サラと魔女とハーブの庭/七月隆文
小説「サラと魔女とハーブの庭」著 七月隆文サラと魔女とハーブの庭 (宝島社文庫)Amazon(アマゾン)あらすじ学校に行くことに戸惑いを感じるようになった由花がハーブのお店をしているおばあちゃんのところへ少しの間お世話になることに。そこでかつて出会った『サラ』という由花にとって特別な友達ともう一度会うことを願い、おばあちゃんのお店のお手伝いをし、だんだんと成長していくお話。お気に入りの一言「命に染みるみたいだったわ」「自分はもっといい人間だと思っていたのに」出版社宝島社値段1,300円感想由花だけの特別な友達のサラですが、わたしのイメージは勝手にジブリ映画の「思い出のマーニー」のマーニー。そして、おばあちゃんは「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんに似ているところがある気がしました。ちょっとだけ、この二つの作品を足して割った感じではあるかもなぁと。ハーブへの興味を強めてくれる一冊でした。もともと、ハーブやアロマに興味があったのですが、この本を読んでハーブ真剣に勉強しようかなと。ハーブを知っているということは、自分に優しくしたいときに自分に優しくできたり、人に優しくしたいときにちょっとでも手助けになったりしないかなぁと思うんです。ただ、育てるのは自信がないかも。植物育てられないんですよねぇ。小林くんの思い出が、淡くてそしてとても濃くて、素敵なエピソードだと思います。もう二度と会うことのない、初恋に近い感情を抱いた男の子のこと、きっと、一生大切に忘れないのではと思います。サラの存在って、誰もが持っている、というか持っていたというか。そんな存在だと思うんです。わたしも子どもの頃、このお話のサラほどくっきりではないけれど、友達みたいに寄り添ってくれるわたしだけの特別な存在がありました。いつの間にか、その存在は消えてしまったけれど、あの時、わたしを救ってくれていたのは確かにその特別な友達だったと今でも記憶にあります。魔女っていうのがずるいですよね。もう『魔女』っていう単語がいい。わたしは子どもの頃なりたい職業が『魔女』だったくらいなので、この本のタイトルを見たときに、読みたいなぁととても思いました。この本に出てくる魔女ことおばあちゃんもとても素敵な人で。わたしも修行を積んでいつか魔女になれたらなぁ!なんて結構今でも真剣に思っていたりします笑七月隆文さんの文章はすらすらと読みやすくて、相性がいいのかなぁと思っています。どちらかと言うと、思春期の女の子におすすめの一冊かもしれないないなぁと。大人には、子どもの時に自分にもいたよね、こういう存在!という懐かしい思いができるかなとも思います。