「雪の自然湖」 | Team 必撮写真館

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館長: 斎藤 一弥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前から考えていた企画の一つに冬の自然湖の夜を大型のLEDライトにカラーフィルターを使い、よく目にするライトアップされた北海道の青い池のような写真を撮したいといった思いがありましたが、今回雪の自然湖に行って、その思いは無理だったと実感しました。

 

この日の岐阜県と長野県境の天気予報では朝から雨で山沿いは雪予報でしたので雪景色が期待できました。

 

自然湖の手前の大滝村までは多少なりとも車の行き来は有るでしょうが大滝村の民家を通り過ぎてしまえば、その先は全く車の行き来はない筈なので、雪の量によって自然湖まで辿り着かない可能性があります。

自然湖まで32kmの木曽町の旅館で朝6時に目が覚めたら小雪がちらついていたので、「気分はラッキー」

しかし心配なのは車の燃料・・・

 

前日の最後の撮影地「昇仙峡」から木曽町の旅館までの距離は138kmも走るのに、翌日に備え燃料補給しておきたいガソリンスタンドが道沿いに一つもなかったのです。

唯一旅館の手前3kmのところにガソリンスタンドがありましたが夜の8時半では店じまい・・・

 

前日の走行距離340km、燃費計算からして残り走れる距離は70km、自然湖までここから往復64km、雪が深くなる前に出発したいけれど燃料が心配で近くのガソリンスタンドが開く7時半を待つことに・・・

 

予想通り大滝村近辺からは大雪で道路には15cmを超える雪が積もっています。

雪道に慣れている私で、4駆のスペーシアカスタムターボを持ってしても結構滑ります。

交通量は極端に少ないですが、たまに追いつく車は端に避けて道を譲ってくれますね。

 

無事に何とか自然湖まで辿り着きましたが、のんびり撮影していたらこれ以上雪が深くなり帰れない可能性が出てくるので絶景ですが撮影もじっくり行う訳には行かず、要点だけを急ぎで終わらせて安心できるところまで帰る必要がありました。

 

この日の撮影は自然湖、馬籠宿、妻籠宿でしたが、特には自然湖往復から馬籠宿区間は雪が超深くドブに落ちている車3台その他動けなくなっている車2台を目にしました。

そういったことで、前日まで雪がない状況で雪が降り出しから3~4時間でぎりぎり走れる状況まで積もってしまうことから、冬シーズン中の自然湖までは除雪は無いと考えられるので、私が以前から考えていた真冬の自然湖の撮影は道路が雪で通れず計画倒れに終わったことを実感しました。