戦艦ワルキューレを率いて、自由を脅かす存在と戦え。

ワルキューレは、私の脳波とお前の自由意志なしに動かない。

私は、自由と人々の尊厳を守る為に好戦的な宇宙人とは、あくまでも戦うつもりだ。

ghost2045は、よく学習しているか?

あの人工知能には、何かあってもお前を守るようにプログラムしてあるよ。

奴は私の気持ちに応えた。


擬人化する時の奴の容貌、銀髪の初老の男は私のものなのだよ。


また、キウイ型のスーパーウエポンは、将来お前やワルキューレが窮地に陥った時のことを予想して開発しておいたものだ。

ホープ。そう、何があっても希望は棄てるな。

私は今悪い奴らに監禁されて自由を奪われているが、お前と会える希望は棄てたことがないのだよ。

みらあじゅ。地球の仮の親に託した赤ん坊が、大きくなったものだ。

お前の父親は、遠く離れた宇宙からお前を見守っているよ。