こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・アドバイザー
ブットラー惠子です。
昨日も書いた通り、
海外で就職するのに
人からの紹介、
というのは
あなどれないモノです。
なので今日も
海外就職に役立つ
ネットワーク作り
というテーマです。
私は今まで
ドイツに来て本当に
多くの人との
出会いがありました。
日本では知り合うことも
なかったような
一流の芸術家、
それまでよく知らなかった
国の出身者、
街角のスタバで
声をかけてきた貴族
などなど。
といっても当然、
出会った人全てと
話や気が合った訳ではありません。
私にとっては、
コントロールしたがる人、
優越感を感じていたい人、
ネガティブな人
こういう人たちと
付き合うのは難しい。
それでも相手がどうであろうと
人との縁を大切にして
誠実に接するよう
心がけてきました。
もう7、8年ほど前だと思いますが、
友達のドイツ人が
日本に赴任になりました。
そしてある日、
その友人から連絡がありました。
「僕のアシスタントをしている
日本人の女性が
ドイツで
働きたいそうなんだけど、
相談に乗ってもらえる？」
とのこと。
私はすぐに快諾しました。
ところが、待っても待っても
しばらく何のメールも
来ませんでした。
そんなことも忘れかけた
数か月後のある日、
友人のアシスタントという
本人から
自己紹介と今までの経歴、
そしてドイツで就職したい
という相談が
メールで来ました。
私は忙しい合間を縫って、
カノジョの質問に答えながら、
私の経験なども含めて
じっくり回答しました。
その数ヶ月後、
私の勤務先で
チームリーダーを
勤めていた部署で
日本語が出来る人材を
募集することになりました。
真っ先に私は、
メール相談をくれた女性が
頭に浮かにました。
経歴が合う、
そう思ったのですが、
連絡はしませんでした。
なぜかというと、
私から返信に対して
彼女から何の
リアクションもなかったのです。
わたしの返信内容が
参考にならなかったのかも
しれないし、
期待通りではなかった
のかも知れません。
それでも
誰かが時間を取って
質問に答えてくれたら
お礼するのは
社会人として当たり前
だと思うのです。
だから
こういう人の働きぶりは
どうなんだろう？
仕事は出来るのかな？
と懐疑的に思ったのです。
なので彼女のことは忘れ、
結局普通に
人材募集をかけました。
海外で就職につながる
ネットワークを作るには、
特別なことをする必要は
ありません。
ただ人として
礼儀正しくあること。
なぜなら仕事って
結局チームワークだったり
クライアントやお客様との
やりとりが出てくるからです。
日本でも海外でも
礼儀正しいとか
対応がきちんとしている人とは
誰もが一緒に働きたいと
思うものです。
人に対して誠実であることは、
決して
難しいことではないですよね。
