こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・アドバイザー
ブットラー惠子です。
昨日の記事で
海外に住むと
出会いや別れが多い、
というお話をしました。
今日はそれに関連して、
人との縁と海外就職
というテーマについて
書いていきたいと思います。
ヨーロッパでも
人から紹介されて就職、
というはあります。
いわゆるコネですね。
日本でコネというと
ちょっとネガティブな
イメージですが、
ヨーロッパでは
単純に「人からの紹介」
といった位置づけです。
だから
効率的に
人材を見つける方法として
割と普通に存在します。
知り合いからの話で
イタリアやスペインで
紹介による就職というのが
多い印象を受けます。
私が住むドイツでも
中小企業ではよくあります。
というのは、
会社にとってメリットが
あるからです。
人材募集の手間と
広告を出す場合にはその
手数料が省ける。
そして
知り合いからの紹介なら
（ある程度）
きちんとした人であることが
望めます。
私はドイツ語力ゼロなのに
単身でドイツに来たので、
まず語学学校に通いました。
そして
ドイツ語を習い始めて
半年ほど経ったぐらいから、
日本とドイツの
定期交流会の場に
参加するようにしました
（普段こういう集まりは
苦手なんですけどね）。
でも色んな方と
話す機会があり、
「あなたは今
何をしているの？」と
聞かれるたびに、
仕事を探している
答えていました。
それが縁で、
メッセ（展示会）の運営会社で
インターンシップに参加。
ドイツで初めて
仕事をする経験が
積めたのです。
コネになるような
ネットワークを外国で
築き上げるために
特別なことをする
必要はないと思っています。
文化交流の集まりに行く、
趣味を通して
人との出会いの場を作る、
語学学校や大学に通っているなら
先生や教授に話してみる、
自分に合った方法で
活動や交流の場を広げる
ことです。
今だったら
オンラインでも
そういう場がたくさんあります。
大切なのは、
自分とは違う「場所」にいる
人を見つけること。
学生が学生仲間を
増やしても、
そこから就職につながる
人脈はあまり築けません。
だからといって、
初めから
「自分の役に立ちそうな人を見つける」
という姿勢ではいけません。
そういう自分勝手な思いは
相手に伝わります。
あくまで自然体でいること。
そして、できれば
見返りを期待せずとも
最初は自分が「与える」
つまり「助ける」
ぐらいの気持ちで
いることが大切です。
そうすると、
海外でも自然と
ネットワークが広がり、
就職・転職につながる
ご縁ができてきますよ。
