Pure Heart熊本のKIMIです。
前回の記事では、チェイサーの中に存在する『男性性と父性』について私自身のことを例に挙げてお話ししました。
元々私の中に強く存在しているはずの『男性性と父性』が何故こと恋愛になると鳴りを潜めてしまうのか…
それは本能的な部分だけでは無く、両親の関係性や環境からの刷り込み等が大きく関係していたように思います。
私の両親の関係性は
『亭主関白で庇護本能の強い父と意志が弱く自立出来ない母』
と言う見事な補完関係で成り立っていました。
時々激しい夫婦喧嘩はするものの基本的に仲の良い両親だったので、この両親のパートナーシップの在り方が私の中で無意識にインストールされていたのです。
恋愛を上手く行かせる為には女性は外見を磨き、自己主張はなるべく避け、可愛らしく愛嬌を持ち、自分の弱さを武器にして、男性に頼り甘えることが何より重要だと言うスタンスです。
まぁこれは私の両親のパートナーシップだけでは無く、時代背景も大きく関係していたように思います。
私が20代の頃はバブル全盛期でしたから↑のような恋愛が理想とされており、その証拠に当時のトレンディドラマ(死語(^-^;)やアイドルなどもあざとく媚びるような女性がもてはやされたものです。
そのような環境の中で、本当は自立心が強く存在しているにも関わらず封印し
『弱さを出し頼ることで男性に守って貰うことが女性の幸せなのだ』
と言う認識へとシフトして行くこととなり、その生き方が20数年ほど続くこととなります(^-^;
そんな中でのYとの出会いは私にとってかなり衝撃で混乱をもたらすことになりました。
Yは私の父に良く似ていて庇護本能がとても強いのですが、父と違うところは
『完全に甘えさせてくれずに自立を促してくる』
のです。
それは私の仕事に対して特にそうでした。
他にも私のプライベートの部分における持続力&継続力& 忍耐力の無さに対して容赦が無く、厳しい言葉を沢山かけられ鍛えられたりしたものです。
ただ私としては厳しくされながらも
『Yが側にいることが何より甘えの拠り所』
となっていたので、どんなに厳しい言葉も半分しか入って来なかったのだと思います。
そう、サイレントに入るまでは。
サイレントに入った私は必然的に男性性と父性を目覚めさせることになる訳ですが、恐らくYの表層意識はそれを狙って意図していた訳では無かったように思います。
ですが魂の部分ではYはきっと知っていたのです。
『今は離れることがお互いの更なる成長の為なのだ』
と言うことを。
そしてそれはYのテーマである女性性と母性を目覚めさせることにも繋がるとYの魂は知っていたのだと思います。
次回へと続きます。
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