先日、台湾の新総統に民進党の頼清徳氏が就任された。

 

 

頼氏の就任演説は絶妙なもので、支那を過剰に刺激することなく台湾の民主的な政治をアピールされた。実にスマートなやり方だったと思う。
自頭が良い人というのは、このような御仁なのだろう。
頼氏は政治家になる前は内科医だったから、自頭の良さは折り紙付き。
加えて、支那とは一線を画するという明確な国家観をお持ちである。
政治家に必要なのは、この知力と国家観であると筆者は断言する。

よく、「人柄がよさそうだから…」という根拠薄弱な理由で候補者を選ぶ有権者はまま見られるが、主にルックスに基づいた人柄の判断ほど危険なものはない。
忘れもしないのは、2021年の自民党総裁選。
筆者は、知力&国家観が共に申し分ない高市早苗氏を推していたのだが、筆者の周囲の人間の多くは、「高市は右翼だから…」、「高市はタカ派で危険」とか言って、あの岸田文雄を支持していた。
筆者が何故に岸田を支持するのかを問うと、アホな有権者の常套句である「人柄がよさそう」という返答が来た。
外務大臣時代、政調会長時代に、岸田がやってきたことを鑑みれば、岸田を支持することは絶対にあり得ない。
例えば2020年1月、支那肺炎が危険であることが明らかになり、自民党部会で自民党議員の多くが「支那との航路を遮断せよ」訴えたのにも拘わらず、その訴えを握りつぶした張本人の一人が当時政調会長だった岸田文雄である。
支那人にあまたのパーティー券を買ってもらっている岸田は、国家観なぞなく、支那の機嫌を損ねることが一番の問題で、国民の生命や財産も全く眼中にないのだろう。
その結果、日本が支那肺炎のパンデミックに巻き込まれたのは先刻ご承知の通りである。
事程左様に、ルックスに基づいた人柄の判断ほどあてにならないものはない。

何度も拙ブログで書き散らしてきたが、岸田は真正のボンクラである。
どれぐらいひどいかは、すでに各種報道で明らかになっているが、極めつけは、過去の自民党総裁戦の討論会で、岸田文雄は安倍元総理に「選挙に勝つにはどうしたらいいですか?」というバカ丸出しの質問を堂々としたことだ。
知的障害一歩手前を疑うレベルだと思う。
こんなのが国家の領袖とか、悪夢でしかない。

岸田に次ぎはないと思うが、岸田本人は、次期総裁選にも出馬して勝つつもりらしい。
そうなったら日本はいよいよオシマイだろう。

岸田のような知力も国家観もない人間を選挙で選んだのは、広島県第1区の有権者だ。従って、今の日本の凋落ぶりは、有権者に責任が少なからずある。

総裁選と共に、衆議院選挙も近いとされるが、来るべき選挙では、「人柄がよさそうだから…」という根拠薄弱な理由で候補者を選ぶのはいい加減やめにしたい。
有権者は、投票に際して、候補者の過去の業績はもとより、その知的レベル、そして如何なる国家観を有しているのかをシビアに見定めるべきだろう。