ドイツ在住歴約20年
海外フリーライフ・アドバイザー
ブットラー惠子です。
バイエルン
海外就職・転職、
海外移住の準備というと、
語学の勉強やその国の下調べ、
履歴書の作成を
思い浮かべる人が多い
と思います。
これももちろん
大事なことです。
でもこれだけでは、
実は不十分。
日本だと色んな
情報を得られる場が
提供されています。
例えば、
大学でも3年になったら、
就活ガイダンスがあって、
それに参加すれば
就活は
何をすればいいか分かる。
海外移住だって
相談会や
カウンセリングがあって、
ある程度の情報は得られる。
でも実際に海外に行くと、
途端に
一人放りだされたような
感覚になります。
相談会やカウンセリングの
情報は
海外生活のほんの
一部にしか過ぎない。
実生活では、
自分で調べて、考えて、
判断していかないと
いけません。
フランスの
シャルルドゴール空港って
道案内が
少ないんですよね(-_-;)
自分の搭乗ゲートに行こうと、
標識に従って
歩いているつもりでも、
まったく違う所に行きつきます。
標識がなかったけど、
途中どこかで
曲がらないといけなかったり
するんです。
これぐらいなら、
途中まで戻って
別の方角に歩けば
たどり着けるので、
時間があるのなら大した
問題ではありません。
でもようは、
海外は日本ほど
親切ではない、ということ。
だから、自分で考えて
動く必要があります。
物理的なこと以外でも、
日本で当然のことが
海外ではそうでない、
というのはあります。
日系企業時代の
日本人の上司は、
「日本の労働文化のいい所を
ドイツでも取り入れたい」
と言って、
ドイツ人にもっと
残業をしてもらおうと
していました。
彼にとって「残業」は
会社のために頑張る
「いいこと」。
でもドイツでは、
「残業」は時間内に自分の
仕事を終わらせる
能力がないコトを意味します。
おまけにドイツでは残業を
規制する法律があり、
税金が高いので
残業しても手取りは
あまり増えません。
案の定、
彼のやり方は社員から
反発を招き、
浸透しませんでした。
だから海外では、
その国の状況や
文化的背景を考慮し、
別の価値観を認め
取り入れないと
いけな時もあります。
つまり、
海外生活を楽しめるのは、
考えに柔軟性があって
自立している人。
逆に自分にとって
安定が大切という人は、
海外移住が
本当にベストの選択なのか
考えた方がいい。
海外生活で特に最初は、
イチから基盤を
築き上げていかないと
いけないし、
自分の価値観を
変えていく必要もあるから。
そして結局のところ、
海外移住の準備として、
自分のことを知ることが、
とても重要です。
海外生活について
下調べや語学学習は
ネットからでも
情報は得られます。
だけど
自分のことについては、
自分でじっくり
考えてみないと分からない。
ここまで記事を読んで、
自分は柔軟性がないから、
海外生活は向かないかも…
と思った人も
いるかもしれません。
でも本当にそうでしょうか。
身近な人は、
あなたについて、
なんと言っていますか。
最後に自分がやり方を変えたり
考え方を変えたのは
いつどんなことだったのか
思い出してみましょう。
自分が思っている以上に
柔軟性が
あるかもしれません。
今までいっぱい
海外就職・移住に関して
調べたけど、
不安で動けない人は、
心の準備が足りていない
のかもしれません。
海外生活を成功させるために、
一度改めて、
自分とじっくり
向き合ってみませんか。
*・゜゜・*:.。..。.:*・
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