病欠を駆使する同僚たち | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

ドイツでは、
病院に行く場合や
病欠に場合には
 
有給は適応されません。

 

 

有給とは、あくまで

体と心を静養するためのもの、

 

そして病欠期間は

病気を治すもの、と

区別されます。

 

だから

病気になって

病院やお医者さんに行くと、、

 

「この人は働けないですよ」

という証明の書類

(Arbeitsunfaehigbescheinigung)

が出されます。

 

 

そして有給期間中に

病気になったり怪我をして

この書類がお医者さんから

処方されたら、

 

有給はカウントされなくなります。

つまり、病欠扱いに。

 

 

それぐらい、ドイツでは

労働者がある意味

「保護」されています。

 

 

 

この書類

(Arbeitsunfaehigbescheinigung

もしくはKrankmeldung)は、

 

遅くても

病欠3日目から

提出が義務です。

 

会社によっては、

病気と偽ったずる休みを

防止するため、

 

病欠1日目から

提出を義務付けている

ところもあります。

 

が、

 

それがまた裏目に出ることも。

 

 

1日少し休めば

よくなるような不調でも、

 

お医者さんから3日分、

1週間分の「病気証明書」を

出してもらい、

 

必要以上に休む人が

いるからです。

 

 

お医者さんは、

基本病気やケガの症状に
合わせて
「働けません証明書」を
処方します。
 
でも、患者さんの希望に
合わせるお医者さんが
多いのも現状。
 
 
私の会社では今、
1週間半「働けません証明書」
が処方されて、
病欠をしている同僚がいます。
 
 
彼女は病欠になる前日、
上司と彼女の職務範囲について
議論になり、
かなり激怒していました。
 
 

ストレスが原因で

精神的な休養が必要、

 

そういう場合にも

「働けません証明書」は

処方されます。

 

 

 

でも彼女は、

上司と議論した後、

意味ありげな表情をしながら

早退しました。

 

早退した足で、

お医者さんに行ったのでしょう。

 

だから

彼女が抗議のつもりで

病欠をしているような、

 

そんな気もしています。

 

 

彼女が再来週以降、

会社に来るのか…

 

気になるところです。