Pure Heart熊本のKIMIです。
前回の記事でもお伝えしましたように、ランナーがチェイサーに求める愛には三つの段階があります。
❶サイレントに入る前→チェイサーからの賞賛や承認。男としての自信を持たせてくれる愛。
❷サイレント初期～中期→そっとしておいて欲しい、黙って見守って欲しいと言う引き算の愛。
❸サイレント後期→無条件の信頼、尊重、理解と言ったコントロールや見返りの無い愛。
今回の記事では❶について詳しく掘り下げてみたいと思います。
一般的な恋愛指南書では❶の部分が特に強調されて書かれているものが多く、パートナーシップを上手く築く為には男性心理をしっかり理解することが必要と説いています。
例えばLINEの送り方、内容、頻度から既読&未読スルーに対する対処法等…男女のLINE(メール)に対する捉え方の違いを落とし込むのです。
もし愛にレベルがあるとすればまだレベル1～2くらいの段階でしょうか。
この段階では
『テクニック』
もある程度有効となります。
所謂駆け引き的なことをしてもマイナスには働かない場合が多いのです。
理由としては恋愛初期の頃は、男性もハンターのように追うことが楽しく、また女性も追われることに快感を感じ、簡単に捕まらないように焦らす等のドキドキワクワクしたゲーム感覚の方が強いからです。
この時の二人の愛は殆どが目先の欲求に向けられており『会いたいから会う、触れたいから触れる』と言った
『恋特有のドーパミンが溢れている状態』
だと言えます。
周りの忠告など全く耳に入らず、反対されればされるほど燃え上がり酔いしれてしまう場合もあるでしょう。
このドーパミンの非常に怖いところは、この酔いしれた感覚を
『真実の愛』
だと思い込んでしまうところです。
エーリッヒ・フロムは『恋に落ちた時の情動と愛すると言うことはしっかり区別しなければならない』と言っています。
また更には
『恋愛は未熟なものでも出来るが、真に愛することは成熟した人格のものしか出来ない』
と言い切っています。
そう考えると❶の段階と言うのは、ランナーもチェイサーもまだ愛することに対して未成熟であり、お互いが
『愛される為にはどうすれば良いのか』
と言った受動的かつ搾取的な段階だと言えます。
例えば、女性が一見甲斐甲斐しく彼に尽くして愛を与えているようで、実は彼から愛される為の(彼をコントロールする為)の行動だったりする…と言うのは良くあるケースです。
この場合、男性が所謂ダメンズになってしまうパターンが多くそれどころか共依存的な関係性へと進んでしまうと言う怖さも潜んでいるのです。
次回へと続きます。
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