あなたと食べたフィナンシェ/加藤千恵
小説「あなたと食べたフィナンシェ」著 加藤千恵あなたと食べたフィナンシェ (幻冬舎文庫)Amazon(アマゾン)出版社 幻冬舎値段 825円ページ数 264ページあらすじ食べ物にまつわるショートショート集。誰にでも、忘れられない記憶の中に、食べ物はある。感想どのお話もわかる、が詰まっていました。特にお気に入りは「納豆オムレツ」。「ちぎれるような悲しみだけど、君に会えてよかった、絶対よかった」この言葉って心理だよなぁと。わたしも犬を飼っていたことがあって、もう危ないという状態になって会いに行くと、「おかえり」とでも言うように、「最後に会えてよかった」とでも言うように、大きく一回吠えてくれました。そして、死んだ。そのことをわたしは絶対一生忘れないと思います。忘れないというか、忘れられないですね。わたしも出会えてよかった、一緒に遊んだり、たまにわたしが怒ったりしたこともあったけれど、君に会えたことはわたしの人生の宝物だよと思います。あの子は食べることが好きだったから、もししゃべれるとしたら、何を食べたいと言っただろう。そう、考えたりしました。納豆オムレツって、犬好きなんだろうか。人の十人十色と同じで犬もきっとそれぞれだから、好きな犬もいるのかな。あの子も何を一番好きだったか、最後に何を食べたかったか。思いを馳せたりしました。