クーラーをめぐる戦い | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

去年と今年を除き、

 

湿気があまり無く、

気温もほどほどで

割と過ごしやすいドイツの夏。
 
だから一般家庭に
クーラーがあることはごく稀。
 
一方、会社やオフィスには
クーラーがまあまあ、
あります。
 
 
私がこれまで勤めていた
会社にはクーラーはありましたが、
クーラーが苦手な
ドイツ人もいました。
 
 
クーラーを除湿で
温度高めでつけても、
10分もすると喉が痛い、
と訴えてきたり、
 
クーラーは体に悪いと
思い込んで、外の気温が
30度でもクーラーを
つけなかったり。
 
 
そういえば、
以前勤めていた会社には、
かなり体格がよく、
 
朝から汗だくの
ドイツ人の同僚がいました。
 
 
当然彼は、クーラーを
朝からつけたがりました。
 
 
一方クーラー嫌いの
ドイツ人女性Mさんは、
 
朝からクーラーをつけるなんて!
とご立腹。
 
クーラーを即切ってしまいます。
 
 
そして
湿気っぽいから除湿を
したいんだ!と言い張る同僚と
朝から喧嘩をしていました
 
(ただでさえ暑いのに…)。
 
 
クーラー嫌いのMさんは、
「あの人はなんて自己中心的なの!?」
と怒っていました。
 
 
え?
 
 
自己中心的なのは
お互いさまだよね?
 
 
ドイツ人が自分の行動を客観的に
見るのが苦手、
という話は以前書きました↓
 
 
これも、まさにその典型。
 
 
他人の行動ばかり見て、
自分の行動については考えない
ドイツ人。
 
 
私はクーラー嫌いのMさんに
そっと言いました。
 
 
彼は暑がりなのは仕方ないし、
会社ではシャツを
脱ぎたくても脱げない
 
(というか脱がれても困る)。
 
でも、あなたは上着を
持ってくることは出来るよね、と。
 
 
クーラー嫌いさんは
自分が譲歩することに不満の
ようでしたが、
 
翌日からカーディガンを
持ってくるようになりました。
 
 
まさに、
クーラーをめぐる熱き戦い。
 
 
自己主張をする
ドイツ人がいる職場らしい
風景なのかもしれません。