こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・アドバイザー
ブットラー惠子です。
今日は
ドイツの職場の文化について
ご紹介しますね。
イタリア語、スペイン語、フランス語
などヨーロッパの言語を
勉強なさっている方は
ご存じだと思いますが、
相手を示す単語は
「あなた」と「君」と
二通りあります。
英語では全てYouだけれど、
その他のヨーロッパの言語では
知らない人、
年上など敬意を持って
話す相手には
ドイツ語なら「Sie」
フランス語なら「vous」を
(「あなた」)使います。
この場合苗字で
話しかけます。
そして気軽な関係にある相手、
年下の人には
ドイツ語で「du」、
フランス語で「tu」。
この場合は下の名前で
呼び合います。
ドイツでは基本的には
初対面の人には
敬語の「Sie」で話しかけます。
プライベートだと
いきなり敬語でない
「du」を使う人もいるけど、
職場では最初は敬語
というのが基本。
でも最近は結構多様に
なってきました。
いきなり「du」を使い
下の名前で呼ぶ人
(移民の背景がある人に
多い気がします)、
「Sie」を使うけど下の名前で呼ぶ人、
どんなに親しくても
「Sie」の敬語を使い続ける人。
いずれにせよ基本は、
会社の先輩方、上司に
合わせるのがルールです。
どちらか分からなければ
敬語を使っていれば、
まず失礼はありません。
また、最初は
敬語を使っていたけど、
時間と共に親しくなって
君(du)に切り替えることもあります。
この場合、ドイツでは
一応ルールがあります。
切り替えには
相手の承諾が必要です。
切り替えを聞くのは
年長者から年下
肩書が上の人から下の人
(先輩から後輩)
女性から男性です。
双方が「du」への切り替えに
合意したら、
自分の下の名前を
相手に伝えながら握手。
改めて自己紹介、って
いったところでしょうか。
几帳面なドイツ人らしい
気がします。
海外で働くのは
下の名前で呼ぶなど
フレンドリーなイメージが
あるかもしれません。
ですが、
同僚、上司、先輩は
友達ではないので
やはり礼儀というのは
大切です。
敬語は日本語にもあるし
日本人にとっては
割と馴染みがあると思います。
なので海外でも
礼儀正しい日本人らしさを
活かしてくださいね♡