諸兄がご承知のように、米国でトランプ前大統領が銃撃されるというとんでもない事件が起こった。

 

その際のビデオを見たが、トランプ氏は、着弾の寸前に前かがみになった。これで弾丸は耳たぶを貫通したが、氏の頭部に当たらず九死に一生を得た。

 

イーロン・マスク氏は、万全の警備体制が敷かれていたはずの演説会場で、狙撃犯の侵入を許したのは、大統領警護隊(シークレットサービス)と警備責任者の不手際で、彼らは「辞任すべきだ」と自身のXで批判した。

 

実際、ライフル銃らしきものを持った不審な人物が会場近くにいることを一般市民が目撃し、それを警察に指摘したものの、無視されたという報道もある。

これが本当だとしたら、警備陣は、みすみすトランプ狙撃を許したことになる。

この辺は、安倍氏の銃撃をみすみす許した奈良県警とSPの間抜けぶりと重なる。

 

ただ、銃撃直後のシークレットサービスの行動は、流石だった。

わずか1秒以内にトランプ氏の上に数人が人間の盾となって覆いかぶさり、トランプ氏を文字通り身を挺して守りきった。

安倍氏が暗殺された際、今見てもひどいなというのは、警備陣がトランプ氏の場合に比べてひどくのろまで、仕事をやる気があるのか? と憤りを禁じ得ない。

 

奈良県警とSPが迅速な行動を示していれば、結果は違ったものになったかも知れない。

行政(警察も行政機関)の無能さは、もはや日本における慢性病だが、ここまで来ると末期的。

それとも、無能さでカムフラージュして、警察が安倍氏の暗殺に加担していたとしたらゾッとするが、辻褄はあう。

安倍氏も、トランプ氏も、いわゆるディープステートにとって目の上のタンコブだったから、ディープステートのエージェントが警備陣又は警察の上層部に紛れ込んでいたら、さもありなんと思う。