ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
日本に一時帰国中の
ブットラー惠子です。
都内はいきなり30度近い
天気でしたね。
大雨警報の後は、
熱中症に気を付けてないと
いけないから、
日本は色々大変ですね(-_-;)
さて、先日も書きましたが
週末は母と箱根へ
小旅行に行きました。
父が介護施設に入ってからは
「私一人で旅行に
行くのは、申し訳ないわ」
と言っていた母。
父が家に居ないという
状態になれたのか、
久しぶりに父なしで
旅行をする気になったよう。
外出することが
減っていたようなので、
久しぶりの小旅行は
よい気分転換だったようです。
でも、母はよく
自己反省をする人です。
しょっちゅう
「あっちのケーキを
注文すればよかったわ」
「ミルクティーじゃなくて、
レモンティーにすれば
良かったわ」
といった塩梅。
だけど日々に事だけではなく、
大昔のことも
よく覚えていて、
色々後悔しています。
例えば、結婚前に
行きたいと思っていた
海外旅行に行かなかったこと。
亡くなった自分の両親に
生前中もっと
こうすればよかった、と思うこと。
自分の姉や兄にも
違う風に接すればよかった、
と考えていること。
などなど。
70代半ばだし、
毎日色々起こるワケではないから、
過去のことばかり
考えるのは当然かもしれません。
でも過去のことは
変えることができません。
変えることが出来るのは、
せいぜい自分の中で
過去の出来事の意味づけだけ。
つまり、例えば
イヤな過去に対して
「思い出してもムカつく」
というままにしておくのか
「でも、あれがあったから
後でこんないいことがあった」
と見方を変えるか、です。
でもよくセッションをしていると
「もっと早く語学の学習を
していれば良かった」
とか
「もっとちゃんと
自分のキャリアについて
考えておけばよかった」
とかよく伺います。
もちろん私も
その気持ちは分かります。
私はずっと
絵を描くことが大好きで、
学生の時は絵を描く
職業を夢見ていました。
でも、才能に自信はなかったし
親から反対されて
すぐに芸大は諦めました。
だから所詮は、
すぐに諦めてしまえるほどの
夢だったのかもしれません。
ただもし当時私が
キュレーターという職業を
知っていれば、
もしかしたら目指していたかも。
でも、当時
芸術の道を諦めたから
海外就職を目指そうと思って
今の私があります。
だからあの時の決断は、
今では決して
悔いるものではありません。
つまり何かを諦めたから
他のことが手に入った、
という訳です。
例えば語学の学習を
断念した人は、
仕事が忙しかったのかもしれません。
海外留学を諦めた人は、
好きな人と一緒に入ることを
選択したのかもしれません。
だけど、その分
会社でキャリアを詰めたり、
好きな人と結婚が出来たり
得たものがあることでしょう。
それに
「あの時もっと…」
というのは
後だから言えること。
あの時私たちは皆、
当時の状況で
精一杯の選択をしたはず。
だからあの時の決断は
あの時出来たベストの決断です。
言うまでもなく、
時間は巻き戻すことができません。
だからもし
「あの時…」
と悔いることがあるのなら、
今すぐ始めてみること。
そして、今出来ることに
全力を尽くすこと。
もしかしたら、当時
目指していた同じことや
方法は出来ないかもしれません。
だけど、少しでも
それに近いものがあるのなら
出来ることからしてみましょう。
それが今出来る、
ベストの決断です。
つまり、
いつでも今がスタートです。
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