結婚指輪はお互いの指紋入り
2011年9月5日、
私達は東京で入籍しました。
お互い再婚同士なので、
この日を厳選したわけでもなく、
出勤前に品川区役所に出向き、
サクッと届け出て、
「夫婦」になりました。
結婚手続き自体は、
通過する節目。
それ以上でも以下でもない。
あと約50年間を一緒に生きる山登りの、
「一合目」的な位置づけです。
それでも、
大切な節目であることは確か。
結婚10周年ということで、
国際結婚して良かったこと
について振り返ってみます。
なんといっても一番は・・・
🎈世界が広がる=心が自由になる!
【こころの自由度】が高くなった要素を
書き出してみますね。
① 感情をオープンに伝え合う手段が多い
言葉やスキンシップ、
顔の表情やボディーランゲージ。
日々の行動で、
気持ちをオープンに伝え合う暮らしです。
ふたりで目指すところは
『以心伝心』 ではありません。
あの手この手で工夫する
コミュニケーションを楽しんでいます。
② 自分のことが深く理解できる
相手との違いを通じて、
自分の価値観に気付くチャンスが、
日々の暮らしに沢山転がっています。
もちろん、
相手が日本人でも、
価値観の違いは、あって当然です。
ただ、日本的な価値観が
デフォルトではない環境にいると、
ぎょっとすることも多い。
そういう時、
自分の感情を深堀りしていくことで、
これまで意識していなかった
自分の思い込みや、
固定観念に気付きます。
③ 多様性に満ちた環境
ベルリンの親戚や友人の約70%が、
出身国の違うパートナーを持っています。
そういった交友関係を通じて
世界中に身近な国が増えました。
それぞれの国への関心が高くなり
アンテナが立つことで、
意識的に取り入れる情報の
幅が広くなります。
また、住む環境の選び方、
暮らしのスタイルなども様々。
おかげで、自分も
『〇〇〇でなければならない』
という考えから自由になってきていることを
実感しています。
④ 自分の役割(妻、嫁...etc.)
に関する価値観から自由になれる
母の世代はまだ、
嫁としてあるべき姿、みたいなイメージを
持たされてきたと思います。
相手の実家に帰ったら
率先して食事の準備をするとか
気遣い心遣いを
お歳暮やお中元で伝えるとか、
跡継ぎの男の子を生まなきゃとか。
でも、夫の両親が
片方はドイツ人、片方がアメリカ人、
のような環境だと、
日本の伝統的な「嫁像」は
全くお呼びではない。
この10年で、
『妻/嫁たるものは〇〇〇』 から
随分と解放されてきたなぁ、と感じます。
※もちろん、『良い嫁像』が確固として
大切にされている国もあると思います。
上記は、私個人の意見です。
⑤ 嫁姑関係、親戚付き合いが本音でできる
本音&建前は不要です。
気分が乗らないときは、
Noと言っても大丈夫。
余計な気を遣わなくてもいいのが
とても気楽です。
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