「キタ――(゚∀゚)――!!」
と、懐かしいフレーズで始まりましたが、別にエルメスから返事が来たわけでもないし、バリウム飲んで早々に便意が来たのとも違います。
巷で騒がれている、レブル「3大疾病」の一つであるKill switchに由来する「エンジン始動不良」が、先日私のレブルにもやってきました。(-v-;)
こう書くと、嬉しそうに見えるかもしれないが、嬉しいわけもなく一度体験するとメインスイッチオンにするたびに「南無三」などと祈る気持ちが深層心理に芽生えて来ます。
ちなみに右側の「スイッチAssy」は、7,865円(込み)で、交換工賃は約5,000円前後位だろうか?右はアクセルワイヤー有るから、もう少し高いか? 要問合せ!!。
でも、部品に対策品が出てないようなら予防のために交換しても意味ないし、かといってそのままでは不安だという気持ちは私にもわかります。
今回は、Kill switcheを入れなおしたら、難なく復旧してしまいましたが、あくまでも応急処置として私が今後のために準備した作戦をお知らせします。
その前に、まず症状から整理しておかなければなりません。始動不良と言っても千差万別、実にいろいろありますからね。
①メインスイッチをONして、メーターは点灯する
② ①でスイッチをONした時、燃料ポンプの「ニー」音及びリレーの「カチカチ」音がしない。
③ ②の状態でスタータースイッチを押しても”ウンでも無ければスンでもない”
と、この3つが当てはまる場合「Kill switch」の接点異常が考えられます。
同様の症状で、ヘッドライトが暗くなったり、ホーンが鳴らなかったり、ウインカーが点滅しなくなったりすると、バッテリーの電圧低下なども考えられますから、あくまでも上記の①~③以外の不具合が無いという前提でよろしいでしょうか?
配線図を見ると、7.5Aヒューズから白/黄コードが、NC(ノーマル・クローズ)のKill switch(ホンダの場合は「エンジン・ストップスイッチ」)を介して、黒/黄コードで二股に分かれ、片やスターター・スイッチに、もう片方はメインリレー・ベース電源に入っています。
つまり、Kill switchは直電源の入ってるNC(B接点)の普通のスイッチなので、接点異常が起きたとしても通常時”通電”の状態を作り出してやればいいわけです。
取り合えずメインスイッチOFFでKill switchをONにします。(キルスイッチONは、つまり✕側)これは、万が一接点が復活したとき、何かあるとイヤなので念のためにスイッチの通電を切っておきます。
スイッチAssyから出ているコードの被覆をエチケットバサミ等で剝き、その中のコード白/黄と黒/黄を改造した配線コネクタで短絡させてやれば、スイッチの代わりに通電されることになります。
黄丸の部分がコード止めになっているから、コードを貫通させるため削って溝を作る。コレは、エーモンの「結線コネクタ」です。この手のタイプを嫌う人もいますが、私は使っていてあまり何か起こった事はありません。安売りのやつはやばい物もあります。
雨にバンバン濡れるところとかはNGですが、今回は応急処置して帰ってくるまでの間と言う前提です。
出っ張りを切り落として、コードが通る溝を作っていきます。
とまあ、コレが応急の対処法なんですが、スイッチの接点異常なら”カチカチカチカチ”スイッチのON~OFFを繰り返していると復活することもあるので、まずそれを試してみてはとも思います。
私は取り合えず、この配線コネクターとエチケットバサミをバッグに入れて持ち歩き、当該事案が発生した暁にはこの方法でアポロ13号バリの自力帰還を目指します。(大袈裟)おっと、ラジペンみたいなのもあったほうが良いですね。
しかし、この後のレポートは無いに越したことはないんですがね。(V)o¥o(V)
PS
「① ② ③の症状以外正常の場合」と書きましたが、よく見ればKill switchがONの状態、つまり遮断した状態でメインリレーで要の”黒/白”が通電されないため、エンジン関係の補器類殆どに通電されません。
ですから特に、後付けされた電装パーツなどは”何色のコード”から電源を採っているかによって作動、不作動分れると思います。つまり、現状把握できない不具合が他にもあるかもれません。アシカラズ。
・いつもの完結編⁉️