まー今日のようにバイク人口が増えてくると、よく聞くようになる話として”中古車のトラブル”ってのがあります。
メンテや整備について今までも色々吠えてきましたが(笑)、明らかに「ヤバいの掴まされた系」のやつか「ユーザーの無知が招いたトラブル」等々、SNSや動画サイトなどで混在してUPされていますので、最近ちょっと食傷気味です。
ということで、何のためにもならないと思いますが、ワタシがモシ中古車捜していて、現車で確認する、まー見るポイントなど話してみようかと思います。
①事故車
まずは、結構皆さん気にするであろう事故車かどうか?ということ。
「ちゃんと直してあれば良いのでは?」とも言えるでしょうが、その時は不具合出ていなくても、修理箇所以外の部分にも大きな応力がかかった場合があり、経年劣化と合わせ技で事故の時のダメージが後々出てくる場合もあります。
経済的な理由で、直し切れていないなんて事も有りますからね。
販売価格が高騰している車種は、結構な修理をしても対価に替えられるので、そうなると解り難くなります。まー常識的な事故修理のポイントとして、ステアリングヘッドパイプのだいたい下側についている、ストッパーに修理の痕か変形がある。強く当たった形跡があるのも、まー気に留めておきましょうか。
ここはステムについているストッパーと対になり、ハンドルの切れ角を決める構造です。上の矢印ステム側は交換できるため無傷でも、下の矢印部分フレーム側は交換できないので、飛んだ場合に修正か修理になります。そのために痕跡が残る場合があります。
もっとも、既に「メカタでドン?」のバイクをわざわざ買って、復元することに無上の喜びを感じる人も居るにはいますから、一概に「事故車≒悪」とは言い難いのかも知れませんが。(;'∀')
②錆
海辺や山間部は抜きにして、錆が浮いているバイクに関して「屋外駐車」「実用で使用」「洗車のし過ぎ」「ほったらかし」等々御座います。
「洗車のし過ぎ」って「えっ?」って思う人も居ると思いますが、私個人的には今のバイク7年くらい乗ってますが、洗車なんかしたのは塩カルに曝露した2回くらいです。
そもそも、バイクなんざ水をブッかける様には出来ていないと思っていて、百歩譲って洗車後の水気などそのままにして置くのはどうなんでしょうかね。
ボルトの溝周り、ボルトの頭周りに錆が浮いている場合があります。
シルバーのボルトの方が、分かりやすいと思います。
この辺が、何か茶っぽいなー!!?ってのも気になりますね。チェーン・スプロケットは金属同士の接触の為、多かれ少なかれ鉄粉は飛びます。油切らせてたり、かまんどくとそれがサビとなってこびりつきます。手をかけていないという事が言えるんじゃないでしょうか?。
往々にして、手の届きにくい部分、目につきにくい部分等、カウル付きのバイクはとかカウルで隠れる部分が、塗装とか省いてある場合があり、それが原因なのかは知りませんが、注意が必要です。
以前、レブルを買う前にCBRを捜していたって書いたことがありましたが、結構な頻度でステムからトップブリッチ間のパーツに錆が浮いていました。
「錆の何がいけないのか?」って思うかも知れませんが、個人的に錆は万病の元、キライです。
③にわか修理。
偏見を持っているのかもしれませんが、素人(及びそれ同様の…)修理された車両は、チョッとキツイです。
修理とかメンテナンスというのは、知っているか知らないかなので「大体自分で行います!!」という人が居ますが、別に偉くは有りません。
調整等で緩める、締めるを繰り返すボルトナットも、適正な工具を使わずに行うばあいもあり、六角の角が舐めかけているのもNG。
キャップボルトの六角穴が舐めているのは目も当てられないですね。特にザクッてあるものは困難を極めます。外車とかでインチネジのものは、間違ってメートルのへクスを使用する場合があり、壊滅的なものもあるので確認が必要です。
見た感じ大丈夫そうでも、底までレンチが入らない場合もありますので要注意。
面白半分で素人が”にわか修理”をして、ヨシンバ一生そのバイクと添い遂げるっていうなら「まーご自由に」と思いますが、やべー修理動画とか挙げている奴らが居ますので、胸糞モノです。
”整備士資格云々”と言うのをよく耳にしますが、ハッキリ言ってクルマとバイクの修理スキルは全く別物で、共通項は驚くほど少ないと思います。
まーまー、書いていたら何か熱くなっちまって、久しぶりに吠えましたが、あくまでも可能性として手を出さないほうが良い場合について話しているわけで、「事故車でも不動車でも、俺はこいつが欲しいんだ!!」となれば、話は別!!こんなブログなんか読まずに、どっとと買えばいいと思います。(⊙ꇴ⊙;)