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カバオの現場探訪記

ハロプロのこと、現場のこと

Hello! Project 研修生発表会2016 ~春の公開実力診断テスト~


今年もこの季節がやって来ました。
「ハロプロ研修生2016春の公開実力診断テスト」
研修生が自分で選んだ曲と歌唱順が発表されましたね。





順を追って見ていきましょう。前編では10人目までいきたいと思います。動画のリンクは記事の一番下に貼っておきます。

1. 秋山眞緖  カラダだけが大人になったんじゃない(Juice=Juice)
今年のトップバッターはまおぴん。℃-ute2期連続帯同に冬のハロコン全国帯同も経験し、今回飛躍が期待される24期の伸び盛り中学2年生。℃-uteで来るかと思ったら、Juiceの最新シングルから力のいる曲を選びました。
この曲、イントロからけっこうダンスあるんですよね。研修生加入前はダンススクールにいた子で、研修生発表会でもダンス選抜に入っています。定評がある武器をどこまで活かせるか。歌唱面では、Juiceは5人それぞれの声にとても特徴があるグループなので、雰囲気を寄せていくか、自分の歌い方でいくかが注目ポイントです。

2. 高瀬くるみ Moonlight night ~月夜の晩だよ~(モーニング娘。)
初っ端から実力派が続きます。2番手は高瀬のくるみん。舞台やドラマでは抜擢される一方、それ以外ではなかなか選抜されずロコドルのセンター経験者としては不完全燃焼の1年だったと思います。高3ですし、勝負かけた選曲です。鞘師以来の衝撃を与えられるか。
イントロのダンスはキレよりも重量感、表現力が試されます。力強いAメロから「ドレスをまとい可憐に舞う」とファルセットで歌うパートへの切り替えなど一人で歌うのはかなりの難曲です。歌唱力には太鼓判を押せる高瀬ですが、声質はかわいい系なのでチャレンジャーですね。去年、度肝を抜かれた衣装が今年はどうなるのかも要チェックです。

3. 小野琴己 赤いフリージア(メロン記念日)
25期の新人さん一発目は小野琴己さん。エイベックス系のスクール出身でモデルっぽいこともやっていたという経歴の中学2年生です。メロン記念日の名曲にして、道重さゆみをはじめとして多くのメンバーがソロや少人数で披露してきたド定番曲をチョイス。
この選曲はけっこう攻めてますよね。難易度というより完成度が求められる。前述のとおり、色んなメンバーが歌ってきて、ヲタなら誰もが「印象に残る赤いフリージア」を持っている分、ちょっとのミスが印象を下げる可能性もある諸刃の剣。まあ、新人さんなので、好きな曲を持ってきただけなのかなと思いますけど。

4. 井上ひかる サヨナラ ウソつきの私(Berryz工房)
古参組の先陣を切るのはひかるん。3回目の実力診断テストです。ももち大好きひかるんは、今回参加メンバーで唯一のBerryz工房曲で来ました。去年はトップバッターで清水賞でしたが、本人はもっと上を狙っているでしょう。
ベリの中でも、大人っぽくてセクシーな1曲です。イントロ、メロディー、サビと常に魅せる動きをしていかないと曲の世界観が立ち上がってこない。もちろん歌い出しの夏焼→菅谷の歌割は歌唱力も表現力も求められる。意気込みでは「髪の先まで意識して」という高いレベルの目標を掲げました。高1にしては大人びた顔立ちのひかるんですが、かなりの挑戦ですね。

5. 児玉咲子 夢見る15歳(フィフティーン)(スマイレージ)
新人2人目は児玉咲子ちゃん。いや、もう同期にすごい名前の子が2人いるので、咲子ってだけでおじさんは応援したくなります。この子もエイベックス系の名古屋のスクールでユニットにも入っていた経験者さん。意気込みの「攻めの姿勢」宣言いいですね。
言わずと知れた超有名曲。選曲は15歳だけど本人は13歳です。歌が声質次第で印象がガラッと変わる曲だと思います。まだ子どもの声だから合うかな?ダンスは特徴的な動きが多いわけですが、なにより、フリコピもコールもない夢フィフってどんなふうになるのか、というのが今から気になって仕方ありません。

6. 野口胡桃 時空を超え 空を超え(モーニング娘。)
新人さんが続きます。研修生史上3人目のくるみちゃん。2月の研修生発表会のお披露目では、まことに「高嶋ちさ子さんみたい」と言われてました。落ち着いた美人系のルックスの持ち主です。そして、研修生入るまでの前歴が出てきていない素人加入の中学3年生。
いやー、すごいの選びましたね。去年の金津美月ちゃんの「君さえ~」と並ぶ衝撃。123以降のモーニングのシングル曲はフォーメーションダンスなので、一人でパフォーマンスするのに不向きで選ばれることが少ないです。とはいえ、スラっとした綺麗なスタイルの子なので、あのゆったりとしたダンスが映えそうで注目です。

7. 加賀楓 恋ING(モーニング娘。)
新人の後を受けるのは昨年のベストパフォーマンス賞受賞者。みんなの憧れ加賀さん(高2)。選曲ではこれが一番の衝撃でした。踊りまくってトップを獲った昨年のかえでぃーの影響か、今年はダンスナンバー選んだ子が多いんですが、当の本人はバラードで勝負に来ました。
シングル表題曲ではないけど、ハロメンにもハロヲタにも愛されてきた名曲です。求められるのは歌唱力と表現力。過去3回ダンスで評価されてきた加賀楓が、踊らない曲で「今までの自分にないもの」を手に入れるためのチャレンジに出ました。表情がずっと課題とされてきた子なので、この曲の持つ甘酸っぱさをどう表現してくるのか、そのへんが鍵になりそう。

8. 前田こころ SHOCK!(℃-ute)
歌、ダンス未経験から、秋山さんと並んで2期連続℃-ute帯同、ハロコン全国帯同、研修生発表会でも出番たくさんと抜擢されている中学2年生の前ここさんが選んだのは℃-ute曲。ほぼ愛理ソロなので1人で歌いやすいナンバーで、よく練られた選曲です。
とはいえ、当然そんなに簡単な曲でもないので、歌唱力がどこまで伸びているのか試されますね。細かいところですが歌詞以外に「チャー」とか「ウーン」とか、けっこうこの曲を特徴づけるポイントだと思うので、やりきってほしいですね。スタイルの良さとダンスの評価が高い子なので、歌いながらどれくらい踊ってくれるのかも楽しみです。

9. 笠原桃奈 愛しく苦しいこの夜に(モーニング娘。)
去年は小学生だったももにゃも、中学生になってどんな曲を選んでくるかなー、と思ったら、去年の春ビュに続いて安定の亀井絵里ヲタ選曲でした。意気込みでは「会場全体を自分のものにして」と。まだ開花してないけど、リハ日記読むと意識高い子です。
この曲の歌詞は、家に泊まりに行って彼氏と初めて・・・する女の子の心情なわけですが、プラチナ後期当時のモーニングのメンバーが歌ってちょうどいいくらいでした。大人っぽい見た目とはいえ、この心理描写を中学1年生がどこまで見せてくるか。曲調は明るめですが、しっとりとした雰囲気が出たらけっこういい感じになるのではと期待しています。

10. 小野田紗栞 渡良瀬橋(松浦亜弥)
バラード選曲2人目は小野田のさおりん。原曲は森高千里さんですが、ハロー楽曲としては松浦亜弥曲。さおりんは2年連続であややを選んできました。好きなのかな。地元静岡でかりんちゃんの後継としてコピンクに出演するなど、期待の高い中学3年生です。
曲ですが、キーが高い。メロから高音を使いこなさないと調子っハズレになってしまうなかなか難しい曲です。こういうじっくり聴かせに来る曲を選ぶというのが意外でしたが、レッスンの成果で歌が伸びているという自信の現れなのかな。ノスタルジックな雰囲気をどう出していくか。最近、ハローの現場で披露される機会の少ない佳曲を掘り出してくるのはいいですね。

(11番目以降は後編に続く)
5/2 後編アップしました

参考
こぶしファクトリーによる歌唱順抽選動画

研修生の意気込みコメント動画

演劇女子部「気絶するほど愛してる!」

東京公演千秋楽に行ってまいりました。
期待を大きく上回る出来栄えに、スタンディングオベーションを送りたいくらい、素晴らしい舞台でした。

中でも、主演の岸本ゆめのと稲場愛香は掛け値無しに素晴らしく、演劇は小さい頃から見ている自分でも非の打ち所がない出来だったと言えます。

サンクユーベリーベリーでも感じましたが、岸本ゆめのという子は役への理解がものすごい。今回は男役でしたが、仕草ひとつとっても、完全にビリーでした。

最も感心したポイントは、動きの数がとても少ないこと。ビリー親衛隊をはじめ、マダム役の茉麻を含めて非常に大きめのリアクションの演技が中心の舞台の中、ビリーだけは非常に動きが少ない。

これはどういうことかというと、目線や顔の角度、手の位置、足の置き方ひとつでビリーを表現しなければいけない。歌っている時でも大きなアクションではなく、マイクポジションや足のちょっとした動きでカッコよさを出す。実は大きな演技よりずっと難しいことです。

そういう「引き算の演技」をやりきったところに、本当に感服しました。岸本ゆめのという才能をあらためて認識しました。下の生写真にもそれがよく表れていると思います。

ゆめの1

対する稲場愛香は、ハマり役でしたね。

なんというか、不幸な巻き込まれ体質がこんなに似合うのかと思いました。それだけに、最後の自分を強く出してくるところはギャップがあってよかったな。

稲場もここぞという場面では大きく動かず、セリフ回しや小さなリアクションでヒロの心情を表現してきました。苦労人だけに、この舞台の主役に懸ける気持ちが強いんだなとも感じました。

最後の狂気を感じさせる森戸とのやり取りや、ビリーを捨てて一人のファンに戻るところなど、完全に入り込んだ演技は高く評価されるべきだと思います。

あとは、2人がどうしてこんなに想い合うのか、客席に納得させる描写がひとつあったらよかったのに、と思いました。が、非常によくできた脚本だったことに疑いはありません。

大きな声では言えませんが、WEEKEND SURVIORの時は、クソみたいな脚本書くやつだなという感想だったので。。。

ということで、ここらで終わりたいと思います。
読んでいただいた方、ありがとうございました。
気絶するほど愛してます!

追記

「気絶するほど愛してる!」で唯一気になったこと。エンディング前までのビリーと寛子の関係って、わがままなDV彼氏と、振り回されてもたまに見せる優しさにすがってしまうダメンズ好きな彼女のそれでしたよね。

参考 

151011 演劇女子部ミュージカル『サンクユーベリーベリー』




この3人で☆譜久村聖 |モーニング娘。‘15 Q期オフィシャルブログ Powered by Ameba
http://s.ameblo.jp/morningmusume-9ki/entry-12092327411.html?device_id=4b9fceee-4899-4fd4-8da0-6936f2da423c

メンバーはハロプロ研修生の加賀楓ちゃんと、はーちんと聖の3人
加賀ちゃんすごーいテキパキしっかりさん


えーっと、鞘師が卒業発表した1週間後にこれですか。モーニングのリーダーと、12期最年長と、かえでぃー。

いや、もう、過度な期待をするとろくなことがないので、泰然自若と構えていようと思います。

とりあえずモーニングの武道館は、かばんに加賀T入れていくか…。

2015年10月29日22時、鞘師里保が12月31日をもってモーニング娘。を卒業するとブログで発表しました。

うーん、正直まだうまく消化できていません。思うことはたくさんあるんだけど、やっぱり2ヶ月という短い残り時間や、エースの卒業なのに卒コンも卒業シングルもないというのがね…。

2011年正月に小6でモーニング娘。に加入し、鞘師はずっと走ってきました。彼女が次のエースであることを誰も疑わなかったし、その責任や重圧を小さな体に背負って走ってきました。

鞘師は人付き合いが苦手というか、コミュニケーション下手なところが見受けられますが、そういう人にとって「頼られる」とか「必要とされる」って、とても大事なことなんです。普段うまく話せない相手でも、ステージの上では誰もが自分の存在を認めるからです。

推測ですが、鞘師はそういう性格ゆえに、周囲の期待に応えなきゃという気持ちが、いっそう強かったろうと思います。それは、期待に応えないと、自分の存在がなくなってしまうという強迫観念にすらなったんじゃないかと。

センターに立つメンバーへの視線は当然厳しく、ヲタからも色々なことを言われます。生真面目な鞘師は、きっと適当に聞き流すとか、相手にしないとか、そういうことができなかったんだろうと勝手に思ってます。

周りが期待するエース鞘師像に見合うパフォーマンスができないときもあったでしょうし、またそういう理想と現実のギャップにもずっと本人が悩んできたのはなんとなく伝わってきていました。

そうやって、消化できない言葉や悩みや思いが鞘師の中にどんどん溜まっていって、コップの水が溢れてしまった。今回の急な発表と卒業は、そういうことなのかなあと、漠然と考えています。

とりとめのない文章になりましたが、発表を受けて思ったこと考えたことをここに記録しておきます。
つばきファクトリー主演、演劇女子部ミュージカル『サンクユーベリーベリー』





11日の朝公演に行ってまいりました。

つばきファクトリー初主演にして、須藤茉麻が初めて演出を手がけたミュージカル。Berryz工房が6年前に演じた舞台のリメイクですが、そっちは見ていないので、僕とっては新作でした。

こぶしファクトリーの『WEEKEND SURVIVOR』以来の池袋グリーンシアター。後ろの方の真ん中あたりという、舞台全体を見渡すのにちょうどいい席でした。

もともとベリがやったものというのはあるにせよ、こぶしに比べるとまず脚本が良かった。ハロメン年代の女の子が演じるのに、ピタッとハマるものでしたね。伏線もそんなに複雑なものはなかった、総じてわかりやすかったなと思います。

劇中を通して光っていたのは、まず浅倉樹々。セリフによって巧拙に多少のばらつきはありましたが、まとっている空気がとにかく本物。怒りや悲しみの表現は、とにかく胸に迫ってきました。

彼女のお披露目だった生タマゴからずっと見てますが、初登場の衝撃に比べて、つばき結成後はやや伸び悩みの印象がありました。どっこい、今回は一皮むけたという感じです。

サンクユーベリーベリーは彼女が演じる学子(さとこ)の成長の物語ですが役と一緒に樹々ちゃん自身も成長したように思えました。この表現力が歌やダンスにつながっていったらと考えると、とても楽しみです。

それからもう一人、岸本ゆめのがとても良かったです。葉子という役や、脚本、演出に対する理解度が高いなと感じました。セリフがないときの表情や所作から役に入りきっていることが伝わってきます。

中でも、学子を自宅に迎えたシーンはその真骨頂でした。並んで食事をする場面、布団を並べて話をする場面。そうだよな、葉子ってこういう「厳しく優しい子なんだよ」と。個人的に一番好きなシーンでもあります。

おとなしいメンバーが多いつばきの中ではやや浮いてるのでは?と心配になることもあるきしもんですが、葉子と同じように、仲間に全力で向かい合ってグループを高めていってほしいなと思います。

そしてそして、この2人を差し置いて一番破壊力があったのは山岸理子です。これもう、見てくださいとか言えない。母親が入院して妹4人の面倒をみる貧乏な苦学生眞佳が、もう、ドハマり。この舞台で一番の当たり役でした。

妹からの電話を受けるシーンなんて、もう泣きそうでしたよ。ビジュアルも、苦学生らしい私服と、上の生写真のような弁天の制服、どちらも抜群に似合う。前者は素朴な魅力が、後者は人形のようなかわいさが爆発してました。

つばきのリーダー、とはいえグイグイ引っ張るタイプではないので、苦労していると思います。ただ、彼女の人間的な成長はそのままつばきのグループとしての団結につながっていくはずなので、これからも応援します。

他のメンバーのことも少し触れておきます。

新沼希空もフランス人形みたいなビジュアルがハマってましたね。一方で、演技初挑戦で苦労の跡がうかがえました。研修生時代から、いいときはエース級なのに、ダメなときはずっこけるくらいダメという子です。そこは魅力ではあるんですが、もう少し安定してきたら楽しみです。

小片リサ。なんでりさまる。が男役?と思ったけど、見てみたら意外とすんなり入りました。眞佳に惚れるところもよく出来てました。歌もダンスも一定レベル以上はある子なので、あとはキャラクターかなあ。

未完の大器、谷本安美。いや、大器なのかどうかもよくわかりません。決して演技が下手なわけじゃないけど、たまにハッとするセリフも本人がどこまで理解してやっているのか謎です。僕の中で、まだ要経過観察案件です。

最後に、須藤茉麻。TRIANGLEに続く男役。今回は演出も担当し、茉麻自身にも挑戦だった舞台だと思います。見ていて「ん?」と思うところがないではないですが、終わったら忘れた程度のものです。

やっぱり舞台上に茉麻がいると安心感がありますね。次は男役じゃない演技を見たいなあ。

ということで、文中にも書きましたが、この舞台を通じてつばきのグループ内の関係が深まっていればいいなと思います。とにかく、ぶつかり合うくらいお互いをさらけ出して、いいユニットになってほしいですね。

長くなりましたがこの辺でー。