こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・カウンセラー
ブットラー惠子です。
Uelzen
会社で数年働いていると、
後輩が出来て、
昇格をすれば
部下が出来ます。
駐在の方だと、いきなり
現地の部下や同僚と
仕事をすることになります。
でも後輩、部下に
思った通りに
仕事をしてもらうのって、
難しいですよね。
労働文化や言葉も違う
人たちと働くなら、
なお更です。
もちろん人間である以上、
ミスはあります。
誰もミスしたいとは
思っていないし、
わざとミスする人は
いません。
だから私は
後輩や部下がミスしても、
責めたりしないし、
理由を聞くときも
「なんで」という
言葉は避けます。
「なぜ」と質問をすると
批判めいて
聞こえるからです。
でもそれでも
後輩や部下に今後のためにと
間違いを指摘すると
欧米ではたいてい
「自分のせいではない」
という自己防衛の
言葉が返ってきます。
「それは○○だと思った」
「ｘｘさんがそう言った」
それが本当のこともあれば、
残念ながら
嘘をつく人もいます。
なんでこうなって
しまうのかというと、
欧米人は
自己への評価が高いから。
文化心理学的の研究でも
明らかに
なっていることですが、
欧米人は
自己評価が東アジア人と
比べると高い。
つまり、
自分は平均以上に優れている、
他者より優れている、
と思う傾向が強いんです。
同時に
上手くできなかった
出来事の原因を
人のせいにする傾向が強い。
逆に日本人は自分に批判的で、
何か失敗したら
原因が自分にあると
思いやすいんです。
この違いの背景は文化に
よるものです。
だから欧米人の同僚、
後輩、部下にミスを
指摘する時に気を付けたいのは、
次のポイント。
✔まず出来ていることは褒める
✔ミスを指摘するのは
批判ではなく、
原因の把握と再発防止、
だと理解してもらう
✔指摘を受けるのは
悪いことではないのを
分かってもらう
✔指摘はシゴトに
焦点を当てる
（本人の能力は批判しない）
こうすることで、
本人の中での
自己防衛のための反発が
減っていきます。
私も昔の会社では
指摘をしても
後輩のミスは減らず
四苦八苦しました。
だけれど
この自己評価に関する
文化の違いが分かってから
伝え方を変え、
その後後輩からの
言い訳もなくなり、
ミスも減りました。
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