ドイツ会社員歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
NYで国連総会が開催中ですね。
私は１０年以上前ですが
この時期に何も知らずにNYに行き
オバマ元大統領と
JFK空港到着の時間が被りました。
なので２時間ほど
私が搭乗した飛行機は着陸できず
NYの空を旋回したというのが
今でも忘れられません(;'∀')
さて、先日のセッションで
「海外に転職した時に日本で
払ってきた年金はどうなるのか」
ドイツ、フランス、スペイン、
ベルギーやオランダ
スゥエーデンなど諸外国と
日本は社会保障を提携しています。
つまり日本で払ってきた年金は
例えばドイツでも
支払い分として認められます。
逆にドイツで支払ってきた年金は
日本に帰国したら
支払い年金料として計算されます。
提携先はもちろん
ヨーロッパ諸国だけではなく
アメリカ、中国、インドなど
多岐に渡ります。
ただし最近移住先として
人気の東南アジア諸国とは
まだあまり提携は
なされていないようです。
でも提携していないから
海外で年金を受け取れないのか
と言えば
そういう訳ではありません。
日本で払ってきた分は
手続きをすれば海外でも
受給ができます。
提携の背景は、例えば
駐在員の方が日本と海外で
二重に年金支払いの義務が
生じるのを防止するためです。
もう一つは日本と提携国での
支払い年数を
通年で計算することで
年金を受け取りやすくするためです。
どの国でも年金を一定期間払うことが
受け取りの条件ですからね。
ちなみに、私がドイツに来た頃は
今年、日本への一時帰国の時にも
「え、これがこんなに安いの？」
と度々驚きました。
だから、このような経済状態が続くなら
今ヨーロッパで働いて
老後を日本で過ごすと
金銭的なメリットはありそうです。
そしてまさに今は円安だから
なおさらユーロ（昔はDM）で払って
円でもらう場合は有利ですね。
ちなみに年金受給は
ドイツの銀行口座ならユーロ、
日本の銀行口座なら円で
もらえるそうです。
ユーロかなぜか米ドルで
小切手の郵送も可能だそうですが
日本でまた両替するのは
ひと手間ですね(;'∀')
将来はビットコインのような
デジタル通貨で年金を
受給するということも
出てくるかもしれません。
とはいえ、払わないと
年金はもらえません。
そして多くの国では
国の年金だけでは将来足りない
という可能性があります。
ドイツでも大手企業なら
企業年金はあるし
プライベート年金への
加入も出来ます。
収入があるうちに
住む場所も含めて
将来への準備をしっかり
しておきたいですね。
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