お母さんに喜んでほしい
娘って、どうあがいても
そう思ってしまうものなのかもしれません。
子供のいない人生を
少しずつ受け入れ始めた
私達夫婦ですが、
私の心の中にまだ、
孫を抱かせて
あげられていない
ことについて、
母に対する罪悪感
のような感情を持っていました。
それに気が付いたのは、
2014年に、
最初の妊娠を報告したとき。
母は大喜びで、
私と夫にこう言いました。
こんな嬉しいことはないね!
そうか。
私が妊娠して、
孫の顔を見せてあげることが、
母にとって最大級の喜びなんだ。
それが、親孝行なんだ。
私の中で、私が勝手に
そう刷り込んだ瞬間でした。
その後、
二度流産してしまうのですが、
そのたびに私は、
母を悲しませていることに
申し訳ない気持ちを抱いていました。
でもね、それは
全くの思い込みだったんです。
結婚10周年の日、
笑顔の夫婦写真を送りました。
そして
いつも私達二人を見守り、
応援してくれていることへの
感謝を伝えました。
そうしたら、
母からこんな返信が。
元気で笑顔で
月日を重ねて
くれることが一番
罪悪感から、
解放された瞬間でした。
母が娘に願うことは、
ただ一つなのかもしれません。
それは、
娘が自分なりの幸せを見つけ、
元気で、笑顔で生きていること。
そして、
娘が母にできることもただ一つ。
幸せになる努力をしていることを、
あるいは
既に幸せに生きてることを、
母に全力で伝え続けること。
それがきっと、
母にとっての一番の喜びです。
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