ドイツ在住歴約20年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
出張で泊まったホテルが
警察官の何かの後の
滞在先だったようです。
ロビーには制服姿の
警察官がわんさか居て、
何もしていないけれど、
なんだか緊張しました(;'∀')
さて私の勤務先では今年から
商品の値上げが決まり、
私もお客様にメールをしました。
「こんなご時世だから仕方ない」
と理解を示してくれる
お客様もいれば、怒ったような
リアクションの方もいます。
怒っていたり、値上げ率を
交渉してくるようなお客様には、
理由を説明して
理解してもらうしかありません。
だけど今回は、個人的に
それより対応に困ったメールが
ありました。
それはドイツ人の
お客様からのメール。
ドイツ人からのメールは、
たいてい
「ハロー、ブットラーさん」
で始まります。
しかし、このメールは
「ハロー、ケイコ」
と始まりました。
ドイツ語には、
日本語で言うなら尊敬語(Sie)と
タメ語的な言い方(du)
の二つがあります。
そしてこのメールは
「敬意をこめたduを
使うのをお許しください」
と一方的な自己承諾の後、
タメ語で文章が続きました。
過去に何回かやり取りが
あったぐらいで、
そんな親しいビジネスの
相手でもありません。
だからタメ語的用法を
使ってのやりとりは、
ハッキリ言って
違和感がありました。
日本でも、どんなに親しくなっても
ビジネス上の関係なら
尊敬語が基本でしょう。
私も海外就職をしている
日本のクライアント様とは、
なんとなく下の名前で呼び合う
こともありますが敬語です。
ドイツでもその辺りの
感覚は日本と似ています。
それなのに、
「いきなりお客様から
タメ語でいきましょう」
と言われたので、
返事を書くのに困りました。
不快に感じるのなら、
「いえ、敬語でお願いします」
と言うこともできますが、
それはそれで失礼。
相手は私への親しみを
込めてのタメ語を
提案してくれた訳ですから。
結局私は考えた末、
とりあえずお客様に合わせて
タメ語的用法の「du」で返信しました。
お客様ご自身が書かれた通り
ドイツ人とドイツ語は
きっちりしています。
基本的には、尊敬語から
タメ語に切り替える時には
「Du (タメ語)でもいいですか」
と聞くのがルール。
でもそもそもこの「お伺い」を
立てるタイミングすら、
私には職場や仕事だと難しい。
というのも私にとって、
年上の人や職場の先輩には
「Sie」の尊敬語を使うのは
ごく当然のこと。
それはお客様が相手も同じです。
だけど「du」は通常、
友達や家族、親しい同僚など
に使うモノ。
だけどお客様とは
タメ語だからといって、
ビジネス上の関係であることには
違いありません。
だから実際の関係性と
言葉遣いに差があると、
違和感が大きいんですよね。
しかもこの話を
職場の先輩に話したら、
5年間尊敬語を使ってきた先輩とも
タメ語ではなすことに。
何事も慣れとはいえ、
5年間の習慣を
変えていくのは難しい(;'∀')
英語では丁寧な表現はあっても
こういう使い分けはないので、
こんなことで悩むのも
ドイツ語ならではですね。
いずれにせよ、
ドイツで働く時は、
Sieとduを上手く使い分けるのも
ビジネスマナーです。
ドイツ語を学ぶ際には
どちらの動詞活用もしっかり
身に付けましょうね。
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