デパートで値段を聞かず買い物したら | ブットラー惠子 グローバルパーソン向け キャリアコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスの悩みを解決する思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

こんにちは、

 

ドイツ在住ブットラー惠子です。

 

(プロフィールはこちら)。

 

 

今日は昨日の続きで、

日本に滞在していた時の話を

 

(昨日の話はこちら)

 

 

渋谷の人混みを

なんとか乗り越えて、

たどり着いたとあるデパート。

 

渋谷の雑踏が嘘のように

店内は高級感にあふれ、

落ち着いた雰囲気。

 

目標の呉服店はすぐに

見つかりました。

 

 

店内に入ると、すぐに

着物を着た少し年配の女性店員が

話しかけてきました。

 

「何かお探しですか」

 

「薄紫の帯揚げって、ありますか」

 

 

すると引き出しから

なんとも言えない色味の

帯揚げを取り出した店員さん。

 

 

 

 

薄紫に真ん中が薄く黄色。

 

わぁ、素敵、とすぐに気に入りました。

 

 

元々買い物は早いので、

 

「ではこれいただけますか」

 

とお会計をしてもらうことに。

 

 

お店の中央にあるテーブルの椅子を

勧められ、座れることに。

 

「お祝いか何かですか」

 

と領収書を取り出しながら

訪ねてくる店員さん。

 

 

「日本舞踊を習っているので、

発表会用に」

 

店員さんは値札をハサミで

切り取りました。

 

「ところで私、

海外に住んでいるのですが、

免税はできますか」

 

「はい、地下1階のカウンターで…」

 

と答えながら、店員さんが

領収書に書いている値段が

逆さながら目に入りました。

 

2500…

 

最後にもう一つ「0」

 

 

…はい?

 

25,000円? (;'∀')

 

 

明らかに想定金額の5倍ぐらい。

 

 

頭が真っ白になるって、

あるんですね。

思考が完全に止まりました。

 

ここまで来たら、

「ゼロが一つ多くないですか」

とも

「やっぱり止めます」

とも言えず、

 

気丈に振舞うことに精一杯(-_-;)

 

 

そもそも、帯揚げの値段が

1万円を超えるがあることすら

知らなかった私。

 

 

クレジットカードを財布から

取り出しながら、

 

どうにかして買い物を止める

ことができないか考えるも、

 

策が浮かばず。

 

 

もはや放心状態で

「1回払いで」と告げながら

クレジットカードを渡しました。

 

 

店員さんが、会計のために席を

立った間も色々な「対応策」が

頭を駆け巡りました。

 

 

明日もう一回来て、

なんらかの理由をつけて

返品しようかな。

 

でも明日は土曜日。

渋谷はもっとすごい人。

 

おまけに時間もない。

 

 

色々考えているうちに、

店員さんが笑顔で

戻ってきました。

 

そして、

レシートとカードを渡した後、

 

丁寧に紙の包みと紙袋に

包装してくれた帯揚げを

店の出口で渡してくれました。

 

私の顔は、

ひきつっていたかもしれません。

 

 

その足で免税カウンターへ直行。

 

 

10%の返還だったので、

2,500円が戻ってきました。

 

なんてありがたい、2,500円。

 

 

 

ドイツだったら、こういう時

どうしたか、

と考えてみました。

 

 

でもね、ドイツだったら

きっとこんな状況になっていなかった。

 

 

なぜなら、

 

接客してくれる店員さんが

いないから(;^_^A

 

Kaufhofなどのデパートの

店員さんは、たいていレジか

商品の整列で忙しく、

 

お客さんの接客まで

手が回りません。

 

 

正直、今までは

ほったらかしにされていると

思っていたけど、

 

自分で自分の納得いくものを

焦らず、じっくり買い物できる

メリットもある

 

今回の一件を通して、

そんなことに気が付きました。

 

 

 

この後、何も買い物ができなかったのは

言うまでもありません。

 

 

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