ドイツ会社員歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
水不足が続く南欧をよそ目に
ドイツは雨・雨・雨の日々。
水不足の地域があるからこそ
雨が降ることには
ありがたさを感じますが
夏らしさが全くないのも事実。
ところが昨日の午前中は
久しぶりに青空が広がって
すがすがしい気分でした。
何事もそうですが、
耐えた後や頑張った後の
気分というのは爽快です。
私は高校の時から
「若いうちに多く苦労しておけば、
後の人生がラクになる」
と思っていました。
なんでそう思ったのか、
きっかは覚えていません。
でも例えば、部活で
毎日頑張って練習しても
レギュラーメンバーにはなれない。
悔しかったし、
他のレギュラーになれない子は
試合にも出れないなら、と
退部していきました。
私は代わりに
自分の出来るベストのことは
なんだろうか、と考えました。
そこで当時はなかった
マネージャー職を監督に志願し、
選手の役に立てるよう
サポートに徹しました。
自分なりにやりがいを見つけて
学生時代の「小さな挫折経験」を
「小さな成功体験」にしました。
その延長線上で
大学でも体育会水泳部の
マネージャーに興味を持ちました。
そして当時７０代の監督さんが
見学に時にいい話を
してくださって、
それにつられて入部しました。
だけど、朝練がほぼ毎日あって
そのために朝４時半起きで
始発電車に乗って
１時間半かけて練習場まで行きました。
おまけに夏休みには、
休みを返上で水泳教室を開催し、
ちびっこに水泳を
教えていました。
今思えば、せっかく色んな事が
できる「花の学生時代」に
なんでそんな大変な道を
選んだのだろうとも思います(-_-;)
実際に、体調を崩し
３年生の夏で退部しました。
だけどこれも当時の私にしてみれば
「若いうちに苦労しておけば…」
という考えに基づいていました。
それに当時、練習の傍らや練習後に
監督が私にしてくださった
（時には海軍の）話を聞けたのは
とても貴重でした。
そんなにあれこれと
「準備」をしていても
社会人になってからは大変でした。
国際弁護士事務所で
働いていたのですが、
トップ弁護士は仕事の出来る一方で
厳しい方でもありました。
何かあれば、その度に
「アホか！」
とよく怒鳴られました。
例えば、上司に都内の方から
電話がかかってきた時に
折り返し連絡がほしいということで
不在メモに番号をメモしました。
その時に都内の市外局番の
「03」を書いたのですが
「無駄なことすんな！」
と１時間ぐらい説教されたものです。
だけど無駄なことはせず、
考えながら仕事をする姿勢は
この時に学びました。
だから日本で過ごした
学生時代や社会人生活では
多くのことを
学んだと今でも感じています。
だからこそ、今のドイツの
社会人生活は
ドイツ人の同僚が文句を
言っていても私には贅沢に聞こえます。
残業がなくて帰れることに
感謝ができるし、
上司が優しいというのも
特別なことだと思います
（だけどその半面で
上司は優しいだけでは
足りないというのもありますが）。
友人の話を聞くと
今でも日本で働くのは
とても大変なことだという
印象を受けました。
でもそういう経験は
海外で働けば
必ず活きてくるものです。
だから、頑張っている人にこそ
海外で働くことの
楽しさを知ってもらいたいと
考えています。
雨の日が続いた後の
晴れ間が特別なように
楽しみながら毎日働き
海外ならきっと
シアワセを感じる働き方が
見つかるはずです。
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